「洋風おせち」で迎えるお正月?新たなる具材に縁起を担いでみた

12月 27th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ

こんにちは、maggy です。もうすぐお正月ですね。お正月の食べ物といえばおせち料理。皆さんはどんなおせちを準備していますか?

おせち料理の内容は地域や家庭によってさまざまですが、代表的なものとして黒豆、数の子、田作りの祝い肴 3 種、海老、栗きんとん、伊達巻、昆布巻きなどがありますよね。

最近では、ローストビーフハムなどの洋食を取り入れた、和洋折衷なおせちも見かけるようになりました。先日も、東京のフランス料理専門店でフランスおせちなる持ち帰りメニューの広告も目にしました(「予約完売御礼」の文字も)。その広告を見ると、重箱に海老、フォアグラ、テリーヌ、はたまた黒豆をフランス風にアレンジした創作料理などが入っていました。

「黒豆をこんなにオシャレに調理するとは!」と、そのクリエイティビティとセンスに感動。しかし同時に、「おせち料理って、どこまで崩してもいいものやら?」という疑問も湧いてきました。

そもそもこれは「おせち」なのでしょうか? オードブルとは違うのでしょうか? 重箱に入っていて、おせちらしいものが入っている。それでいてお正月に食べるのだから、やはりおせちだと言えましょうか。あくまで洋風なので「Osechi」とローマ字で表記した方がいいのでしょうか。いえいえフランス料理なのだから、フランス語らしい発音で「Où c’est ici」?

時代の変化とクリエイティブなエネルギーに押されて、「おせち」の境界線は毎年揺れ動いているような。そんな動向に目が離せません。

ところで、おせち料理は味そのものだけでなく、健康長寿や五穀豊穣の願が掛けられ、それぞれに意味がありますよね。例えば、こんな具合です。

黒豆  日焼けするほどまめに元気に働けますように
数の子 子宝に恵まれますように
海老 腰が曲がるまで歳をとっても元気でいられますように
栗きんとん (黄金色に輝く財宝にたとえて) 金運に恵まれますように
昆布巻き (「喜ぶ」の語呂合わせで)喜びが訪れますように

和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことは記憶に新しいですが、農林水産省は今年 11 月に、和食の基本を解説したガイドブック『和食(WASHOKU)』を発行しました。

ガイドブックには、ハレの日の料理などに願掛けという機能性を兼ねる慣習があることが、和食は「日本文化」だと言える所以のひとつとして挙げられています。

それでは慣習に倣い、ローストビーフやスモークサーモン、フォアグラなどの新たな具材も、ただおいしいと口に運ぶだけでなく、それぞれに縁起を担いでみたらどうでしょう。

例えばローストビーフは「牛のように強くなりますように」。スモークサーモンは「滝を登る鮭のように、逆境も乗り越えられますように」。フォアグラは「苦しいほどお腹いっぱい食べられるくらい、豊作になりますように」……?

後付けでは、ちょっと苦しいでしょうか。

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