中国語の「愛人」「人間」「翻訳」はどういう意味?

2014/04/30 | Posted by liang in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'chawan 茶碗' by yellow_pine

こんにちは!liang です。たとえ中国語を学んだことがなくても、中国語で書かれた文章を見れば「日本語と中国語には漢字の共通する単語がある」ということに気付くと思います(字形の違いはありますが)。

文学」「温泉」などのように、日本語と中国語で意味がほとんど同じものなら問題はないのですが、意味や用法が微妙にあるいはまったく異なるものや、意味の範囲が違うものなどがあるので、中国語でこういった単語を使う際には注意が必要になります。

よく挙げられる有名な例を見てみましょう。

手紙」(簡体字では「手纸」)は、中国語ではトイレットペーパーという意味で、日本語とだいぶ違います。手紙は中国語で「」と言います。

愛人」(爱人)は、中国語では配偶者(妻や夫)、あるいは恋人を指します。愛人は中国語で「情夫」「情妇」、あるいは「第三者」などと言います(「」は「婦」の簡体字)。

汽車」(汽车)は、中国語では自動車を指します。中国語で汽車は「火车」と言います。

こういったものは同形異義語と呼ばれ、数多くあります。「外国語なのだから、漢字が共通するからといって意味も同じとは限らない」ということを理解していれば、たとえば日本語があまり得意でない中国人男性が、日本語で「これはわたしの愛人です」と言って女性を紹介してきたら、「この『あいじん』は中国語の同形の単語を誤って使用しているのかもしれないな」と推測することもできます。そもそも他人に自分の愛人を紹介するケースはまれでしょうけれども……。

ほかの例も見てみましょう。

【1】 工夫

中国語では「時間」「ひま」の意味で使います。「くふう」にぴったり対応する中国語は見当たらず、ケースによって「方法」「頭を使う」などといった意味の中国語で表します。

【2】 合同

中国語では「契約」の意味で使います。中国ビジネスをやっている人には常識かもしれませんね。「ごうどう」は、「联合」(「」は「聯」の簡体字)などを使います。

【3】 新聞(新闻)

中国語では「ニュース」の意味で使います。紙の新聞は、「报纸」(報紙)を使います。

【4】 人間(人间)

中国語では「この世」「世間」などの意味で使います。「にんげん」は、「」や「人类」(人類)を使います。

【5】 講義(讲义)

中国語では授業のために作られた教材、(学生に配布される)講義プリントなどの意味で使います。講義(授業)は「」(課)、講義することは「讲课」(講課)と言います。

【6】 茶碗

中国語では茶飲み茶碗や湯飲みの意味で使います。ご飯茶碗は区別して「饭碗」(飯碗)と言います。日本語で両者を厳密に区別しないのは、お茶を飲むのもご飯を食べるのも同じ碗を使う(使っていた)からでしょうか。個人的には、ご飯を食べる器を茶碗と呼ぶことに少し違和感があります。

【7】 審判員(审判员)

中国語では判事や裁判官の意味で使います。スポーツの審判員のことは「裁判」あるいは「裁判员」(裁判員)と言います。日本語と中国語で意味が逆ですね。そういえば、以前中国人の友人が日本語で「あの試合は『裁判』が良くなかった」と言っていました。中国語(母語)の単語を日本語(外国語)にそのまま使ってしまうと、こういうこともあります。日本人も同様の失敗をすることでしょう。わからない単語があるなら、むしろ英語を拝借したほうが誤解がないかもしれませんね

【8】 翻訳(翻译)

「外国語を翻訳する」という場合の「翻訳」は、日本語(とくに外国語関連業界)では文章に対して用いますが、現代中国語では音声による通訳も「翻译」です。翻訳と通訳を区別して表すときは翻訳を「笔译」(筆訳)、通訳を「口译」(口訳)と言います。『精選版 日本国語大辞典』(小学館)によれば、通訳は「通事」「通弁」に代わって主として明治時代から用いられるようになった言葉だそうですが、「翻訳が文字で通訳が音声」という現在の分類表記は、一般人には少々わかりにくいような気もします。なお、「翻译」は職業としての翻訳者、通訳者も表します。

翻訳(あるいは通訳)の仕事にはさまざまなレベルがあります。大きな責任を伴わない案件であればいいのですが、日本語と中国語の間には、同形異義語のように注意しなければならないポイントがたくさんあります。契約書などの重要な文書はもちろん、正確さが要求される翻訳案件は、自信がないのに自分でやってしまうよりも、お金はかかりますがプロに依頼したほうが安心です。プロが翻訳した文書は、担当業務用にカスタマイズされた優れた語学教材にもなりますから、授業料だと思えばリーズナブルではないでしょうか。

photo : “chawan 茶碗” by yellow_pine


英文契約書・法律文書で日付の後ろに出てくる inst. ult. prox. とは?

2014/04/25 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'Latin for Lawyers; 2000 Famous Legal Quotations' by umjanedoan

こんにちは、maggy です。欧州の法律事務所で仕事のお手伝いをした話の続きです。

最高裁判所(The Supreme Court)に提出する法律文書やレターのタイピングや印刷をしたのですが、書面の本文に、こんな一節がありました。

on the 25th inst.

内容の文脈からして、日付のことを指しているようでしたが、日付の後ろの inst. とは?

調べてみたところ、この場合の inst. はラテン語を由来とする instant mense の略で、「今月の」という意味になるそうです。

例えば 2014 年 4 月 5 日付のレターや書類の本文に、on the 25th inst. と書いてあったとしたら、それは 「今月の 25 日」、つまり 2014 年 4 月 25日 を意味する、ということになります。

ほかにも、on the 25th ult.(先月の15日)、on the 15th prox.(来月の15日)という表現もあり、それぞれラテン語の ultimo mense、proximo mense の略になるそうです。

どうやらこれらは少し古い英語で、今ではあまり一般的ではないようです。ただ、こうした法律文書や契約書においては、こうしてまだ使われているんですね。すこし調べてみたところ、あるブログにジョージ・ワシントンが

I was very glad to receive your letter of the 31st ultimo, because I was afraid, from the accounts given me of your spitting blood,……

と ultimo を用いて書簡を書いていたという記事がありましたので、ワシントンの時代(書簡が書かれたのは 1792 年)にはアメリカでも使われていたようですね。この当時の教養のある階級では、書簡や法律文書などでは普通に使われていたようです。

そういえばお手伝いをした法律事務所では、同じような裁判事例がないかどうか調べるために、18 世紀の事例まで遡ったことがあるとおっしゃっていました。古い英語に触れる機会が多いので、この業界の皆さんはこうした古い英語表現も使い慣れているのでしょうか。

日付の書き方だけでなく、文章全体でも法的文書のお作法(形式)に沿って、時代を越えて誰が読んでもわかるように論理的に、分かりやすく書くことが求められるそうです。

これから何百年も保管される文書を作るのは、ちょっとしたお手伝いの身とはいえ、緊張しました。

おまけ :専門的な法務・法律分野も、「スピード翻訳 by GMO」の「スピード翻訳」サービスならプロの翻訳家が対応します。

photo : “Latin for Lawyers; 2000 Famous Legal Quotations” by umjanedoan


英語で弁護士は Lawyer、Solicitor、Barrister、Attorney……どう区別する?

2014/04/21 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'New Zealand Representatives at the International Court of Justice in the Hague ' by Archives New Zealand

こんにちは、maggy です。先日、欧州の弁護士事務所にて、英語の書類制作、英日・日英翻訳などの事務仕事のお手伝いをする機会がありました。

Law Office(法律事務所)におじゃますると、代表の弁護士さんがご登場。いただいた名刺には Lawyer……ではなく Solicitor と書いてありました。初めて欧州の Court(法廷)の中にも入りましたが、そこでお会いした別の弁護士さんの名刺には Barrister とありました。

これまで英語で弁護士 = Lawyer だと思っていたのですが、調べてみたら法の世界はもっと奥が深いようです。イギリスおよびイギリスの支配下にあった地域の多くにおいては、弁護士の仕事は内容によって分業が行われているそうで、それぞれの職務名は下記のようになります。

Solicitor(ソリシター)= 事務弁護士
依頼人から直接依頼を受け、法的アドバイスや法廷外の訴訟活動を行う弁護士。

Barrister(バリスター) = 法廷弁護士
法廷での弁論、証拠調べ等を行う弁護士。

お手伝いした法律事務所は、主に bankruptcy(破産)や real property(不動産)を扱っていたので、Accountant(アカウンタント)= 会計士が Solicitor にクライアントを紹介することも多いそうです。つまり、その法律事務所で扱う案件の法廷での申し立て(appeal)では、下記のような分業と連携になっているのですね。

Accountant → Solicitor → Barrister → 法廷

分業にすることでそれぞれの専門性を高め、お互いにチェックしあう体制になっているそうです。

ちなみに法廷では、映画のような白い巻き毛のカツラ、二股に別れた白いつけ襟、長い黒ガウンを身に付けている弁護士(上記写真のような)と、単にスーツ姿の弁護士がいました。前者が法廷で弁論する法廷弁護士なんだとか。

なお、アメリカでは法廷弁護士と事務弁護士の区別は行っておらず一元性で、Attorney(アトーニー)という肩書なんだそうです。それでは Lawyer は一体何者なのかというと、こちらは法律に関わる人全般のことを指す口語で、どの職務の弁護士にも、そして検事(prosecutor)などにも使うそうです。

ちなみにバリスターと聞くと、ついカフェでコーヒーを作る人のことかと思ってしまいましたが、それは barista(バリスタ)。イタリア語から来ており、全然違うスペルでした。ずいぶんややこしいので、ちょっとコーヒー休憩……。こうして調べてみたものの、結局すべて Lawyer と呼びたくなってしまいました。

おまけ :専門的な法務・法律分野も、「スピード翻訳 by GMO」の「スピード翻訳」サービスならプロの翻訳家が対応します。皆さんはコーヒーでも飲んでご休憩ください♪

photo : “New Zealand Representatives at the International Court of Justice in the Hague” by Archives New Zealand


休暇、断食、 Out of office……イースターにご用心!

2014/04/18 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'Happy EASTER, See the fun ?' by Nina Matthews

こんにちは、maggy です。2014 年のイースター(Easter)は次の日曜日、 4 月 20 日(日)です。イースターは十字架にかけられたイエス・キリストが死後に復活した日を祝う日で、キリスト教の国・地域ではとても重要な祝日です。

イースターの日程は、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」にあたり、毎年変わります。その前後が祝日の国・地域も多く、海外旅行に出かける人も多いそう。そのため、この週は Holiday Week(ホリデーウィーク)とも呼ばれるそうです。

この時期、イースターを祝う国に海外出張に出かける方は、銀行や役所、企業、交通機関などが通常営業ではないので注意が必要です。また、仕事でやりとりのある方も、先方はホリデー休暇中の場合があるので注意しましょう。ちょうど、日本のゴールデンウィークのような感じでしょうか。

本日のイースター前の金曜日は Good Friday(聖金曜日)という、イエス・キリストの受難と死を記念する日にあたります。この日は断食を行ったり、肉やアルコールを控えたりするそうです。最近では、肉などの特定の食べ物でなく、チョコレート、タバコなど、自分の好きなものを選んで節制することも多いとか。会食や接待などでも気を付けたいですね。

私もただいま、欧州の先方からなかなかメールの返事が返ってこない……と思ってリマインドメールを送ってみたら、「Out of Office(不在メール)」の自動返信が着てしまいました。どうやら休暇を取ってらっしゃるようです。相手の文化を尊重して急かさずお待ちすることにしまして、その間に翻訳の手配など、できることを「スピード翻訳 by GMO」の「スピード翻訳」サービスを活用して進めておくとしましょう!

photo : “Happy EASTER, See the fun ?” by Nina Matthews


4 月 12 日はパンの日。ところで海外で米は主食、サラダ、それともスイーツ?

2014/04/12 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'brown rice salad' by Stacy Spensley

こんにちは、maggy です。本日 4 月 12 日は、1842 年に日本で初めてパンが本格的に製造された日なんだそうです(参考:パンの日 – 江崎グリコ)。でも、日本のお米づくりの起源は縄文時代からであることを考えると、まだまだ新参者です。

海外での会食などの機会でよく聞かれるのが、“What’s the staple food of Japan?(日本の主食は何ですか?)”という質問です。日本の主食といえば、「もちろんお米でしょう」……と思いきや、最近はコメ離れが深刻だとか。統計局の「家計調査」の食料品支出額では、平成 23 年に 1 世帯当たりのコメの消費額が初めてパンに追い越されて話題になりました。ですので、毎回この質問の返答は、少しやっかいになってしまいます。

ところでイタリアでは、よくお米をサラダに入れるそうです。日本ではご飯と区別してか、こういうイタリア風レシピはライスサラダと呼ばれているようです。ヨーロッパでスーパーのサラダバーに行ったとき、お米(=ライスサラダ)があったので日本人としてはちょっと意外でした。ちょっと芯を残す感じの炊き具合でした。そうそう、リゾットもありますよね。

地中海のむこう側のエジプトでは、日本と同じようなお米の栽培が行われています。いわゆるジャポニカ種です。コシャリという食べ物がポピュラー。日本のお米と食感が近いこともあって、かなりおいしいです。見た目は、どこが米?といった感じですが、下にごはんが入っています。パスタもたくさん入っていますので、強力な炭水化物コンビです!

知り合いの 60 代のイギリス人は、「わたしにとって米といえば食後のデザート。子どものときに食べたライスプディングのイメージが強い」と言います。

ライスプディングとは、米をミルク、砂糖、お好みでシナモンやレーズンを入れて煮詰めた甘いデザートです。ドイツや北欧(デンマーク、スウェーデンなど)ではミルヒライスという甘いライスプディングもあるそうです。

わたしはライスプディングのドロドロの食感がどうも苦手です。でもその前提に、日本のふっくらした炊きたてのご飯のイメージを先行して持っているかもしれません。

前回、「悪魔の舌かミラクルか。『こんにゃく(蒟蒻)』は英語でどう翻訳されている?」で、欧州のスーパーの健康食品コーナーに「こんにゃくパスタ」があったことを書きました、その隣には、米の粉をこねて細長く加工した rice noodle(ライスヌードル)もありました。

日本では最近、米粉パンもありますよね。今後、米粉の海外展開にも期待しています。と、パンについて話すつもりが、なぜか米の話になってしまいました。

photo : “brown rice salad” by Stacy Spensley / “Rice Pudding” by Brad Greenlee


'Office Supplies' by Joe Mazzola

こんにちは、maggy です。新年度を迎えて、オフィスでデスク周りの模様替えや、オフィス用品を整理する方も多いのではないでしょうか。

ところでノートパソコン、ホチキス、セロテープ、クリアファイルなど、オフィス用品にはカタカナ用語が多いですね。英語だと思ってそのまま使うと、通じないものも多いことはご存知でしたか?英語とまったく違うものや、あるいはアメリカ英語とイギリス英語では違うものがあります。

そこで今回は、日本人が間違えやすいオフィス用品の和製英語を 10 個ピックアップしてみました。「あれ、なぜか通じない?」「この国にはないの?」なんてトラブルを防ぎましょう。

① ノートパソコン = laptop(ラップトップ)、notebook(ノートブック)

英語ではディスプレイと本体を一体化して持ち運べるようにしたコンピュータのことを laptop(ラップトップ)と一般的に呼びます。小型の膝(lap)の上(top)の上で使う PC という意味です。

Notebook Computer または Notebook PC(ノート型のコンピューター)を短くして notebook(ノートブック) とも言います。厳密には laptop よりも小型の PC を指します。

なお、デスクトップ型パソコンは Desktop PC または Desktop Computer です。

② ホチキス/ホッチキス = stapler

日本ではホチキス、あるいはホッチキスと呼ばれる紙に針を刺し通して紙を綴じる文具は、英語では stapler と呼ばれています。「コ」の字のあの針が staple です。

ホチキスという名称は、明治時代にアメリカから初めて輸入されたステープラーを生産していたのが E.H.ホッチキス社だったことから、「ホッチキス自動紙綴器」と呼ばれ、その名前の一部が普通名称化したものです(参考:ステープラー – Wikipedia)。

③ セロテープ = scotch tape(米)、sellotape(英)

セロテープ(Sellotape / cellotape)はセロファンを素材にした粘着テープ (cellophane tape)のことですが、これは元々イギリスで 1937 年に商品化されたもので、セロテープ社の商標登録されていますが、この手の商品は一般的に Sellotape として認知されています(単に tape と呼ぶこともあります)。商標登録するために、cellophane の cS に変更したのだとか。

でも、これはイギリスの話。アメリカでは一般的に scotch tape(スコッチテープ)と呼ばれています。これは、3M 社の登録商標です。

日本では、戦後に国内生産されたセロファンテープを「セロテープ」と呼び、ニチバン株式会社が商標登録しています。それが現在では、普通名称化したようです(参考:セロテープ – Wikipedia)。

④ シャーペン = mechanical pencil(米)、propelling pencil(英)

シャーペンは sharp pencil の略ですが、これは和製英語。普通の鉛筆と違って、いつも先がとがっていることを売りにした Eversharp Pencil (米) / エバー・レディ・シャープ・ペンシル(日)という製品が元になっているようです。アメリカでは主に mechanical pencil、イギリスでは propelling pencil と呼ばれています(日本で言う「繰り出し鉛筆」ってやつでしょうか)。単に pencil と言うこともあります。

⑤ ボールペン = ballpoint pen

先端(point)に小さな球(ball)がはめ込まれており、筆圧で球が動いてインクが出ることから、ballpoint pen(ball-point pen)と言います。単に ballpoint あるいは pen とも言います。

⑥ メモ帳 = memo pad、notepad

pad とは用紙をのり付けして一枚ずつはがせる「つづり」のことです。

⑦ クリアファイル = clear file folder

資料などを入れておく、プラスチックの透明なファイリングする文具ですが、英語ではあの入れ物は file(document) folder(フォルダ)です。 透明なものは clear file(document) folder になります。

⑧ スケジュール帳 = appointment book(米)、diary(英)、planner、organizer

アメリカでは主に appointment book、イギリスでは diary と言います。planner や organizer とも呼ばれます。

⑨ 消しゴム = eraser(米)、rubber(英)

erase = 消去する、rub = こする、という動詞から来ています。

⑩ コンセント = 差し込む部分が plug、差込口は outlet(米)、 socket(英)

日本人だと「ホチキス(Hotchkiss)はどこですか?」などと、つい言ってしまいがち。ちなみに rubber は日本人が苦手な発音記号が詰まっているので、なくなったときに、「うぇあいずまいらばー?」をちゃんと発音しないと “where is my lover?” と聞こえるとか。オフィスで (Hotch)kiss や lover を探すあやしい人にならないよう気を付けましょう!

photo : “Office Supplies” by Joe Mazzola


Shiratakinoodle

こんにちは、maggy です。冬にこしらえた脂肪を燃焼したく、ダイエットに勤しんでいます。

最近、こんにゃく(蒟蒻)が健康食品として海外で注目を浴びていると聞きました。こんにゃくは日本ではおなじみ、低カロリーで食物繊維がいっぱいの食材ですよね。

その背景に、肥満の増加という社会問題があります。WHO による調査「Obesity and overweight(肥満と太り過ぎ)」(2013 年)によると、世界の肥満(肥満=BMI 30 以上)は、1980 年時点に比べて 2 倍になっているそうです。特に最近は、子どもの肥満が問題視されています。

さて、手持ちの和英辞典で「こんにゃく」を引くと、devil’s tongue(悪魔の舌)と出てきます(例えば 英和辞典 Weblio 辞書も)。こんにゃくは色や食感が独特ですが、慣れない海外の人にとっては、まるで「悪魔の舌」のような食材に感じられたのかな……と思いきや、どうやら花びらから巨大な舌が出ているような姿をしているコンニャクの「花」からこの名前が付いたようです。
※ 正確には、「悪魔の舌」のように見える部分が「花序軸」と呼ばれるもので、この周囲に小さな花が付いている「肉穂花序」(穂状花序の下位区分)なのだそうです。コンニャクの仲間であるサトイモやミズバショウなどに見られます

日本でも、「こんにゃくパスタ」という商品がありますが、最近は欧米でも、しらたきがパスタの代用品として売られています。アメリカではミラクルヌードル(Miracle Noodle)という商品があります。詳しくはこちらの MiracleNoodle Shop の公式サイトを見てください。

欧州でもスーパーの健康食品コーナーで、同様の商品を見かけました。Zero NoodlesSlendier Slim PASTA なる商品名でした。1 ユーロ引きで売ってたので、興味本位でわたしも買ってみました(写真上)。味は、日本のこんにゃくパスタと同じといったところでしょうか。

気になったのが、パッケージ裏の原材料欄には、前述の devil’s tongue は見当たらなかったことです。代わりに、konjac Flour(こんにゃく粉)と書いてありました。さすがに devil’s tongue ではちょっと怖そうで食欲が出ないですよね(ダイエットへの副次効果ならありそうですけれど)。

Wikipedia でも devil’s tongue というページは、現在は Konjac というページにリダイレクトされるようになっていました。優秀な低カロリーの健康食品として世界に認められたこんにゃくは、devil’s tongue ではなく、ちゃんと Konjac と呼ばれるようになったようです。ローマ字のように konnyaku と書いてあることもありました。

こんにゃく以外にも、日本の食材にはまだまだ知らざるポテンシャルがあるのかも。これからも「あの身近な食材が、こんな風に翻訳されているの?」という新発見があるかもしれません。

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photo : “Amorphophallus konjac” by W. Fitch


和製英語に注意!春はドレスを着て出かけましょう

2014/04/02 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'Spring' by Rachael Towne

こんにちは、maggy です。春はおしゃれが楽しい季節。毎年、新しいドレス……おっと、ワンピースがほしくなります。

日本人の女性同士で、よく服や靴を褒め合いますよね。新しい服に気が付いてもらえると嬉しいので、私ももなるべく声をかけるようにしています。

海外にも、そういうガールズコミュニケーション(と言えばいいのでしょうか)があります。例えばイギリスでは、あいさつのような感覚で、靴やバッグ、服を日常的に褒め合います。

お気に入りの花柄のワンピースを着ていたら、”I like your dress“と言われたことがあります。

あれ? 今、「ドレス」と言われましたでしょうか? 着ていたのは、そんなに豪華なものでもなかったのですが……。

こちら調べてみたら、本来 one-piece(ワンピース)という言葉は、一枚布でできている洋服全般ことを指します。one-piece dress(日本で言うところのワンピース)、one-piece swimsuit(水着)などという風に使います。

one-piece dress を短縮してワンピースと呼ぶのは日本だけ。つまり和製英語なんですね。英語では、単にドレス(dress)と呼ぶのです。

日本でドレスというと舞踏会にでも行くのか、というイメージを持ってしまいますよね。英語では普段使いの dress に対して、パーティーで着るような豪華なドレスのことは party dress と呼んで区別するようです。

初めは違和感があったのですが、いつの間にか英語の dress の概念に慣れてしまいました。そしてつい日本でも「春は新しいドレスがほしくなりますね」などと言いそうになってしまうのです。

和製英語には、海外でも日本でも注意です!

photo : “Spring” by Rachael Towne


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