'Uber: pro e contro della start-up avversata dai tassisti' by Automobile Italia

こんにちは、maggy です。最近、アメリカから一時帰国した友人が、帰り際に「ウバる?」と言ってスマホを取り出したので驚きました。アメリカ生まれの配車サービス「Uber(ウーバー)」を使ってタクシーを呼ぶことを、そう呼ぶらしいのです。

もともとは名詞(商標)ですが、英語では下記の対話例のように、今ではまるで動詞のように使うんだとか。

【 Uber = ウバる / (ウーバーで)タクシーを呼ぶ 】

Can someone uber me!?
 = だれかウバってくれない!?

You got so drunk! Let’s uber.
 = 酔っ払いすぎじゃない! ウバろうよ。

I actually ubered home last night, too.
 = 実は、昨夜もウバって帰宅したんだ。

※ ひどい例文しか浮かばず、ごめんなさい……

さて、名詞が動詞化した例は、他にもたくさんあります。真っ先に思い出したのが「ググる(Google)」です。

本来ならば、Google はサービス名ですから、 I search it on Google. / I look it up on Google. = グーグル調べます。 と言うべきところ、浸透してからは下記の対話例のように動詞化していきました。

【 Google = ググる / (グーグルで)ネット検索する 】

A: Do you know what “スピード翻訳 by GMO” is?
 = スピード翻訳 by GMO」って何か知っている?

B: You can just google it.
 = ググってみたらいいよ。

A: O.K. I am googling now.
 = 分かった、今ググっている。

B: So, did you get it?
 = それで、分かったの?

A: Yes, I googled it in Japanese and fount it out.
 = うん、日本語でググったら分かったわ。

※ やらせ感満載の例文ですね!

なお、あまりに流行りすぎて「ネットで検索する」という意味ですら使われるようになってきたことで、商標権の問題が取りただされたりもしました。
参考:「グーグル」と「ググる」は別物 米高裁が商標権認める (日本経済新聞、2017/5/17)

「ウバる」も「ググる」も、日本語でも英語に連動して動詞化している点が面白いですよね。他にも動詞化していった英語の固有名詞を挙げます。

【 Photoshop = フォトショップする / (フォトショップで)画像処理をする 】

A: What!? I look awful!
 = ウッソー!? 私、ひどい写り!

B: No worries. I will photoshop it.
 = 心配しないで。フォトショップしておくから。

A: Do I look better?
 = 私、マシに見える?

B: Yes, I photoshopped the pic a bit.
 = ええ、この写真、ちょっとフォトショップしといたから。

※ 実際に Adobe Photoshop を使わなくても、画像処理ソフト / アプリを使えば、それは「フォトショップする」となります

【 Skype = スカイプする / (スカイプで)インターネット電話をする 】

A: May I call or Skype him?
 = 私が彼に電話かスカイプしようか?

B: I’ve just Skyped him yesterday. He didn’t answer it again.
 = 昨日、僕がスカイプしたばかりだけど。またスルーされたわ。

さらに時代を遡ると、「Xerox = コピーする」「FedEx = 郵送する」なんて言葉も。便利な IT、ウェブ分野のサービスやツールの固有名詞が、動詞化してきたことが見てとれます。

動詞化は、それが社会に根付いたことを意味するのかも。 英語でも日本語でも、これからはどんな言葉が動詞化していくのでしょうね!

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※ すみません、このオチは無理がありましたね……


平素よりお世話になっております。maggy でございます。

と、お決まりの表現で始まる日本語メールを書いたあと、英語でビジネスメールを書き出そうとして思い出しました。英語には、「お世話になっております」に相当する表現がありません。

Hello.Hi. といった挨拶で書き始めるか、名前を名乗るかしたら、すぐ本題に入ります。

本題に入るときは、こんな表現でメールの目的を伝えます。

I am writing to you about ~ .
= 〜の件についてですが。

I am writing with regard to ask you about ~ .
= 〜についてお願いがあります。

I would like to inform you that ~ .
= 〜についてお知らせします。

時候のあいさつなども必要ありません。もちろん英語としては上記で OK なのですが、日本人としてはどうも、何かしらのあいさつ文を書きたくなるのは、私だけなのでしょうか(ちょっと、単刀直入すぎるように感じてしまって……)。

実は、英語にもないわけではありません、似た表現が。そんな、ネイティブも使う冒頭のあいさつ文がこちら

I hope this e-mail finds you well.
I hope everything goes well with you.

直訳すると「このメールが元気なあなたを見つけることを望んでいます」のようにちょっとわかりにくいのですが、つまり「お元気でしょうか」「ご機嫌いかがですか」といったニュアンスです。ビジネスの文脈なら、「お世話になっております」にかなり近いですね。

同僚など親しい仲の場合、主語の I は省略しても大丈夫です。

Hope this e-mail finds you well.
Hope all is well with you.

そもそも日本語は曖昧な言語で、「お世話になっております」は、様々な意味を持ちますよね。ちょっとしたあいさつの意味合いで使われることもあれば、お世話になっていることについての感謝の意が含まれていることも。

そんな相手への感謝の気持ちを伝えたいときは、英語ではもっと、 具体的に、何に対して感謝しているのかを、はっきり書きます。

Thank you for your continued support.
= 変わらぬご支援をありがとうございます。

Thank you for your interest.
= ご興味をお持ちいただきありがとうございます。

I appreciate your kind assistance.
= 親切なご支援に感謝しています。

ビジネスメールの冒頭に使っても良いですし、結びのあいさつ文として、最後に付け加えてもいいですね。

英語は、もはやグローバルな言語です。まったく見たこともないような「日本語英語」では相手を困らせてしまいますが、上記のような、ネイティブも使うちょっと日本人にとって親しみやすい英語表現を活用して、日本語で大切にしている相手への配慮を表すのは、私は良いことだと思います。

ネイティブとまったく同じように書くことにこだわるより、単刀直入に書いた方が良い案件なのか、あるいは相手への配慮が必要な案件なのかを見極めて、使い分けたいですね。

おまけ :英文メールはもちろん、メール添付で送る企画書、報告書などの翻訳が必要なときは、「スピード翻訳 by GMO」のプロ翻訳者にお任せください!


スピード翻訳 by GMOでは、以前、「ブックマークを活用してみよう! ~指名翻訳の使い方~」としてご紹介した指名翻訳サービスの機能をパワーアップしてリニューアルしました。特徴は、以下の 2 点。

  • お気に入りの翻訳者を何名でも指名できます
    これまでは上限 3 名でしたが、これからは無制限。これまでは、お客さまと担当者の都合があわず、うまく発注に至らないこともあったかもしれませんが、これからはお気に入りの翻訳者を何名でも指名できますので、スケジュールも合いやすくなることを期待しています。
  • お気に入りの翻訳者をグルーピングできます
    お気に入りの翻訳者を得意分野や訳質などでグルーピングして、案件にあわせてグループを指名できます。お気に入りグループに登録しておけば、複数の翻訳者を指名する手間も省けます

たまにお客さまからお問い合わせいただくのですが、指名料はこれまでと変わらず無料です!
ぜひ、これを機にお気に入りの翻訳者を指名して、翻訳のご依頼をいただければ幸いです。

お気に入り翻訳者の登録は、こんなときに便利!

過去にご発注いただいた案件の担当者の中からお気に入りの翻訳者を選んで、お気に入り登録をしておくと、2 回目以降のご利用は、ブックマークに登録された翻訳者から、指名したい翻訳者を選ぶことで、その翻訳者に直接依頼できます。同じ翻訳者を担当者に指名すると、訳語・訳質の均一化が図れます。

■ お気に入り翻訳者の登録・指名方法
ご注文をいただいたスピード翻訳案件の詳細画面(納品物の受け取りページ)の下の方にお気に入りと書かれたセクションがあります。もし、この担当者の納品にご満足いただけた場合は、「この翻訳者をお気に入り翻訳者に登録する」のリンクをクリックすると、その担当者はお気に入り翻訳者として登録いただけます。
※ あわせて案件評価いただくと、担当者の励みにもなりますので、ご協力ください

マイページ > 案件詳細ページ

の付いたハートアイコンをクリックしてもお気に入り登録できます

登録いただいたお気に入り翻訳者は、マイページのお気に入り翻訳者リストから確認できます。

マイページ > お気に入り翻訳者リスト

次回以降、翻訳のご依頼をいただく際にサービスの選択で【指名翻訳】をお選びください。次のページで翻訳者指名をしようとしたときに、以下の画面が表示され、お気に入りの翻訳者を担当者として指名できます。

マイページ > 翻訳者・グループの指名

※ お気に入り翻訳者のアイコンの下にある「指名する」のリンクををクリックします

【メモ】 今回のリニューアルで、お気に入りと呼んでいる機能は、これまでのブックマークと呼んでいた機能と同じです

お気に入りグループの登録は、こんなときに便利!

お気に入り翻訳者として追加した翻訳者をグループとしてまとめておくと、そのグループに入っている翻訳者全員を指名できるようになります。グループの名称は自由に変更できるので、ご依頼原稿の専門分野別に翻訳者をグループ分けしたり、言語ペア別にグループ分けしたりできます。

■ お気に入りグループの作成から利用まで

1. お気に入りグループを作成する
マイページにログインし、お気に入りグループリストのページを開きます。
この画面からグループを作成するアイコンをクリックします。

マイページ > お気に入りグループリスト

2. グループに追加する翻訳者を追加
グループに追加する翻訳者は、下記のいずれかの項目から選択できます。

  • すでにお気に入り翻訳者として登録されている翻訳者 : お気に入りタブをクリックして選択
  • 各分野で活躍中の翻訳者 : 翻訳者リストタブをクリックして選択
  • 翻訳者 ID での検索結果 : ID 検索タブをクリックして、翻訳者 ID で検索して、選択

新しく作成したグループは、このまま指名翻訳サービスで、グループとして指名できます。

マイページ > お気に入りグループリスト : グループの作成

3. グループを編集する(オプション)
作成したグループは、必要に応じて以下の編集ができます。

  • グループ名の変更 : 鉛筆アイコンをクリック
  • グループの削除 : ゴミ箱アイコンをクリック
  • グループ所属のメンバーの追加 : 左端の記号のついた人物アイコンをクリック
  • グループ所属のメンバーの削除 : 登録したお気に入り翻訳者のハートアイコンをクリック
マイページ > お気に入りグループリスト : 翻訳者の追加

※ グループの名称を「GROUP 1」(初期設定)から「契約書」に変更した場合のイメージ

4. 指名翻訳サービスでグループを指名する
指名翻訳サービスで、翻訳者・グループの指名をするときに、表示された画面のグループタブをクリックして、登録済みの翻訳者グループを指名(オレンジのアイコンをクリック)します。

指名翻訳 > 翻訳者・グループの指名

指名料は無料!ぜひお試しください!


お待たせしました、maggy です。これまでビジネスメールには即レス・即答を心がけていたのですが、最近は少し時間をかけて戦略的に返信するように気を付けています(ひと夏過ぎて、また大人になってしまいました)。

英語のビジネスメールなら、なおさら気を遣います。お問い合わせはもちろん、交渉折衝トラブル対応などは社内や関係者と調整の上、誤解を招くような表現や失礼な表現がないか、よく見直してから送るようにしています。

そのためにまずは、「ちょっとお待ちください」「少々お時間いただきます」 と言ったひと言を即レスしておき、時間を稼ぎましょう。……とは言っても英語だと “Please wait.” しか思い浮かばない! なんて方もいらっしゃるのでは?

そこで状況に応じて使える、便利な表現をご紹介します。

【 少し時間が欲しいことを伝える 】

Please wait for a little while longer.
 = 少々お待ちください。

Could you kindly wait for a couple of days?
 = 数日間お待ちいただけますか。

We appreciate your patience as it might take some time.
 = 少し時間がかかりそうなので、ご辛抱いただけると幸いです。

「具体的な日数」を示すと、相手も安心して待つことができますね。

【 どのくらい待ってほしいか伝える 】

I’ll get in touch with you again shortly.
 = すぐに折り返します。

We will contact you again about the matter within a week.
 = 本件については一週間以内を目処にまたご連絡いたします。

We will get back to you at the soonest possible time.
 = 可能な限り早く回答いたします。

「お待たせする理由」を付け加えると、相手により理解していただけるでしょう。

【 詳細や状況を確認してから連絡したい場合 】

I will be in touch again shortly with more details.
 = 詳細とともに再度、迅速にご連絡いたします。

I will get back to you once I get any updates.
 = 最新の状況がわかり次第、折り返します。

We will see how things are going and get in touch next week.
 = 状況を見まして来週にもご連絡いたします。

【 回答に調査が必要な場合 】

I will look into the matter and get back to you tomorrow.
 = 本件について調査しまして、明日折り返します。

Please give me a few days to investigate about it.
 = 調査のために数日間いただけますでしょうか。

We will look into it and get back to you later.
 = 調査しまして後日ご連絡差し上げます。

【 社内調整が必要な場合 】

We’re going to have an internal discussion and get back to you.
 = 社内協議にかけまして、またご連絡いたします。

We’ll review internally and get back to you as soon as we can.
 = 社内で確認しまして、なるべく早く回答いたします。

【 担当者が不在の場合 】

If you could kindly wait until Monday, I am sure that my colleague, Tanaka, will get in touch with you.
 = 月曜までお待ちいただけましたら、同僚の田中が必ずご連絡いたします。

「お待たせしている間の対応」を提示するのも丁寧です。

【 待っていただく間の対応を提示する 】

In the meantime, please let me know if you have any further questions.
 = その間、もし他にご質問があればどうぞご連絡ください。

In a meanwhile, please see the attached document for additional information.
 = その間、添付の書類の追加情報にお目通しください。

結構お待たせするかもしれない場合は、相手への「感謝」をメール末尾などでも再び、十分に示しておきましょう。

【 お待ちいただくことへの感謝を示す 】

Thank you for your patience. / Your patience would be much appreciated.
 = お待ちいただきありがとうございます。

We will be back on Monday so we would appreciate your patience until then.
 = 月曜には回答いたしますので、それまでご辛抱いただけたら幸甚でございます。

状況が整い、十分に見直したら、さあ返信です!

【 返信をお待たせした場合 】

Thank you so much for waiting.
 = 大変お待たせいたしました。

We appreciate your patience in waiting for ~ (our response/ the update).
 = 〜についてご辛抱いただきありがとうございました。

※こちらの記事もご参考ください: 「返信(返事・返答)が遅くなり申し訳ありません」英語ネイティブはどう言う?

一本のメールで、プロジェクトの進捗や相手との関係が、良くも悪くもなります。
仕事への真摯な態度が英語にも表れるよう、様々な配慮をしながら英文メールを書きたいですね!

おまけ :複雑なビジネス交渉の英文メールはもちろん、英文資料や企画書、報告書などの翻訳が急ぎで必要なときは、「スピード翻訳 by GMO」のプロ翻訳者にお任せください!


お盆休み中の営業について(2017)

2017/08/10 | Posted by admin in その他 - (コメントは受け付けていません。)

LOGO

お盆休み中も「スピード翻訳 byGMO」の「スピード翻訳」、「指名翻訳」のサービスは、無休で営業いたします。

この期間は、翻訳者リソースが減少する可能性があるため、「スピード翻訳」、「指名翻訳」の場合は 2 時間以内に翻訳者が決定せずキャンセルになりやすくなることが想定されます。その際は、再発注も可能ですので、あらかじめご了承ください。

納品までのお時間に余裕のある場合は、納品希望日時を長めに設定することができます。これにより、最大 10 日間まで納期を延長することができます。

基本設定としては、ご発注から最大 2 時間まで担当者からの受注をお待ちしていますが、納期を長めに設定した場合、受注までの待機時間を最大 12 時間まで延長することもできます。納期延長の方法は、こちらをご確認ください。

また、電子メール、お電話、FAX などでのカスタマーサポート業務も通常どおりおこなっております。お問い合わせの内容によっては、ご対応に少々時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。


暦のひみつ ~ September(9月)は、第7の月?!

2017/08/08 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)
'September Poster Calendar' by Jason Taellious

こんにちは、maki です。きょうは前回の September(9 月)の最初の sept は、ラテン語の 7 (septem) を起源に持つ語彙なのに、月の名前になるとなぜ 9 月になるのか……という話です。

英語とフランス語、ラテン語の月の名称を並べてみました。英語は、その成立にフランス語の影響を受けていますが、元はゲルマン語由来の言語なので、比較のためにゲルマン語系のドイツ語も並べてみました。

英語 フランス語 ラテン語 ドイツ語
1 月 January Janvier Jānuārius Januar
2 月 February Février Februārius Februar
3 月 March Mars Mārtius März
4 月 April Avril Aprīlis April
5 月 May Mai Māius Mai
6 月 June Juin Jūnius Juni
7 月 July Juillet Jūlius Juli
8 月 August Août Augustus August
9 月 September Septembre September September
10 月 October Octobre Octōber Oktober
11 月 November Novembre November November
12 月 December Décembre December Dezember

比較のために比べてみましたが、英語、フランス語、ラテン語、ドイツ語ともに、そっくりですね!英単語は、ラテン語系の言語(フランス語もこの範疇)とゲルマン語系の言語(ドイツ語など)と比較すると、そのどちらかにかなりの類似性がある例はよく見かけますが、ここまでそっくりだとは思いませんでした。

9 月 / 10 月 / 11 月 / 12 月は、どの月も同じ語尾で終わっています(英語・ラテン語・ドイツ語 : -ber / フランス語 : bre)。この部分だけを抜き出して、各月とその数字を見てみましょう。

英語 ラテン語の数 意味
9 月 September septem = 7
10 月 October octo = 8
11 月 November novem = 9
12 月 December decem = 10

この接尾辞の -ber の意味は明確にわかってはいませんが、仮に「……の」だと考えると、

  • 9 月 = 7 の月
  • 10 月 = 8 の月
  • 11 月 = 9 の月
  • 12 月 = 10 の月

……となります。

だとすると、

  • 8 月 = 6 の月
  • 7 月 = 5 の月
  • 6 月 = 4 の月
  • 5 月 = 3 の月
  • 4 月 = 2 の月
  • 3 月 = 1 の月

……と逆算できます。

3 月 = 1 の月であるというこのズレは、暦の考え方の違いに起因しています

3 月は、現在の暦(グレゴリオ暦)では 3 番めの月ですが、それ以前のユリウス暦までは 3 月が 1 年の始まりだったのです。なので、

  • 3 月 = 1 の月

……には何の矛盾もないのです。春は、生命の息吹を感じる時期。3 月が 1 年の始まりなのは、現代にとっても自然な考えのように感じますね。
※ ユリウス暦 : 紀元前 45 年にカエサル(ジュリアス・シーザー)が制定 / グレゴリオ暦 : 1582 年にローマ教皇グレゴリウス 13 世が制定

おまけ
英語とドイツ語の類似性は、月の名称だけでなく、数字にも見られます。月の名称は、英語でもフランス語、ラテン語、ドイツ語間での共通点はとても多いですが、数の名称については、4 = four : vier(フィーア)、5 = five : fünf(フュンフ)、7 = seven : sieben(ジーベン)、10 = ten : zehn(ツェーン)あたりが似ているなあ……と感じます。

英語 フランス語 ラテン語 ドイツ語
1 one un unus eins
2 two due duo zwei
3 three trois tres drei
4 four quatre quattuor vier
5 five cinq quinque fünf
6 six six sex sechs
7 seven sept septem sieben
8 eight huit octo acht
9 nine neuf novem neun
10 ten dix decem zehn

関連記事 :
GMO QUICKTRANSLATE says…… : イギリスの 10 億は、アメリカの 10 億ではない?!


イギリスの 10 億は、アメリカの 10 億ではない?!

2017/08/04 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)
'One Billion Dollars' by Matt Brown

こんにちは、maki です。前回の記事大きな数の単位の名称がアメリカ英語とイギリス英語で違っている……という話にちょこっとだけ触れましたが、きょうはそんな話題です。

US UK
1,000 thousand thousand
1,000,000 million million
1,000,000,000 billion thousand million (milliard)

イギリスとアメリカという違いはありながら、同じ英語の中で billion の表す数値が違うというのはびっくりですね!これで米英間で国際取引するのは大変!

でも、大丈夫!これはもうすでに過去の話なんです。1974 年にイギリスは公式文書ではアメリカ式(short scale と呼ばれます ※)を使うことを宣言。その後、広く一般に周知され、イギリスの billionアメリカの billion同じ値となりました。しかし、前掲の表に書かれている milliard ( = thousand million) というのも聞きなれない数字ですねー。
※ 以前のイギリス式は、long scale と呼ばれるヨーロッパで広く普及している数え方(進数)。詳しくは、Wikipedia > 西洋の命数法をご覧ください

イギリスの権威のある辞書のサイトでも、以下のように記載されています。

In British English, a billion used to be equivalent to a million million (i.e. 1,000,000,000,000), while in American English it has always equated to a thousand million (i.e. 1,000,000,000). British English has now adopted the American figure, though, so that a billion equals a thousand million in both varieties of English.

: イギリス英語において、かつて billion は、million million( = 1,000,000,000,000 : 1 兆 = 100 万 × 100 万)と等しいとされていました。一方、アメリカ英語では、ずっと thousand million( = 1,000,000,000 : 10 億 = 1,000 × 100 万)に等しいとされていました。現在のイギリス英語では、アメリカ式の数値を採用しています。そのため、イギリス英語でもアメリカ英語でも billion は 1,000 million に相当します。

こどものころに、一、十、百、千、億、兆、京、垓……阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数……などと、意味もなく大きな数の単位を覚えた(覚えようとした?)ことがありますが、英語では以下のようになっています。
※ 以前のイギリス英語の表記は省きます

1,000 = 103 thousand
1,000,000 = 106 million
1,000,000,000 = 109 billion
1,000,000,000,000 = 1012 trillion
1,000,000,000,000,000 = 1015 quadrillion
1,000,000,000,000,000,000 = 1018 quintillion
1,000,000,000,000,000,000,000 = 1021 sextillion
1,000,000,000,000,000,000,000,000 = 1024 septillion
1,000,000,000,000,000,000,000,000,000 = 1027 octillion
1,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000 = 1030 nonillion
1,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000 = 1033 decillion

このような形で、1,000 倍になる(乗数が 3 増える)たびに、millionbilliontrillionquadrillionsextillion……のように llion の前の文字列が変化していきます。この bi-tri-quadri-sexti-……は、

  • bi : バイアスロン(クロスカントリー・ライフル射撃の 2 種目競技)の bi
  • tri : トライアスロン(水泳・自転車・長距離走の 3 種目競技)の tri
  • quadri : クアドラフォニック4 チャンネルステレオ)の quadri
  • quinti : クインテット(五重奏の 5)の quinti
  • sexti : セクステット(六重奏の 6)の sexti
  • septi : セプテット(七重奏の 7)の septi
  • octi : オクテット(八重奏の 8)の octi

……と続くラテン語起源の数字に関わる言葉です。数に関連するラテン語起源の数字については、覚えておくといろいろ応用が利きそうですね。
セプテンバー9 月、オクトーバー10 月だよね?ずれてんじゃない?……という話はまたの機会に……

おまけ
以前のイギリス英語(long scale)で使われていた の 1,000,000,000milliard ですが、似たもので、

US
(short scale)
UK
(long scale)
1,000,000,000,000,000 = 1015 quadrillion thousand billion (billiard)

……があります。これ、玉突きのビリヤードと同じ綴りなんですねー。ビリヤードでボールをたくさん使う競技としてはスヌーカーがありますが、これでも全部で 22 個。1,000,000,000,000,000 のボールは使わないです。なんで同じ名前なんですかね……。

関連記事 :
GMO QUICKTRANSLATE says…… : 所変われば、表記も変わる ~ 数字の桁区切り


所変われば、表記も変わる ~ 数字の桁区切り

2017/08/01 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)
'2176130_The_Reserve_Bank_of_Zimbabwe_introduces_10_20_50_and_100_trillion_Zimbabwe_dollar_notesepa01-xlarge_trans++x9qSHbeosvxfwsJrZyLDI3antVQi3GJ85Q-Ov6ogfk4' by ビッグアップジャパン

こんにちは、maki です。さて、クイズです。この人は何ドル持っているでしょうか?そもそも何枚のお札(さつ)を持っているのかがわかりませんが、1 枚のお札だけで TEN TRILLION DOLLARS の価値があるようです。MILLION ぐらいだったら「ミリオンセラー」とかの文脈で日本語でも普通に使うので、100 万だとすぐわかりますが、TRILLION と言われてもなかなかピンときません……。記載されている額面は、10000000000000。数えてみます。一、十、百、千、万……10 兆!1 枚で 10 兆ドルだとすると、この人はその高額紙幣を何枚持っている?100 枚は持ってそうですね。とすると、1000 兆ドル!

とはいえ、米ドルではありません。ジンバブエ・ドルです。すでに、ジンバブエ・ドルは廃止されてしまったのですが、ハイパーインフレで自国通貨をどんどん高額紙幣に切り替えた結果、このようなお札が生まれてしまったようです。廃止されたのは 2015 年だそうですが、当時のハフィントンポストの記事によると「300000000000000ドル=1円」とありました。10000000000000 ジンバブエドル札が 100 枚あっても、日本円だと 3.33 円!なんともがっかりな話ですが、1000 円を両替したら相当なお金持ち気分が味わえたかもしれません。
Cf. ハフィントンポスト : ジンバブエ・ドル、ついに廃止 壮絶なインフレで300000000000000ドル=1円

ここまでは、10000000000000 といった形で記載していましたが、金額を表示するときにはやはり区切りの記号を入れたほうがいいですよね。

1000000000000010,000,000,000,000

この桁区切りに使う「,」を英語では、

thousands separator (桁区切り)

……と呼びます。基本的に、英語などでは、thousand (1,000) → million (1,000,000) → billion (1,000,000,000)…… と 1,000 倍するごとに単位が変化していくので、thousands separator と呼ぶのでしょう。

日本人の脳内には (10,000) → (100,000,000) が浸みついているので、1,000 単位での切り替えがいつまでもなじめないのですけど……そんなことないですか?日ごろ数値とにらめっこしている経理の人などはそんなことないんでしょうけど、そうでない人にはそんなもんなんです!(個人的感想?)

話をもどします。一方、小数点以下の数値に使う「.」は、

decimal mark / decimal separator (小数点)

……と呼びます。

これらを組み合わせて、

1,234,567.89

……のように使います。

しかし、世界全体を見ると、各国でさまざまな違いがあります。Wikipedia(英語版)の Decimal mark の項目に詳しい説明がありましたので、一部抜粋(翻訳) + コメント追加します。

1,234,567.89 オーストラリア / カナダ(英語圏 / 非公式) / 中国 / 香港 / アイルランド / イスラエル / 日本 / 韓国 / マレーシア / メキシコ / ニュージーランド / パキスタン / フィリピン / シンガポール / 台湾 / タイ / イギリス / アメリカ
1 234 567.89 国際単位系(英語版) / カナダ(英語圏) / 中国 / スリランカ / スイス(通貨表記に推奨)
※ ちょっとだけ桁区切り部分に空白が入るパターン
1 234 567,89 国際単位系(フランス語版) / アルバニア / オーストリア / ベルギー / ブラジル / ブルガリア / カナダ(フランス語圏) / クロアチア / チェコ / デンマーク / エストニア / フィンランド / フランス / ドイツ / ギリシャ / ハンガリー / イタリア / コソボ / オランダ(通貨表記以外) / ノルウェー / ペルー / ポーランド / ポルトガル / ルーマニア / ロシア / セルビア / スロバキア / スロベニア / 南アフリカ / スペイン / スウェーデン / スイス(通貨表記以外に推奨) / ウクライナ
※ ちょっとだけ桁区切り部分に空白が入るパターン + 小数点にカンマを使うパターン
1.234.567,89 アルゼンチン / オーストリア / ボスニア・ヘルツェゴビナ / ブラジル / チリ / デンマーク / ドイツ / ギリシャ / インドネシア / オランダ(通貨表記) / ポルトガル / ルーマニア / ロシア / スロベニア / スペイン(古い書式) / スウェーデン(非推奨) / トルコ
※ 桁区切り部分にドット(ピリオド) + 小数点にカンマを使うパターン
123.4567,89 中国(万の単位での桁区切り)
※ 日本の単位の感覚に合致しています。とはいえ、日本と同じ 1,000 単位の方が利用頻度は高いのでは?と思います

国や地域の違いだけでなく、分野によっても違いが出ることがあります。これも広い意味での翻訳の範疇に入るローカライゼーションかもしれません。特にご希望のある場合は、翻訳をご依頼の際に担当者へのメモを残すことができますので、「スピード翻訳 by GMO」 をご活用の際はご検討ください。
※ ある翻訳会社のブログ記事(英語)にも似たようなものがありました

おまけ
関連記事 :
所変われば、表記も変わる ~ 日付の表記法


多少なりともこのエントリーと関連ありそうな過去のエントリー(?) :
メートル法とヤード・ポンド法 / 桁数を揃えるために数字の先頭に書いておく、あの「ゼロ」

やはり、この桁区切り問題、いろんなところで話題になっているようですね。
Cf. IPF biz – 大きい数字を読むコツ ~3桁区切りは日本語に馴染まない~ / YOMIURI ONLINE(読売新聞): 発言小町 – 桁の大きな数字の読み方のコツを教えてください / ミームの死骸を越えて行け – Billion, Millionなど英語の数字単位を頭の中で日本の単位に換算する方法

IT の世界でのプログラミングにおいては、いろんな言語が存在しますが、各言語ともに国際化対応の下、それぞれの言語でちょっとした工夫(関数とロケールの使用)をすることで、同じ数値を各言語に対応した表記法に変換できるようにしているみたいですね。翻訳業務にもこんな関数があるといいですね……。
Cf : ORACLE – 国際化対応言語環境の利用ガイド

millionアメリカ英語 / イギリス英語問題もありますが、キリがないのでまた後日……。


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