「ラジャー!」は何語?

2012/11/26 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'Roger .. over and out.' by Niels Linneberg

こんにちは、maki です。何か指示や命令を出されたときに「ラジャー!」と返事をすることってありますが、そもそもこれは何語なのでしょう。そして、綴りは? 気になったので調べてみました。

ウェブで検索するとすぐにわかりました。Roger でした。これは人名の Roger(ロジャー)と同じ綴りです。なぜ Roger という人名なのかということなのですが、説明するのはちょっと遠回りが必要です。元々この Roger は、received(受信した)という意味の無線通信での返信なのだそうです。しかし、無線通信では受信状態がよくなかったりすると聞き取りが困難になります。通信状態が悪くても相手が聞き間違えないように文字を伝えるために、軍隊などではひとつひとつのアルファベットそれぞれに特定の単語を組み合わせた表を使っていました。その中の RRoger という単語とセットになっていて、receivedRRoger ということで、指示や命令を出されたときに受信したら Roger と答える……となるわけです。

アルファベットと単語の組み合わせは、何でもいいわけではなくて、phonetic alphabet という体系で整理された表に基づいているものなんだそうです。それで思い出したのがスタンリー・キューブリックの Dr. Strangelove: or, How I learned to stop worrying and love the bomb(『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』)に登場する B-52(冷戦時代の主力大型爆撃機)の機長 Major Kong(コング少佐)のセリフで “Target reference November Bravo X-Ray One Zero Eight” というものです。これを訳すと「目標標準、ノーベンバー、ブラボー、Xレイ、108」となります。この November は NBravo は BX-ray は X を意味します。

調べてみると、この November や Bravo、X-ray、Romeo は、NATO Phonetic Alphabet(NATOフォネティックコード)で定義されているものなんだそうです。この表は、NATO(北大西洋条約機構)以外でも、ICAO(国際民間航空機関)、ITU(国際電気通信連合)、IMO(国際海事機関)、FAA(アメリカ連邦航空局)、ANSI(米国規格協会)でも採用されているものだそうです。

きっとこの phonetic alphabet の表の中では、R = Roger と定義されているんだろうと思ったのですが、同じ映画の別のセリフでは “R for Romeo” と言っています。あれ、おかしいですね。

さらに調べてみたところ、、これは Joint Army / Navy Phonetic Alphabet という体系で RRoger と定義されたことに由来するようです。この表は、アメリカ軍によって、1941 年に開発され、1956 年まで使用された体系です。おもしろいことに、この表は以前の記事(Sandy who? Hurricane Sandy. ハリケーン・サンディは、誰が名前をつけたの?)でご紹介したハリーケーンの命名ルールとして 1947 年から 1952 年まで使われていたということもわかりました。調べてみるものですね。

先ほどご紹介した Dr. Strangelove……には、”Roger. Ready to set code prefix.” というセリフもあります。この映画は、米ソ冷戦期を舞台にしたもので、このころは R = Romeo の時代ですが、「了解」といった意味での Roger はすでに定着していたんでしょうね。作戦行動中に Romeo というのもなんだかそぐわない感じですし。

日本では、一般的に人名の Roger は「ロジャー」と綴られますが、アメリカ映画などで聞かれた「ラジャー」(rɑ́dƷər)をそのまま取り入れたんでしょうね。イギリス英語だったら「ロジャー」(rɔ́dƷə)になっていたかも?

photo : “Roger .. over and out.” by Niels Linneberg


国際的に情報と人を動かす、海外広報(プレスリリース)のお仕事と翻訳

2012/11/19 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'lück gehabt - lucky strike' by LeonArts.at

こんにちは、maggy です。前回は、日本のものづくりと海外輸出の現場で伺ったお話について書きましたが、先日は、日本で開催されるイベントを海外に告知するという、 国際的な広報(PR)のお仕事をしている方のお話を伺う機会がありました。

日本からどんな風に海外に情報を発信するのでしょう。海外向けプレスリリース配信代行サービスを使い、お金を払って依頼するという方法もありますが、お話を伺った方は、限られた予算を有効に使うために、広報活動はすべてご自身で行うことのほうが多いそうです。

その方法とは、まず 英文のプレスリリースを用意し、思い当たるところにどんどんメールを送るんだとか。興味を持ってくれそうな海外の人が、どんなところで情報に触れているのかを考えるそうです。例えば旅行雑誌や機内誌、やはり日本に来てもらうとなるとお金が必要なので、ラグジュアリー雑誌など。

さらには、 海外の無料プレスリリース配信サービス(free press release distribution service)を使うという方法も。ひと昔前は、すべて FAX で行っており、通信費がかさむので送り先は厳選しなければいけなかったそうですが、こうしてメールやウェブサービスを使えば無料です。

通称「外国人記者クラブ」と呼ばれる、社団法人日本外国特派員協会(Foreign Correspondents’ Club of Japan)などの報道関係者に連絡をすることもあるそうです。メディア関係者の知り合いとは、対面のお付き合いも欠かさないとのこと。

こうした活動を続けていくと、次第に、どんな案件ならどこにプレスリリースを送ったらいいかというリストもできていくそうです。

こうして情報を動かし、実際に海外から日本に人を動かすなんて、タフだけど大変やりがいのありそうなお仕事ですよね!

これらの一連の広報活動の要になるのは、やっぱり 英文のプレスリリース。そのイベントやサービス、商品の魅力が伝わるものを作りたいですよね。「スピード翻訳 by GMO」 なら、広告・広報・IR・マーケティング・メディアの分野の翻訳にも慣れた翻訳者がお手伝いできます。

せっかくなら、質の高いプレスリリースを、自信を持って世界に発信しましょう! きっとそこから人の心が動き、行ってみたい! 使ってみたい! という行動につながるのではないでしょうか。

photo : “relaxing together” by soulfish


「ホット・ジャパン」でいこう! あったかビジネス翻訳

2012/11/13 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'relaxing together' by soulfish

こんにちは、maggy です。先日、ある地域の商工会議所の交流会に顔を出してきました。

お酒を交わしながら、中小企業の社長さんや観光事業担当者さんと歓談。「この地域の伝統工芸品の魅力を世界に伝えるぞ!」という海外進出プロジェクトの計画や、「うちの製品の質が認められてね、急にヨーロッパに輸出することになってねぇ!」といったうれしい悲鳴まで、元気の出るお話をたくさん伺いました。

お酒が深くなり、身の上話なんかも飛び交います。「来月はロンドンとパリなんですよ。でも、英語がねぇ……。」「それでねぇ、急に英語の製品仕様書と契約書を用意しないといけなくなっちゃったの。どうしましょう!?」。

日本のものづくりは「 クール・ジャパン」として世界から注目が集まっていますが、いやはや、現場はこんなにも国際的になってきているんですね。思わず「まさにクールジャパンですね!」と、わたし。

すると、こう返されちゃいました。「クール? いやいや、そんな冷たそうなものじゃないさ。俺たちがやってることは、 ホット・ジャパンだよ!」。確かに、この現場の熱気と人の温かさには、「ホット・ジャパン」の方がしっくりきますね。

スピード翻訳」サービスへのご依頼にも「契約書の翻訳」「製品仕様書の翻訳」が多くあります。それぞれのご依頼の裏舞台には、こうした現場でがんばる人々の、うれしいドタバタ劇や人間ドラマがあるのかしら。交流会に参加してから、依頼者さんのお顔を想像するようになりました。

ビジネスの書類や資料の翻訳というのは、書面だけでなく、そこに込められた、日本のものづくりの心や現場のあったかさも一緒にお預かりすることなのかな、なんて思いました。

スピード翻訳 by GMO」 なら、専門分野のプロの翻訳者が最短 30 分でスピード納品。現場の熱気が冷めないうちに翻訳をお届けできますね。さあ、世界を目指して「ホット・ジャパン」でいきましょう!

photo : “relaxing together” by soulfish


前門の虎、後門のオオカミ – Between the Hammer and the Anvil

2012/11/08 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'Stop! Hammertime!' by Herr Olsen

こんにちは、maki です。ここ数週間ぐらい、毎朝 5 km ほど歩いて通勤しています。数週間前はちょうど気候もよかったので始めてみました。でも、立冬を迎え、寒くなってきてしまったので、いつまで続くことやら。そのウォーキングの間には音楽を聞いているのですが、きょう聴いていた Judas Priest の “Between the Hammer and the Anvil” という曲が妙に気に入ってしまい、ヘビロテしていました。

hammer は、ハンマーですね。anvil は聞きなれない単語ですが、鉄床かなとこです。熱した金属を硬い鉄の塊である鉄床の上で、ハンマーで叩いて、鍛えたり、整形したりするわけです。Judas Priest にふさわしい、とても Heavy Metal な情景です。

ひょっとしてイディオムになっているのではないかな……と思って調べてみたところ、やはりそうでした。「どっちにしてもヤバイ状況」のことなんだそうです。日本語の「前門の虎、後門の狼」と似た慣用句ですね。前に進むも、後ろに下がるも危機が待ち構えている状況です。

between the hammer and the anvil の類似表現としては、between a rock and a hard place というのがありました。こっちは Rolling Stones ですね。ハンマーと鉄床という組み合わせが Heavy Metal の Judas Priest に対して、岩(rock)が Rolling Stones というのはなんともいい対比です。

他には、between the devil and the deep blue sea というのもありました。こちらは「背水の陣」といった印象です。

この between A and B シリーズには、同じ意味でもうひとつありました。between Scylla and Charybdis です。ScyllaスキュラCharybdisカリュブディスとして紹介されているギリシャ神話の海の怪物。イタリア半島のブーツのつま先とシチリア島の間のメッシーナ海峡での海難事故の原因と言われていたのだとか。狭い海峡で怪物に挟み撃ちにされるというのはなんともヤバイ状況です。

この Scylla という綴りを見ていると、イタリア語の Sicilia とかなり似ている気がするんですよね。あと対岸のブーツのつま先は、カラブリア州という地域なんだそうですが、イタリア語では Calabria。これも似ている気がします。関係あるんでしょうか、ないんでしょうか……なんてことを考えながらウォーキングしています。

photo : “Stop! Hammertime!” by Herr Olsen


再納品について

2012/11/05 | Posted by admin in サービス全般 - (コメントは受け付けていません。)

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スピード翻訳 by GMO」の各種サービスでは、必要に応じて担当翻訳者の判断で一度納品した翻訳の成果物を再度納品させていただくことがございます。翻訳者が再納品をおこなった場合には、

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……といった標題のメールをお送りしております。

これは、納品物に間違いなどがあったときなどに翻訳者の判断で、修正・改善し、再度納品するための仕組みです。本来であれば、間違いや何らかの瑕疵のないものだけを納品すべきところではありますが、緊急避難的に再納品させていただく場合がございます。上記の標題のメールをお受け取りになられた際は、お手数ではございますが、再納品されたファイルのご確認をお願いいたします。

再納品の際は、最初の納品物と再納品したものとどのような修正・変更を書き添えるよう翻訳者には伝達しておりますので、そちらの翻訳者のコメントをご参考にお取り扱いいただければと存じます。また、翻訳者には再納品の必要がある場合は、納期から 30 分以内の再納品を励行するよう周知しております。

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