ハマり過ぎにはご用心!オックスフォード辞典が選んだ今年の流行語「Selfie(セルフィー)」中毒な若者

11月 27th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ

'm_nathanl_folio1153_2' by Phynyght Studio

こんにちは、maggy です。年末が近づくと気になってくるのが流行語大賞。どれが選ばれるのか予想しながら今年を振り返るのは、この時期の楽しみのひとつですね。

英語についても毎年、オクスフォード辞典(Oxford Dictionaries)が The Word of the Year(今年の単語)を発表しています。先週、日本よりも一足早く、2013 年を代表する言葉が発表されました。

選ばれたのは selfie。セルフィーと発音し、スマートフォンやウェブカメラで自分撮り(自撮り)をしてソーシャルメディアにアップすることを意味します。

オクスフォード辞典の調査によると、selfie(セルフィー)は 2002 年にオーストラリアのチャットルームで初登場したそうです。そういえばオーストラリアではさまざまな言葉を「ie」で終わる言葉に省略する習慣があります。例えば barbecue(バーベキュー) >> barbie(バービー)football(フットボール) >> footie (フッティー)といった具合です。恐らくこの習慣からできた造語なのでしょう。

セルフィーに夢中になっている人を selfie-taker(セルフィー・テイカー)と呼びます。セレブの間でも流行しており、リアーナ、ジャスティン・ビーバー、レディ・ガガ、マドンナなどが、セルフィー・テイカーとして有名です。

イギリス人モデルのケリー・ブルックは、写真共有サービス「instagram(インスタグラム)」にセクシーな自撮り写真をたびたび投稿してメディアを騒がせています。加速する自分を省みてか、自らセルフィー禁止を課したこともありましたが、たった 2 時間しか続かなかったとか……。こうした過度なセルフィーは selfie obsession(セルフィー中毒)なんて呼ばれています。

さらには社会問題にもなっています。イギリスでは 10 代の少女の間で、インターネット上の匿名掲示板にも顔写真を投稿して「私ってかわいい?」「私ってセクシー?」と、外見に対する承認を求める行為が増えているとか。あまりに無防備にインターネット上に個人情報を公開することも、問題視されています。

時と場合に応じた、節度あるセルフィーを心がけたいところです。

ちなみにその他の単語・語彙としては、bedroom tax、binge-watch、bitcoin、olinguito、schmeat、showrooming、twerk などがあります。詳しくは、Oxford Dictionaries のオフィシャルブログをご覧ください(この記事によると 2005 年には以前記事を書いた sudoku が入ってますね!)。

おまけ :自分の写真を撮ったりインターネット上に公開したり(されたり)することが、好きじゃない方もいますよね。私も苦手です。「スピード翻訳」では、翻訳者を直接指名できる「指名翻訳」サービスをおこなっています。推薦翻訳者の一覧には顔写真がないこともありますが、翻訳者本人の意向に沿っております。ご理解よろしくお願いします。

photo : “m_nathanl_folio1153_2” by Phynyght Studio


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