ゴールデン・ウィーク☆ ん、GOLDEN?

4月 27th, 2012 | Posted by chicchi in 小ネタ - (ゴールデン・ウィーク☆ ん、GOLDEN? はコメントを受け付けていません)

Tentama's photo on Flickr

こんにちは chicchiです。みなさんは、ゴールデン・ウィークをどうお過ごしになられますでしょうか。3 連休+ 4 連休で、あるいは間の 2 日もお休みにしてゆっくりすごす方もいらっしゃるのではないかと思います(ちなみに「スピード翻訳」のサービスは、24 時間 365 日、翻訳のお仕事を受付中です♪ ※)。

この「ゴールデン・ウィーク」ですが、なぜ「ゴールデン」なのでしょうか。またまた気になりました(笑)。和製英語っぽい感じはかなり漂っていますが、気になりますね~。

調べてみたところ、一説には、この時期に公開された『自由学校』(1951)という映画が正月やお盆の書き入れ時よりもヒットしたことを受け、多くの人に映画館に足を運んでもらおうという映画のプロモーションとして、大映専務だった松山英夫氏による造語だというのがあるみたいです。

また、ラジオで最も聴取率の高い時間帯「ゴールデンタイム」に由来するものだという説もありました。元々は「黄金週間」と言われていたようですが、インパクトに欠けることから、「ゴールデン・ウィーク」となった……との説もありました。

数年ぐらい前からよく聞くようになった 9 月の大型連休を「シルバー・ウィーク」と呼ぶのも、ご本家「ゴールデン・ウィーク」からの連想でしょうね。

このゴールデン・ウィークですが、ご存知のとおり日本独特の連休です。ですので海外では、英語っぽい発音で “Golden Week” と言ってみても、何のことだかまったく通じません。辞書を見ても日本語の「連休」のような単語または連語はどうも英語にはないようで、consecutive holidays(連続する休日)や holiday-studded week(休日のちりばめられた週)、successive holidays(連続する休日)などあまり胸躍るようなすっきりまとまった特別な語彙はないようです。

キリスト教国では、この時期なら Easter が長めの休みとして設定されることが多いですね。あとは、アメリカだと、秋になりますが感謝祭(Thanksgiving)でしょうか。この時期は、休暇を取って帰省して、親族同士でお祝いする family reunion(親族会)なんてのをおこなう家族も多いようです。

あとは、キリスト教の方なら言わずと知れた Christmas。この時期は、ユダヤ系の方は Hanukah(ハヌカー)、アフリカ系の方なら Kwanzaa(クワンザ)などという祝日があります。さまざまな人種の入り乱れるアメリカの大都市などでは、このようにさまざまな文化的・民族的バックグラウンドを持った人が多いので、”Merry Christmas!” と言うよりも、”Happy Holidays!” というのがいいのだとか。

では、そんなところで、Happy Holidays!

※ カスタマーサポートの業務は、05/01・02 のみの営業となります。詳しくは前回のエントリー「ゴールデンウィーク中の営業について」をご覧ください

photo by Tentama


ゴールデンウィーク中の営業について

4月 23rd, 2012 | Posted by admin in お知らせ - (ゴールデンウィーク中の営業について はコメントを受け付けていません)

ゴールデンウィーク中も「スピード翻訳」の「スピード翻訳」、「オークション翻訳」の両サービスは、無休で営業いたします ※ 。

ただし、電子メール、お電話、FAX などでのカスタマーサポート業務は、暦どおりとなりますので、ご対応に少々時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

04/28(土) カスタマーサポート業務は、休業
04/29(日・祝) カスタマーサポート業務は、休業
04/30(月・休) カスタマーサポート業務は、休業
05/01(火) 通常営業(10:00 – 18:00)
05/02(水) 通常営業(10:00 – 18:00)
05/03(木・祝) カスタマーサポート業務は、休業
05/04(金・祝) カスタマーサポート業務は、休業
05/05(土・祝) カスタマーサポート業務は、休業
05/06(日) カスタマーサポート業務は、休業

※ 連休中は、翻訳者リソースが減少する可能性があるため、「スピード翻訳」の場合は 2 時間以内に翻訳者が決定せずキャンセルになりやすくなったり、「オークション翻訳」の場合は入札する翻訳者が少なめになることが想定されます。あらかじめご了承ください


お見積書の自動発行はじめました

4月 17th, 2012 | Posted by admin in サービス全般 - (お見積書の自動発行はじめました はコメントを受け付けていません)

スピード翻訳:お見積書 PDF サンプル

スピード翻訳」の「スピード翻訳」サービスでは、お見積書の自動発行をスタートしました。「スピード翻訳」の自動見積結果画面から PDF でお見積書を自動発行できるようになりましたので、企業などにお勤めのお客さまで、社内での検討用にお見積書をご希望の場合は、ぜひこちらをご利用ください。
こちらをクリックいただくと、お見積書サンプルをご確認いただけます

スピード翻訳」のオンライン翻訳サービスをお使いのお客さまには、企業などにお勤めの方がとても多いようです。法人会員としてご登録いただくお客さまはもちろん、個人会員としてご登録いただいているお客さまの中にもどちらかの企業などに在籍されていて、そのお仕事の関係で「スピード翻訳」をご利用いただいていらっしゃる方が相当数いらっしゃるようにお見受けいたします。

お勤め先の内規や役職ごとの権限などにより違いはありますが、「1 万円以上の物品の購入や役務の享受」には、事前の社内の了承(稟議など)が必要だというケースはよくあると思います。そうした際の参考資料として、このお見積書をご活用いただければ幸いです。

お見積書は、従来どおり自動見積りフォームでお見積りをお取りいただいて、その見積結果ページ上の【お見積書の発行】ボタンをクリックするだけです。自動的に PDF のお見積書が表示されますので、印字したり、ファイルで保存してご利用いただけます。

以下、自動見積りフォームのご利用からお見積発行までの手順を簡単にご案内いたします。1 – 6 までのステップは、従来の「スピード翻訳」の自動見積プロセスになりますので、お見積書の発行に要するステップは 7 の 1 ステップだけということになります。

  1. 「スピード翻訳」サービスのトップページの自動見積もりフォームにアクセス
  2. 翻訳方向を選択する(○○語から△△語)
  3. 翻訳分野を選択する
  4. 原稿入力フォームに原稿を入力するか、MS Word ファイルで用意する
  5. 【お見積を確認する】ボタンをクリック
  6. 自動見積結果が表示される
  7. 自動見積結果の詳細中の【お見積書の発行】ボタンをクリック
    ※ このお見積書は、会員登録いただき、ログインいただいた場合には、サンプルにあるように、左上に宛名を出力することができます。会員登録いただいていないお客さま、会員登録済みでもログインされていないお客さまは、宛名欄は空白となります

今後とも引き続き「スピード翻訳」をご愛顧いただけますよう心よりお願い申し上げます。


モラトリアム人間

4月 16th, 2012 | Posted by maki in 小ネタ - (モラトリアム人間 はコメントを受け付けていません)

'Peter Pan Statue' by toastbrot81

こんにちは、maki です。自宅の近所を散歩していたらけっこう衝撃的な名称のアパートを発見しました。「モラトリアム○○」(「○○」は地名です)。「○○荘」っていうトラッドな名称のアパートは少なくなりましたが、「コーポ○○」とか「ハイツ○○」などというのはよくありますよね。「フォンテーヌ○○」なんていう意味不明なものまでうちの近所にはあったりします。こういうネーミングは、オーナーの意向なのか、あるいはオーナーに意向がなくて不動産屋さんが適当に命名しているのかわかりませんが、それにしても「モラトリアム○○」というのはちょっと……。
※ その他のおもしろい賃貸住宅の名称はこちら……

いわゆる「モラトリアム」というと「肉体的には成人しているが、社会的義務や責任を課せられない猶予の期間。また、そこにとどまっている心理状態」(出典 : 『大辞泉』)……という意味がパッと頭に浮かびますが、これは『大辞泉』では 3 番めの語義。つまり、本来の意味は別にあるわけです。先ほど引用した『大辞泉』いわく、

モラトリアム【moratorium】

  1. 支払猶予。法令により、金銭債務の支払いを一定期間猶予させること。戦争・天災・恐慌などの非常事態に際して信用制度の崩壊を防ぎ、経済的混乱を避ける目的で行われる。
  2. 製造・使用・実施などの一時停止。核実験や原子力発電所設置などにいう。
  3. 肉体的には成人しているが、社会的義務や責任を課せられない猶予の期間。また、そこにとどまっている心理状態。

出典 : 『大辞泉』 – モラトリアム(小学館)

……とのこと。moratorium の本義としては「支払猶予」や「一時停止」といった意味合いであるにもかかわらず、カタカナ語の「モラトリアム」となると俄然「ピーターパン症候群」(Peter Pan Syndrome)的な意味合いでの使われるのが日本での現状と言えるでしょう。

さらにはこんな項目まで『大辞泉』には収録されていました。

モラトリアム‐にんげん【モラトリアム人間】

年齢では大人の仲間入りをするべき時に達していながら、精神的にはまだ自己形成の途上にあり、大人社会に同化できずにいる人間。

出典 : 『大辞泉』 – モラトリアム人間(小学館)

心理学者の E. H. エリクソンが「青年が社会で一定の役割を引き受けるようになるまでの猶予期間」を moratorium という言葉を転用したことから、こうした意味が生まれたようです。日本では、1978 年に発表された『モラトリアム人間』(小此木啓吾)により「モラトリアム」という言葉が広く一般に知られるようになったものと思われます。

では、英英辞書では moratorium はどのように定義されているでしょうか。Merriam Webster では、以下のように定義されています。

Definition of MORATORIUM

  1. a : a legally authorized period of delay in the performance of a legal obligation or the payment of a debt
    b : a waiting period set by an authority
  2. : a suspension of activity

出典 : Merriam-Webster Dictionary – moratorium

上記以外にも複数の辞書を見てみましたが、moratorium の定義には、社会心理学的な意味合いでの定義は辞書には収録されていませんでした。あくまでも、社会心理学の枠内での転用ということであって、moratorium というのは日本で言う「モラトリアム」のような含意は一般的にはあまり浸透していないのかもしれません。

では「モラトリアム人間」という単語が翻訳の依頼原稿に含まれていた場合はどうすればよいでしょうか。moratorium manmoratorium people といった組み合わせはほとんど見つかりませんでした。かろうじて、people in moratorium という表現がすこしだけ見つかりました。

文脈や文章のトーンにもよりますが、英英辞書にも「成長することを望まない成人 : 思春期の興味や態度にしがみつこうとする人」と定義されているので、さきほどちらっと言及した「ピーターパン症候群」で使われている「ピーターパン」(Peter Pan)をそのまま使ってもよいかもしれませんね。改めて翻訳の難しさを痛感しました。

Definition of Peter Pan

  1. : a boy in Sir James Barrie’s play Peter Pan who lives without growing older in a never-never land
  2. : an adult who does not want to grow up : one who hangs on to adolescent interests and attitudes

出典 : Merriam-Webster Dictionary – Peter Pan
※ 下線著者

photo: “Peter Pan Statue” by toastbrot81


メートル法とヤード・ポンド法

4月 13th, 2012 | Posted by maki in 小ネタ - (メートル法とヤード・ポンド法 はコメントを受け付けていません)

Mile 0 by Sam Howzit

こんにちは、maki です。前回のエントリーで「平方フィート」や「マイル」といった単位が出てきましたが、アメリカでは日常的に使われている度量衡の単位です。1 フィートは 30.48 cm、1 マイルは 1.609344 km。日ごろ慣れ親しんだ「メートル」でないと、すぐに「ああ、あのぐらいか」という想像がしにくいものです。日本をはじめとする多くの国々ではメートル法を採用しています。これに対し、アメリカでは日常的にヤード・ポンド法を採用しています。この違いが、翻訳のときにもどう扱うべきかをちょっと考えてしまう問題になったりすることもあります。

福島第一原発の事故を機にアメリカ大使館が 80 km 圏内に在住の米国民に対し退避勧告を出したという報道がありました。普段の感覚だと 50 km でも 100 km でもない中途半端な数字なような気もしますが、元々は 50 マイル( = 1.6 km * 50 )というガイドラインに基づく数字だったようです。また、航空機による救援活動に携わる兵士には 112 km 以内への立ち入りにはヨウ素剤の服用を義務付けたという記事もありましたが、これも 70 マイル( = 1.6 km * 70 )ということのようです。アメリカでは、自動車のスピードメーターもマイル表示ですし、60 mph といえば毎時 60 マイル(時速 96 km!)のこと。日本でよく運転をする人でも、アメリカに行ったときは、km 感覚ではなく、マイル感覚でメーターを確認するなど、気を付けないといけないですね。
※ マイル(mile : 略号 = mi)

ヤード・ポンド法では、重さはポンド(pound : 略号 = lb)を使います。1 lb は 453.59237 g です。他にはオンス(ounce : 略号 = oz)も使います。1 lb = 16 oz となります。こうした表示は、アメリカ製の輸入食品のパッケージなんかでよく見かけたりします。16 進数の単位というのも歴史的を感じさせるシステムのように思えます。

近年までヤード・ポンド法はイギリスでも使われていましたが、1995 年にメートル法に変更し、2000 年以降はヤード・ポンド法の使用を禁止しているようです。アメリカでは、法律的にはメートル法を採用しているものの、いまだにヤード・ポンド法が日常的に使われています。

こうした単位をどう翻訳するかというのは悩ましい問題でもあります。先ほどの 50 マイル 圏内の退避勧告は、80 km と訳したほうがわかりやすいでしょう。でも、伝統的にヤード・ポンド法を採用しているゴルフのヤード(yard : 略号 = yd)やボクシングのポンド(パウンド)は、そのままの方がわかりやすいでしょう。だからといって、単位があまりにも混在するのも読みにくい仕上がりになってしまいます。

実際の翻訳案件ではどう訳すべきかに迷うことも多いはずです。お客さまからの指定があればそれに従えばよいのですが、そうでない場合は案件の文書が交わされる業界に応じたスタイルガイドに従うことになります。しかし、そうしたスタイルガイドのない業界もたくさんあります。そんなときに単位をどう扱うかについては、それぞれの翻訳者によって判断は異なると思います。「お客さまからの指定やスタイルガイドがなければ、そのままの単位を残す」という考え方もあるでしょうし、「慣用的な単位に変換し、わかりやすさを重視する」という考え方もあるでしょう。ケースバイケースで臨機応変に対応し、訳者注としてコメントを残すということをされている場合もあります。

スピード翻訳」では、ご発注の際にお客さまから翻訳者の方へのメモを残す機能をご用意しています。このメモ機能を使って、単位をどう扱うかなどのリクエストをお書き添えいただくこともできますので、そうした案件のご依頼の際には、ぜひメモ機能をご利用ください。

おまけ : Google のウェブ検索には、電卓機能があるのはご存知ですか? Google の検索窓には、計算式を入力すると、検索結果の上部に計算結果が表示されます。例えば、2+3 と入力すれば、5 と返ってきますし、2^3( = 2 の 3 乗)と入力すれば 8 と返ってきます。

この電卓機能には単位の換算機能もあって、125 ポンドと入力すれば、56.6990463 キログラムと返ってきます。300ヤードなら 274.32 メートル451華氏なら、232.777778 度(摂氏) と返ってきますよ。大概の単位換算ならできてしまいますね。

photo : “Mile 0” by Sam Howzit


18 MILES OF BOOKS – 28.8 km の本

4月 11th, 2012 | Posted by maki in 小ネタ - (18 MILES OF BOOKS – 28.8 km の本 はコメントを受け付けていません)

STRAND BOOKSTORE

こんにちは、maki です。先日通勤の途中で、STRAND と書かれたトートバッグを肩から下げた人を見かけました。本の大好きな NEW YORKER であれば知らない人はいないのではないかとおもうぐらいに有名な、Manhattan にある古書店 STRAND BOOKSTORE です。とにかく大きな古本屋さんで、店舗面積は 55,000 平方フィート、つまり約 5,110 m2。と言ってもよくわからないし、1,550 坪といってもピンとこないですね。Wikipedia の Strnad Bookstore の項目(英語)によると全米でも有数の広さの古書店なのだそうです。

お店があるのは、Manhattan でも南の方で、East Village の近くです。Manhattan を縦断する Broadway に面していて、すぐそばには公園や New York University なんかもあるエリアです。店内の壁はすべて本棚、山積みの本、本、本……という状態。このお店のキャッチコピーは、”18 MILES OF BOOKS” 。きっと本をどんどん積み上げていくとその高さが 18 マイルにおよぶということなんでしょうね。18 マイルは、28.8 km、およそ 29 km。東京の大手町を起点にすれば横浜とか町田、立川、大宮、幕張とかそんな距離。250 万冊以上の在庫があるらしいですよ。

STRAND BOOKSTORE の STRAND はオーナー(または、創業者)の苗字なのかと思っていたのですが、そうではないようです。strand を辞書で調べてみると、詩などで「岸」や「浜」を表す言葉だとわかりました。LONDON の the Strand(ストランド街)も元々はこの意味なのだそうで、そういう流れなのかもしれません。同時に strand は動詞としては、「座礁させる(する)」、「立ち往生させる(する)」、「途方に暮れさせる(暮れる)」という意味があるようです。あまりの在庫量の多さにお客さんが「途方に暮れる」という意味だったらおもしろいなあ……などと考えてしまいました。

今回の記事には、「平方フィート」や「マイル」などの単位が出てきましたが、度量衡は翻訳では重要な要素ですので、これについてはまた別の機会にお話ししたいと思います。

photo by Beyond My Ken


お花見♪

4月 6th, 2012 | Posted by chicchi in 小ネタ - (2 Comments)
'Cherry Blossom Branch in Tidal Basin' by Y Nakanishi

こんにちは、chicchi です。もうすっかり暖かくなって、重たいコートも羽織らなくていい季節になってきましたね。

春といえばですね。そして、桜といえばお花見です。私は、この季節が大好きです。冬の寒さから、一転して街中が薄いピンク色に染まる、ほんの 2 週間弱の期間。日本中の人々が、この季節を待ち遠しく思っていることでしょう。

Wikipedia の「花見」の記事によると、元々は中国から伝来したばかりの梅を奈良時代の貴族たちが鑑賞する行事が起源だったようです。奈良時代の「梅」の花見が、平安時代に「桜」の花見に変わっていったみたいですね。

古くから、日本では桜が愛されてきたんですね。海外では、お花見をしようにも桜の木がそもそも存在していない国が多いようです。日本の伝統的な風物詩といえますね。

英語では、cherry-blossom viewing、や cherry blossom viewing party などの訳はあるようですが、そもそも一般的におこなう行事ではないので、定訳はないようです。

他の国の、お花見事情も興味があったので調べてみました。

Washington, D.C. のポトマック河畔の桜並木は名所のひとつになっていますが、この桜は 1912 年(明治 45 年)に、アメリカのタフト大統領夫人の希望により、当時の尾崎行雄東京市長がプレゼントしたものが始まり。日米友好にも、桜の花が一躍買っているといううれしいお話ですね。先日、テレビでその様子を見ましたが、みんなぶらぶら散策しながら、桜の花を楽しんでいました。

chicchi の豆知識
Washinton, D.C. に桜が寄贈されてからちょうど 100 年。桜並木のところで National Cherry Blossom Festival というイベントが催されています。そこに BLOOM WATCH というフレーズを発見しました♪ まさに花見ですね。

そしてお隣の国、韓国にも桜の木は多く、桜の開花に合わせ各地でお祭りが開かれたり、ドライブやハイキングに出かけたり、桜を楽しむ習慣は同じみたいですね。

中国語では、花見を賞花といい、さまざまなな花を鑑賞することらしく、あまりお酒を飲んだりシートを敷いてゆっくりすることはないようです。バーベキューしたり(あれ?)、ピクニックをするというのが一般的みたいですね。

'Cherry trees and Washington monument' by ktylerconk

西洋にもサクラ属の花は存在しますが、英語の cherryサクランボのことで、花を指すときは cherry blossom といいます。つまり、cherry blossom は、サクランボ(の木)の花という感覚なんでしょうね。19 世紀後半から 20 世紀初頭の最も有名な日本研究家の一人、イギリスの Basil Hall Chamberlain(バジル・ホール・チェンバレン)は、明治初期に来日した際に

The Japanese cherry-tree is cultivated, not for its fruit, but for its blossom……
訳 : 日本で桜の木が植えられるのは果実のためではなく、花を見るためである

との言葉を残しています。

余談ですが、彼は俳句を英訳した最初の人物の一人であり、日本についての事典 Things Japanese や『口語日本語ハンドブック』などといった著作、『古事記』などの英訳をした歴史的な翻訳者でもあります。

桜は、日本人のみならず世界の人々の心をも華やかにし、楽しませてくれる花です。最近では、酔っ払って桜の木を折ったり、傷を付けてしまったりという悲しい話も耳にしますので、皆さんお花見の際にはくれぐれも、桜を傷付けたりしないように気をつけて楽しんでくださいね。

chicchi の豆知識 受け売り
先日、テレビで『上野樹里が行く! 桜前線大追跡 ~ヒマラヤから日本列島 4,500 キロの桜ロード』という番組をやってました。日本の桜の原種は、ネパールのヒマラヤザクラだという考えられているそうです。現地では、冬に咲くようで、ロケをおこなった 12 月上旬で満開でした。ネパールの人は、特に花見はしないそうです……。次に訪れた中国雲南省の少数民族・リス族の集落では、農閑期のお祝いということで、現地の人たちがお花見っぽい感じで楽しんでいる様子を見ることができました♪

どんちゃん騒ぎまでしちゃうのは、日本人だけ……? (´・ω・`)

photo: “Cherry Blossom Branch in Tidal Basin” by Y Nakanishi / “Cherry trees and Washington monument” by ktylerconk


翻訳から印刷物のデザイン・印刷、電子書籍・WEB化を一括でおこなう「翻訳ワンストップ」サービス、4月23日から提供開始

4月 6th, 2012 | Posted by admin in プレスリリース - (翻訳から印刷物のデザイン・印刷、電子書籍・WEB化を一括でおこなう「翻訳ワンストップ」サービス、4月23日から提供開始 はコメントを受け付けていません)

本日、スピード翻訳株式会社は、プラス株式会社の社内カンパニーであるジョインテックスカンパニーと、ジェイプリント株式会社と協業し、翻訳からデザイン、印刷、デジタルメディアの制作までを一気通貫で請け負う「翻訳ワンストップ」サービスを 2012/04/23(月)から開始することを発表いたしました。

プレスリリース翻訳から印刷物のデザイン・印刷、電子書籍・WEB化を一括で行う「翻訳ワンストップ」サービス、4月23日から提供開始

ビジネスの国際化を迫られる企業や海外からの観光客誘致の推進に注力されている地方自治体などのお客さまのニーズに応えるサービスです。こうしたニーズへの対応には、会社案内やパンフレット、WEBサイト、電子書籍などの制作だけでなく、コンテンツの英語や中国語、韓国語への翻訳も必要になってきます。この部分を弊社が担当させていただく予定です。
※ 上記写真が、制作物のサンプルイメージ(一例)となります

企業や地方自治体向けのサービスになりますが、ご興味をお持ちの方はお気軽にお問合せください

GMOスピード翻訳は、さまざまな翻訳のニーズにフレキシブルに対応していくことを目指してまいります。今後とも「スピード翻訳」をご愛顧いただけますよう心よりお願い申し上げます。


【残り 5 日!】 「スピード翻訳 by GMO」の初めてのお客さま全員に Amazon ® ギフト券をプレゼント

4月 4th, 2012 | Posted by admin in キャンペーン - (【残り 5 日!】 「スピード翻訳 by GMO」の初めてのお客さま全員に Amazon ® ギフト券をプレゼント はコメントを受け付けていません)

スピード翻訳を注文するともれなく全員に Amazon ギフト券をプレゼント!

2012/03/08 から「スピード翻訳」をご利用いただいたことがないお客さまのためのご優待キャンペーンを開催していますが、キャンペーン期間は本日を入れて残り 5 日となりました。「オンライン翻訳ってどんなものなんだろうなあ」とお考えの方は、ぜひこの機会にお試しください♪

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※ お取引金額が 2,500 円未満の場合は、翻訳料金(税抜)の 20% 相当のギフト券の贈呈となります

お見積りは無料。「スピード翻訳」のウェブサイトのトップページの自動見積フォームで納期と翻訳料金をその場でご確認いただけます。
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いままで「オンラインでの翻訳の外注ってどんなもんなんだろう」、「話には聞いたことはあるけど」とお迷いになられている方はぜひこのチャンスにお試しください。

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planets – 惑う星たち

4月 2nd, 2012 | Posted by maki in 小ネタ - (planets – 惑う星たち はコメントを受け付けていません)

'Venus, Moon and Jupiter' by T. Itakura

こんにちは、maki です。このあいだのちょっとした天体ショーはご覧になられましたか? 03/26 の夕方、西の空に金星と木星が三日月を挟み撃ちにするような感じで 3 つの天体が並んでました。そのちょっと前の 03/14 には、金星と木星が大接近してました。天文学的にはそんなに珍しい現象ではないようですが、空の明るい東京でも十分に観測できて、起きているのが辛くなうような時間でもないタイミングで見られたというのは、とてもよかったと思います。

大接近していた 2 つの惑星が、2 週間ちょっとでずいぶん離れてその間に三日月が割って入る構図に変わっているというのは、とてもおもしろいですね。惑星や衛星以外の恒星は、季節によって変化はしますが、恒星と恒星の相対的な位置関係はそんなに短い時間では変わりません。昨日と今日でオリオン座の形が変わるなんてことはないですよね。現代人であれば、惑星は恒星とは違うこと、惑星の運行は複雑であることといった程度の基礎知識がありますが、惑星の存在やその運行について知識のなかった昔の人たちにはとても不思議な現象だと感じられたのではないかと思います……と Twitter に書いたところ、『「惑星」っていうぐらいですから』と知り合いからレスポンスが返ってきました。

なぜ「」星なのかな……と考えたことはなかったわけではないですが、なるほどねーと思いました。すこし調べてみたところ、明治時代には「惑星」と呼ぶか、「遊星」と呼ぶかで論争があったみたいですが、どちらも天体としての運行がふらふらしているというところからこういった名称になったようです。

では、英語の planet の語源は……と見てみると、ギリシャ語の 古フランス語の planète、後期ラテン語の planeta、ギリシャ語の planetai / planeatai にたどりつくようで、意味は「ぶらぶらする、さまよう」だとのこと。やはり、planet も「惑う星」ということだったんですね。何でも調べてみるものです♪

photo: “Venus, Moon and Jupiter” by T. Itakura