みなさん、わかりましたか? – さまざまなバリエーション

2016/06/10 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)
'Thumbs Up' by Annie Beedy

こんにちは。maki です。ひさしぶりの投稿です。大して役に立つ話題でもありませんが、急に思い出したので、メモがてら書いておきます。

もうずいぶん前の話ですが、一時期アメリカに住んでいたことがありました。とある大学に通っていたのですが、そこの学校で留学生が必ず履修することになっている英語のライティングの授業でのことです。そこで英文ライティングの基礎を学ぶわけですね。大学でレポートや論文を書いたりするには、ちゃんとした論理展開も必要ですが、それなりの守るべきお作法というのも存在します。基本的な考え方は、日本でもずいぶん取り入れられるようになりましたが、主題となるトピックセンテンスを書くとか、文から文へと続けるときは適切な接続詞(conjunction)を使うとか、例証を挙げるとか……そういうやつです。そんな授業でよく出てきたフレーズがあります。

自分の論理をさらに拡張するための例証をもっと続ける場合は、接続詞の In addition, を文頭に置くといいわけです。そして、最後に結論を書くときは、In conclusion, とか Therefore, あたりが使えますよね。かぴーし?

かぴーし?前後の文脈や先生の表情から意味はなんとなく想像できます。要は「わかった?」と言いたいんでしょ……と。このかぴーし?が以来何年も頭にこびりついていたのですが、きょうようやく調べてみました。Google の検索は便利ですね。多分こんな感じ(capici?)かなーと適当に検索したら、教えてくれました。

Did you mean: capisci?

あー、(よくわかんないけど多分)それ、それ!で、しばらくこれを端緒に調べてみたら、1940 年代ごろから使われはじめたイタリア語起源のスラングであること、意味は “Do you understand?”。イタリア語で「理解する」の意味の動詞 capire であること、さらにその起源はラテン語の capire(つかむ、取る、理解する)であることもわかりました。異綴りのバリエーションも多く、

capeesh / capice / capicé / capiche / capisch / capisci / capishe / coppish / kabish

……などがあるようです。“Do you understand?” 以外にも、「わかりましたか?」の表現方法はいろいろあります。映画の台詞などで聞いたことがあるフレーズもあるかもしれません。

Do you get it?
Do you read me?
Do you copy?
Do I make myself clear?

とても怒っている人から厳しいトーンで “Do I make myself clear?” と聞かれた場合、“Yes.” 以外の返答は許されないような気さえします……。ここにリストした表現もスラングだったり、相手との関係、声のトーンなどのシチュエーションが重要な場合もあります。ご利用の際にはご注意くださいね。

photo : “Thumbs Up” by Annie Beedy


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