Author Archives: maggy

スーパーでお買い物。「レジ袋」や「買い物袋」は英語で何て言う?

1月 9th, 2014 | Posted by maggy in 小ネタ - (スーパーでお買い物。「レジ袋」や「買い物袋」は英語で何て言う? はコメントを受け付けていません)

こんにちは、maggy です。頭が冴えないとき、翻訳の作業をしたり、久しぶりに英語を話したりすると、日本語と英語の両者が混じった、どちらともつかない言語を生み出してしまうことはありませんか。私にはよくあります。 >_< 今週、またひとつ創作してしまいました。

コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで買い物をすると、商品を入れるために袋を使いますよね。英語であの袋は Plastic bag(プラスチックバッグ)と呼ばれているそうです。もっとも、最近はマイバッグ(エコバッグ)持参が浸透してきました。
※ plastic は、日本だとプラモデルとかカップのように形をキープできるもののように思ってしまいますが、英語ではペラペラの袋も plastic なんですね

こうしたマイバッグ持参運動の海外の状況を調べるために、英語の資料を読んでいたところ。日本の状況についてももっと調べてみようと思い立ち、検索しようとしたところ……あれ? この Plastic bag は、日本語では何と言いましたっけ? すっかり忘れしてしまいました……。

まず浮かんだのが、直訳してプラスチック袋。聞いたことがあるような、ないような。もっと呼びやすい名前だった気がするので、略してプラ袋? いや、ポリ袋というものは別にありますが、プラ袋ではなかったような……。

考えても考えても出てこないので、別のことをし始めたそのとき。

思い出しました。日本語ではレジ袋でした! Plastic bag という英語の原文に、相当引きずられて、「素材+袋」でいろいろ脳内検索してしまいましたね。

この調子では三連休あけにはまたひとつ創作してしまいそうで、どうも心配です。

おまけマイバッグは和製英語で、英語圏では使わないそうです。海外の買い物袋持参キャンペーンのポスターには「Bring Your Own Bag」と書いてありました。「Bring your My Bag」なんて訳してしまったら、一体誰のバッグを持っていったらいいのか分かりませんね。あと、eco bag も OK です(ECOBAGS.com なんていうサイトも!)。

photo : “Plastic bag ban” by J

英語のアルファベット順で「初めの動物」はハードワーカー?

1月 6th, 2014 | Posted by maggy in 小ネタ - (英語のアルファベット順で「初めの動物」はハードワーカー? はコメントを受け付けていません)

こんにちは、maggy です。英語の世界でアルファベット順に並べて、「初めの動物」として知られている aardvark(アードバーク)はご存知ですか?
※ 中国から輸入されたものとして、chinese zodiac というのはあります

aardvark(アードバーク)はアフリカ原産の哺乳類で、夜行性で巣穴の中に住み、主にアリやシロアリを食べるそうです(写真をご参考ください)。

名前は、オランダ語が元になっているアフリカーンス語というアフリカの言葉の aarde varken = earth pig から来ており、日本語ではこれを訳してツチブタと呼ばれています。

この珍しい動物は、日本語話者にとってはあまりなじみがないでしょう。しかしながら、英語ではアルファベット順に並べると a が 2 つ続いてリストの最初の方に載ることから、他の動物に比べて割合知られているのだとか。雑学クイズなどに使われるほか、名簿リストの最初に載るためか、会社名やサービス名にも使われているそうです。

さらには、イギリスでは響きが似ていることから hard work(ハードワーク)という意味で aardvark(アードバーク) と言うことがあるそうです。ちょっとしたダジャレですね。

日本語の五十音順ではどんな動物が最初に載るのか気になり調べてみたところ、アイアイアオダイショウになるようです。

aardvark のように何かのネーミングに使えるかなと思ったのですが、アオダイショウはどうでしょう。なんでも「初」ならいいかというと、そうでもないようです。

おまけ :「スピード翻訳」の「スピード翻訳」サービスは一般の私信から、ビジネス文書、技術文書、法律文書、珍しい動物・植物の論文など幅広い分野の翻訳に対応しています。お急ぎのとき、専門家の翻訳が必要なとき、そして aardvark(ハードワーク) が溜まったときはぜひご利用ください。今年もよろしくお願いします。

photo : “Aardvark” by Marie Hale


「洋風おせち」で迎えるお正月?新たなる具材に縁起を担いでみた

12月 27th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ - (「洋風おせち」で迎えるお正月?新たなる具材に縁起を担いでみた はコメントを受け付けていません)

こんにちは、maggy です。もうすぐお正月ですね。お正月の食べ物といえばおせち料理。皆さんはどんなおせちを準備していますか?

おせち料理の内容は地域や家庭によってさまざまですが、代表的なものとして黒豆、数の子、田作りの祝い肴 3 種、海老、栗きんとん、伊達巻、昆布巻きなどがありますよね。

最近では、ローストビーフハムなどの洋食を取り入れた、和洋折衷なおせちも見かけるようになりました。先日も、東京のフランス料理専門店でフランスおせちなる持ち帰りメニューの広告も目にしました(「予約完売御礼」の文字も)。その広告を見ると、重箱に海老、フォアグラ、テリーヌ、はたまた黒豆をフランス風にアレンジした創作料理などが入っていました。

「黒豆をこんなにオシャレに調理するとは!」と、そのクリエイティビティとセンスに感動。しかし同時に、「おせち料理って、どこまで崩してもいいものやら?」という疑問も湧いてきました。

そもそもこれは「おせち」なのでしょうか? オードブルとは違うのでしょうか? 重箱に入っていて、おせちらしいものが入っている。それでいてお正月に食べるのだから、やはりおせちだと言えましょうか。あくまで洋風なので「Osechi」とローマ字で表記した方がいいのでしょうか。いえいえフランス料理なのだから、フランス語らしい発音で「Où c’est ici」?

時代の変化とクリエイティブなエネルギーに押されて、「おせち」の境界線は毎年揺れ動いているような。そんな動向に目が離せません。

ところで、おせち料理は味そのものだけでなく、健康長寿や五穀豊穣の願が掛けられ、それぞれに意味がありますよね。例えば、こんな具合です。

黒豆  日焼けするほどまめに元気に働けますように
数の子 子宝に恵まれますように
海老 腰が曲がるまで歳をとっても元気でいられますように
栗きんとん (黄金色に輝く財宝にたとえて) 金運に恵まれますように
昆布巻き (「喜ぶ」の語呂合わせで)喜びが訪れますように

和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことは記憶に新しいですが、農林水産省は今年 11 月に、和食の基本を解説したガイドブック『和食(WASHOKU)』を発行しました。

ガイドブックには、ハレの日の料理などに願掛けという機能性を兼ねる慣習があることが、和食は「日本文化」だと言える所以のひとつとして挙げられています。

それでは慣習に倣い、ローストビーフやスモークサーモン、フォアグラなどの新たな具材も、ただおいしいと口に運ぶだけでなく、それぞれに縁起を担いでみたらどうでしょう。

例えばローストビーフは「牛のように強くなりますように」。スモークサーモンは「滝を登る鮭のように、逆境も乗り越えられますように」。フォアグラは「苦しいほどお腹いっぱい食べられるくらい、豊作になりますように」……?

後付けでは、ちょっと苦しいでしょうか。

おまけ :「スピード翻訳」の「スピード翻訳」サービスは現在、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、マレーシア語(マレー語)、タガログ語の全 8 言語に対応しています。来年も多様な文化を持った方々を相手にお仕事をする皆さん、翻訳が必要なときはどうぞご活用ください。
※ コーディネーターがお世話する「コンシェルジュ翻訳」では、58 言語に対応しています(英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、オランダ語、カザフ語、カタルーニャ語、ギリシャ語、スウェーデン語、 スロベニア語、チェコ語、デンマーク語、ノルウェー語、ハンガリー語、マジャル語、フィンランド語、ブルガリア語、ポーランド語、ラテン語、ルーマニア語、クロアチア語、セルビア語、ウクライナ語、エストニア語、アラビア語、 トルコ語、スワヒリ語、ウガンダ語、クルド語、ナイジェリア語、バンバラ語、 ヘブライ語、アシャンテ語、ペルシア語、ヨルバ語、タイ語、タガログ語、ベトナム語、インドネシア語、ジヤワ語、マレー語、モンゴル語、カンボジア語、 クメール語、ミャンマー語、シンハラ語、ネパール語、ヒンディー語、パキスタン語、ウルドウー語、ベンガル語、ラオ語、マラチヒ語、韓国語、中国語)。お気軽にお問い合わせください。


「ともにパンを食べる仲間」英語の company(会社)の語源

12月 25th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ - (「ともにパンを食べる仲間」英語の company(会社)の語源 はコメントを受け付けていません)

こんにちは、maggy です。忘年会シーズンまっただなか。飲み会は楽しいものですが、仕事絡みの忘年会が続くと、連日お酒を注いでまわって疲れ気味……。「私はコンパニオンじゃない!」なんて言いたくなることもありますよね。

さて、料亭やホテル、旅館で宴会の席などに出張して接客をする女性を意味するコンパニオンという言葉。これは、もともとは英語の companion = 仲間、友人、連れという言葉から来ています。英語では、食事や旅、仕事など、行動をともにする相手のことを広く指します。

調べてみたところ、語源は後ラテン語の compāniōn で、ともに(com)パン(panis)を食べること(ion)という意味なのだとか。パンには food (食事)という広義の意味もあります。よって、どちらかというとパンに限定せず「compāniōn = ともに食事をすること」といったニュアンスでしょうか(参考:Online Etymology Dictionary – companion)。

英語でパンは bread(ブレッド)と言いますが、日本語ではパンですよね。パンは南蛮貿易でポルトガルからやってきました。ポルトガル語のパン(pão)が語源です。さらに遡ると、ポルトガル語はラテン語の子孫で、後ラテン語のパン(panis)が語源になります。

つまり panis(後ラテン語) >> pão(ポルトガル語) >> パン(日本語)という流れで日本にやってきたのですね。

さて、この companion の語尾にある、行為や状態を表す – ion を、集団を表す – y に代えたのが company(カンパニー) です。「company = ともに(com)パン(panis)を食べる仲間(y)」ということですね。

日本では会社という意味が一番知られていると思いますが 英語で company というと、会社などのビジネスの組織はもちろんですが、(食事など)何か一緒に行動する仲間や集団という意味で、広く使われます。例えばイギリスで友人の誘いで食事や買い物、旅行、会合、その他の用事に付き合うと、「Thank you for your company」や「I really enjoyed your company」などと言われることがあります。語源に近い使い方ですよね。

こうして語源を辿ってみると、お酒を注ぎあい、食べ物を分けあうことは、会社(company)という同じ行動をともにする集団の、時代を越えた本質なのかもしれません。食事とともに喜びも分けあい、繋がりを強めましょう!

photo : “preparing bread” by Hans Splinter


マルドワイン、ホットトディ、エッグノッグ…外国に伝わる寒い冬の飲み物

12月 18th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ - (マルドワイン、ホットトディ、エッグノッグ…外国に伝わる寒い冬の飲み物 はコメントを受け付けていません)

'Mulled Wine Sign' by jayneandd

こんにちは、maggy です。寒がりなので、冬場は温かい飲み物を机に置いておかないと仕事が進みません。

以前、ミルクティーが好きなことはこちらの記事(「ミルクティー」はイギリスで通じない? – QUICKTRANSLATE says……)に書きました。でももっと本格的に寒くて、「芯から温まりたい!」というときに飲みたくなるのが Mulled wine(マルドワイン)です。

Mulled wine(マルドワイン)はクローブ、ナツメグ、シナモンといった香辛料と、柑橘類のフルーツ、お砂糖を入れたホットワインです。mull という動詞ひと言で、「sweeten, spice and heat a drink(飲み物を甘くしてスパイスを入れ、温めること)」を意味します。いろんな素材が入って、いかにもおいしそうですね

イギリスではクリスマスの時期が近づいてくると、クリスマスマーケットはもちろん、カフェ、レストラン、パブなど、さまざまなところで見かけます。マルドワインの香りをかぐと、クリスマス気分が盛り上がります。身体が温まるので、風邪気味のときにもよく効きます。最近では、日本でもホットワインは人気が出ているみたいですね。

しかしこの体験をスコットランド人に話したところ、あまり共感していない様子。「スコットランドで冬の飲み物といえば hot toddy(ホットトディ)ですね」と、違う飲み物の名前が出てきました。

toddy とはウイスキーやブランデーなどのアルコール飲料に、砂糖やシナモン、柑橘類を加えた飲料のこと。これを温めたのが hot toddy というわけです。寒い日や風邪気味のときにお母さんがよく作ってくれたそうです。さすがスコットランド、ワインではなくウイスキーを使うんですね。見た目はこんな感じ

では、アメリカではこの時期、身体を温めたいときはどんなものを飲むのでしょう。北米では、eggnog(エッグノッグ)という牛乳、ラム酒などのリキュール、クリーム、砂糖、溶き卵にシナモンとナツメグで味を付けた飲み物が広く親しまれているそうです。

もともとイギリスから伝わりましたが、アメリカではワインには関税がかけられていて高かったこと、農場が多く乳製品が豊富だったことから、マルドワインよりも牛乳を使ったエッグノッグの方が一般的に広がったようです。ちなみに nog とは、小さな木彫りのマグカップを指す中英語 noggin に由来すると言われています(詳しくは Wikipedia などをご覧ください)。

エッグノッグは、日本の卵酒に似ていますよね。そのため日本酒ベースの卵酒は sake-nog とも呼ばれることもあるとか。

世界には、他にどんな寒い日の飲み物があるんでしょうか。せっかくなんでも手に入れやすい現代の日本ですから、海外の飲み物も楽しく取り入れて、元気に過ごしましょう!(ただし、飲みすぎにはご注意ください!)

photo : “Mulled Wine Sign” by jayneandd


ユネスコ無形文化遺産登録の和食、海外発信のキーワードは「umami(うま味)」?

12月 13th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ - (ユネスコ無形文化遺産登録の和食、海外発信のキーワードは「umami(うま味)」? はコメントを受け付けていません)

'Japanese Food' by timtak

こんにちは、maggy です。先日、和食がユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。海外からの注目も高まりそうです。

和食のおいしさの決め手といえば出汁(だし)です。出汁にはギュッとうま味が詰まっていますからね。

この「うま味」が近年、海外で注目されていることをご存知でしたか。名前もそのまま、umami(ウマミ) と呼ばれています。

改めて「うま味」とは何でしょう。「甘味・酸味・塩味・苦味」の 4 つに並ぶ、人間が感知できる基本的な味覚のひとつなんだそうです。うま味成分にはグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などがあります。それぞれの成分を多く含む代表的な食材として、下記が挙げられます。

グルタミン酸: こんぶ、イワシ、パルメザンチーズ、トマト
イノシン酸: かつお、煮干し、さば、豚肉
グアニル酸: 干し椎茸

出汁をつくるとき、うま味を複数掛け合わせますが、そうしてグンとおいしくしているんですね(これぞ「ウマウマ」ですか?)。

日本人は昔からこの味覚を経験的に認識し、さまざまな料理に活用してきました。「うま味」という名が付けられたのは 1908(明治 41)年のこと。グルタミン酸を発見した東京帝国大学の池田菊苗教授が名付け親で、日本語の「うまい(旨い)」に由来しているそうです。その後、イノシン酸、グアニル酸も日本人によって発見されました。

さて、この「うま味」が海外からの注目されるきっかけとなったのが、それから約 100 年後の 2000 年代。アメリカの科学誌で、「人間の舌には『うま味(umami)』を感知する機能があることが確認された」と発表されました。この出来事は The fifth taste(第 5 の味覚)の発見として海外メディアで話題になりました(詳しくはこちらの The guardian のニュースなどをご覧ください)。

その後、アメリカには 2009 年に Umami Burger(ウマミバーガー)なるチェーン店が登場し、イギリスでは 2010 年に Umami paste(ウマミペースト)なるチューブ型の調味料が登場したとか……。商品名は、第 5 の味覚ということで、そのまま「Taste No 5」です(詳しくはこちらの Daily Mail のニュースなどをご覧ください)。

「うま味」は日本の伝統料理に多く含まれますが、日本食に限ったものではありません。先に見たようにパルメザンチーズトマトなどにも多く含まれています。イギリスのニュースでは「イギリスの食材では、ウスターソースマーマイトに多く含まれる」などと紹介されてます。ただ、この海外でのうま味ブームによって日本食のおいしさの認識が高まっている、という波及効果はありそうですね。

話は戻りまして、和食がユネスコの世界無形文化遺産に登録されたのは、うま味そのものや会席料理といったメニューそれ自体ではありません。食に関する慣習になります。例えば、四季折々の素材を取り入れること、一汁三菜を基本とすること、色どりなど、世代を越えて受け継がれる無形の文化のことなんだそうです。

なんだか「うま味」がひとり歩きしていますが、この注目キーワードの活用しながら、もっと和食の食文化をトータルに海外に発信していきたいですね。

おまけ :「スピード翻訳」の「スピード翻訳」サービスでは、和食(日本料理)のお店だけでなく、海外からのお客さまも「お・も・て・な・し」するホテルや飲食店などのメニューやその解説の翻訳のご注文を多数いただいています。食材や成分はもちろん、伝統や成り立ち、慣習などの和食文化も一緒に伝えましょう!

photo : “Japanese Food” by timtak


「Christmassy(クリスマシー)」!クリスマス気分いっぱいな英語

12月 11th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ - (「Christmassy(クリスマシー)」!クリスマス気分いっぱいな英語 はコメントを受け付けていません)

こんにちは、maggy です。寒くなってくると、どうも家にこもりがちになってしまいます。でもこの時期、夜の街を歩くとイルミネーションが美しく、きらびやかなショーウィンドウやクリスマスデコレーションがクリスマスムードを盛り上げてくれます。見ているだけで楽しくなりますね。

「クリスマスらしい」「クリスマスっぽい」といった、クリスマス気分いっぱいの気持ちを表す英語で Christmassy(クリスマシー)という形容詞があります。

Christmas(クリスマス) >> Christmassy(クリスマシー)のように、英語では名詞の語尾に y をついて形容詞にしたりします。

こんなふうに使います。

It’s really Christmassy outside.
外はクリスマスムード満点だ。

Do you know any good Christmassy books?
クリスマスらしい本のおすすめはありますか?

Christmas songs and putting the tree up. I’m finally feeling Christmassy.
クリスマスソングにもみの木。ようやくクリスマスっぽい気分になってきた。

他にもクリスマスらしい形容詞の例を 3 つ集めてみました。

sugar(シュガー) >> sugary(シュガリー) お砂糖のような、甘い
spice(スパイス) >> spicy(スパイシー) ピリッとした
home(ホーム) >> homey/homy(ホーミー) 我が家のような、家庭的な

この時期になると、ケーキを焼いたり、おうちでぬくぬくしたり、homey(ホーミー)なことがしたくなりますよね。……と、結局家にこもりたくなるのでした。

おまけ :「スピード翻訳」の「スピード翻訳」サービスは、24 時間 365 日、いつでもオンライン上でお見積りから発注まで承っています。ご自宅、オフィス、お好きなところからご利用ください。


英語のバズワード「twerk」、その人気のワケは?

12月 5th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ - (英語のバズワード「twerk」、その人気のワケは? はコメントを受け付けていません)

'DATABASE at Postmasters, March 2009' by mandiberg

こんにちは、maggy です。先日、「2013 年新語・流行語大賞」(ユーキャン)が発表されました。「今でしょ!」「じぇじぇじぇ」「倍返し」「お・も・て・な・し」の 4 語が、前代未聞の同時受賞とのこと。確かにいずれも今年の世相を異なる角度から表していて、甲乙つけがたかったですね。

英語の流行語について、前回は今年のオクスフォード辞典(Oxford Dictionaries)が選ぶ流行語大賞に輝いた selfie(自撮り)についてご紹介しました。 では、接戦だと言われていた twerk(トゥワーク) はご存知ですか?

twerk とは足を開いて腰を落とし、お尻を激しく振るヒップホップダンスの一種を意味します。今年、新語としてオクスフォード辞典に追加されました。辞書では下記のような定義になったそうです。

dance to popular music in a sexually provocative manner involving thrusting hip movements and a low, squatting stance.

このようなダンスは以前からアフリカにあったらしく、これまでも黒人女性のシンガーを中心に、パフォーマンスに取り入れられてきました。今年の火付け役となったのが、アメリカ出身の歌手マイリー・サイラスです。twerk をふんだんに取り入れた過激なダンスでメディアを賑わせています。twerk といえば、「ああ、あのマイリー・サイラスのお下劣なダンスね(笑)」という認識の人も多いようです。

オクスフォード辞典の調査によると、そのダンスを twerk という言葉で呼ぶようになったのは 20 年前になるそうです。口語のため起源ははっきりとは分かりませんが、オクスフォード辞典は「恐らく work(動く)と twist(ねじる)あるいは twitch(ピクピクと痙攣する)が融合したものではないか」と分析しています(参考:オックスフォード辞典公式ブログ「What is the origin of ‘twerk’?」 )。

なぜこんなにも twerk がバズワードになっているのでしょうか。まずはダンスの動きがおもしろく、真似をして盛り上がれるからだと思われます。YouTube には twerk の仕方を解説するハウツーもののビデオがいくつも公開されています(刺激的な動画もありますのでご注意ください!)。

もうひとつの側面として、私はどうも twerk を使った言葉遊びの流行も背景にあるのではないかと思っています。例えば、ジムなどでエクササイズをすることを、英語では work out(ワークアウト)と言います。これをもじって Twitter で「今日も twerk out しなくちゃ」なんてつぶやいている人を見かけます。

「いろんな言葉を twerk に言い換えてみよう」という言葉遊びも流行っているようです。例えばハロウィーンの決まり文句 Trick or treat(お菓子をくれないといたずらするぞ) >> Twerk or treat など。これからの時期にもっと流行りそうなのは ハッピーサンクスギビング >> Happy twerksgiving メリークリスマス >> Merry Twerkmas でしょうか。

実にくだらないですね。それでいて、いつまでも遊べてしまいそう。ということで皆さん、これからもこのブログを Please keep “twerking” it out!

photo : “DATABASE at Postmasters, March 2009” by mandiberg


ハマり過ぎにはご用心!オックスフォード辞典が選んだ今年の流行語「Selfie(セルフィー)」中毒な若者

11月 27th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ - (ハマり過ぎにはご用心!オックスフォード辞典が選んだ今年の流行語「Selfie(セルフィー)」中毒な若者 はコメントを受け付けていません)

'm_nathanl_folio1153_2' by Phynyght Studio

こんにちは、maggy です。年末が近づくと気になってくるのが流行語大賞。どれが選ばれるのか予想しながら今年を振り返るのは、この時期の楽しみのひとつですね。

英語についても毎年、オクスフォード辞典(Oxford Dictionaries)が The Word of the Year(今年の単語)を発表しています。先週、日本よりも一足早く、2013 年を代表する言葉が発表されました。

選ばれたのは selfie。セルフィーと発音し、スマートフォンやウェブカメラで自分撮り(自撮り)をしてソーシャルメディアにアップすることを意味します。

オクスフォード辞典の調査によると、selfie(セルフィー)は 2002 年にオーストラリアのチャットルームで初登場したそうです。そういえばオーストラリアではさまざまな言葉を「ie」で終わる言葉に省略する習慣があります。例えば barbecue(バーベキュー) >> barbie(バービー)football(フットボール) >> footie (フッティー)といった具合です。恐らくこの習慣からできた造語なのでしょう。

セルフィーに夢中になっている人を selfie-taker(セルフィー・テイカー)と呼びます。セレブの間でも流行しており、リアーナ、ジャスティン・ビーバー、レディ・ガガ、マドンナなどが、セルフィー・テイカーとして有名です。

イギリス人モデルのケリー・ブルックは、写真共有サービス「instagram(インスタグラム)」にセクシーな自撮り写真をたびたび投稿してメディアを騒がせています。加速する自分を省みてか、自らセルフィー禁止を課したこともありましたが、たった 2 時間しか続かなかったとか……。こうした過度なセルフィーは selfie obsession(セルフィー中毒)なんて呼ばれています。

さらには社会問題にもなっています。イギリスでは 10 代の少女の間で、インターネット上の匿名掲示板にも顔写真を投稿して「私ってかわいい?」「私ってセクシー?」と、外見に対する承認を求める行為が増えているとか。あまりに無防備にインターネット上に個人情報を公開することも、問題視されています。

時と場合に応じた、節度あるセルフィーを心がけたいところです。

ちなみにその他の単語・語彙としては、bedroom tax、binge-watch、bitcoin、olinguito、schmeat、showrooming、twerk などがあります。詳しくは、Oxford Dictionaries のオフィシャルブログをご覧ください(この記事によると 2005 年には以前記事を書いた sudoku が入ってますね!)。

おまけ :自分の写真を撮ったりインターネット上に公開したり(されたり)することが、好きじゃない方もいますよね。私も苦手です。「スピード翻訳」では、翻訳者を直接指名できる「指名翻訳」サービスをおこなっています。推薦翻訳者の一覧には顔写真がないこともありますが、翻訳者本人の意向に沿っております。ご理解よろしくお願いします。

photo : “m_nathanl_folio1153_2” by Phynyght Studio


オイスター(oyster)の英語スラング。無口な「牡蠣的主人」と「オイちゃん女学生」

11月 19th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ - (オイスター(oyster)の英語スラング。無口な「牡蠣的主人」と「オイちゃん女学生」 はコメントを受け付けていません)

'Oysters on a market stall in Gloucester' by James F Clay

こんにちは、maggy です。ただ今、夏目漱石の『吾輩は猫である』を読み直しています。最近、手持ちの iPad に電子書籍をダウンロードしたからです。物質の本の手触りや重量感なんかがとても好きなんですが、電子書籍のこうして気が向いたときに読めるところもいいですね。

さて、この作品には本文中に牡蠣的主人という珍しい言葉が出てきます。「あの牡蠣的主人がそんな談話を聞いて時々相槌を打つのは猶面白い」などのくだりです。

英語で oyster には、こんな意味があります。

oyster

  1. (貝の)カキ
  2. 鶏・七面鳥などの腰骨のくぼみについている美味な肉片
  3. ((俗))口の堅い[無口な]人

この 3 番目のスラングの無口なという意味にあたり、つまり牡蠣的主人 = 無口な主人ということのようです。

(as) close as an oyster牡蠣のように無口なを意味する英語表現もあります。さらには、clam(ハマグリ・アサリなどの二枚貝)も、同様に「無口な人、口の硬い人」という意味の用法があります。

貝はギュッと口を閉じてますもんね。でも、「牡蠣的」とそのまま直訳で日本語に翻訳するなんて、なかなか大胆で驚きました。

さらに調べてみたところ、昭和時代の女学生の隠語にも、oyster を由来とする言葉があったそうです。無口な黙りやさん、むっつりさんな女学生のことを、オイちゃんと言ったのだとか(参考:おいちゃんとは – Weblio辞書)。

はじめはおじさんのことかと思ったのですが、いえいえ、女学生です。オイスターちゃんオイちゃんなんですね。

「oyster = 無口な」という表現は、かつては今よりも浸透していたのでしょうか。なぜ今は使わなくなったのでしょうね。うーん……つい「黙って」考え込んでしまいました。

おまけ :英語には「Oysters are only in season in the ‘r’ months (牡蠣は “r” の付く月が食べ頃だ)」という言葉もあります。つまり、September から April までですよ♪

photo : “Oysters on a market stall in Gloucester” by James F Clay