Author Archives: maki

蔡一族の集会~日本の苗字・中国の苗字・韓国の苗字

2014/06/13 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

title=

しばらく前に NHK を見ていたら、中国内陸部の農村に「蔡」と名乗る人が 800 人集まった……というニュースがありました。3000 年前に中国で初めて「蔡」という苗字を名乗ったと言われる蔡叔度を起源とする人たちが、中国全土、タイや韓国からも集結したそうです。日本にも家系図を作るブームがありましたが、中国ではいま先祖のことを調べようという人が増えてきているのだそうです。遠い遠い親戚の人の集い、いいですね。

この報道にもあった参加者の出身地が、タイや韓国にまでおよぶという部分が気になりました。タイの人は、いわゆる華僑かもしれませんが、確かに韓国にも「蔡」(チェ / 채)という苗字があります。中国の蔡叔度の子孫が朝鮮半島に渡ってきたのでしょうか(統一新羅の時代に中国式の苗字を名乗ったという歴史があるようですので、その一致かもしれません)。仲井眞沖縄県知事もルーツをたどると、14 世紀後半に福建省あたりから琉球に渡ってきた人の子孫なんだそうです。台湾にも蔡さんは当然います。馬英九を総統候補の座を争った蔡英文も蔡一族です。

韓国と言えば、同じ苗字の人がたくさんいるなあ……と思います。それもそのはず、韓国は苗字が少なく、全部で 250 種類ぐらいだそうです。(キム / 김)、(イ / 이)、(パク / 박)、(チェ / 최)、(チョン / 정)が韓国のトップ 5 で、全体の 54% を占めるのだそうです。そして、このトップ 5 のうち「朴」以外は中国でもトップ 100 に入るポピュラーな苗字のようです。確かに朴さん以外は中国人の苗字としても思い当ります(いまの仕事場にも中国と韓国の崔さんがいます。遠い遠い親戚?)。

韓国の苗字は約 250 種類ぐらいということですが、これと比較すると中国は多いですね。3,000 とも 4,000 とも言われています。中国の場合、(ワン / Wáng)、(リー / Lǐ)、(ヂャン / Zhāng)がトップ 3。この 3 種類で総人口の 21% 程度を占めるそうです。中国の人口が 13.51 億人ですから、その 21% だと、2.8 億人?すごい数です……。

日本ではよく聞く名前はいくつもありますが、そのどれも 1 割以上いるような感覚はまったくないですね。調査によると、日本人のトップ 3 は、佐藤鈴木高橋。これに、渡辺、田中、伊藤、、山本、中村、小林、斎藤が続きます。どれもよく聞く名前ですが……トップ 3 だけでは、総人口の 4% 程度にしかならないのです。

日本の苗字は、30 万以上あると言われています。中国も韓国も苗字は 1 文字であるケースが大半です。日本の場合は、1 文字から最長 5 文字までが確認されているとか。5 文字の苗字は、「左衛門三郎」(サエモンサブロウ)と「勘解由小路」(カデノコウジ)だそうですが、勘解由小路さんはなかなか読めないですね。長い苗字、読みにくい苗字などもありますが、中田(ナカ)と中田(ナカ)のように同じ文字なのに読み方は別というバリエーションもあります。たとえば、「新谷」と書いて、

あらや、あらたに、あたらしや、しんたに、しんや、しんがや、しんがい、にいや、にいたに、にたに

……までバリエーションが広がる例もあります。きゃりーぱみゅぱみゅの「みゅ」の音が自然な日本語で発生するのは「大豆生田」の「おおまみゅうだ」だけ……いうのが話題になりましたが、この「大豆生田」にも 20 種類以上の読み方があるそうです……。中国語でも韓国語でも特定の 1 文字の読み方は基本 1 通りですので、同音異字の逆、異音同字問題は外国人だけでなく、日本人、そして翻訳者にとっても大変です。

おまけ :「スピード翻訳」では、発注時に翻訳者への申し送り事項を書き添えることができます。もし、読み方の難しい漢字や名前、簡単なものであっても間違えると困るものについては、読み方などをメモとしてお書き添えください。

photo : “樂得個傻樣兒” by Louis Cai
この写真は、Louis Cai(蔡)という方の作品です。この子がお子さんであれば、この子も蔡さん?


スマートフォンで効率よく韓国語や中国語を入力!

2014/06/09 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'iPad miniでフリック入力' by uka0310

こんにちは、maki です。スマートフォンで日本語を入力するときに、ディスプレイに表示されているキーボードの「」を 5 回タップして「」に変換するような携帯電話で慣れ親しんだ方法もありますが、フリック入力というタッチパネルにぴったりの方法もあります。最初慣れるまでにすこし練習しましたが、いまではこの入力方法にすっかり馴染んでしまいました。「」を入力するためには、「」のキーを指で長押しすると「」のキーの左に「」、上に「」、右に「」、下に「」が表示されます。そのときに指をそのまま下の方にスライドさせると「」が入力できます。入力が短い時間で済むのでとても気に入っていますが、みなさんはどちらの方法で入力していますか?
キーの上に扇状に「」から「」が表示されるタイプの入力法もあるようです

クリックで拡大

先日、出勤の途中に隣に座った女性がスマートフォン(Galaxy でした!)でメッセージを入力していました。それは日本語ではなく、韓国語でした。韓国語のスマートフォン用のキーボードはとても楽そうですね。iPhone のキーボードでは、韓国語の場合は、このような配列になっていて、左半分(緑色でハイライト)が子音、右半分(赤でハイライト)が母音に分かれていて、左右の指を使って、子音と母音の組み合わせを作成し、入力を完成させます(日本のように片手打ちの人はほとんどいないようです。携帯ゲーム端末のように両手で持って入力するというのが標準的です)。
※ 右図は、iPhone の韓国語キーボード

たとえば、現大統領の「朴槿惠」の場合は、

朴槿惠 = 박근혜 → ( ㅂㅏㄱ ) + ( ㄱㅡㄴ ) + ( ㅎㅖ ) : 3 + 3 + 2 = 8

のように 8 回の操作で入力が完成します。

クリックで拡大

中国語(簡体字)の場合はどうでしょう。中国語の入力方法はピンインというアルファベット入力がポピュラーです。たとえば、現国家主席の習近平の場合は、

习近平 = Xí Jìnpíng = ( x i ) + ( j i n ) + ( p i n g ) + ( 候補選択 )2 + 3 + 4 + 1 = 10

のように 10 回の操作で入力ができました(中国語の場合は、漢字の変換候補が出てきますので、それを選択するというアクションも必要なので、それを 1 操作とカウントしました)。
※ ピンイン表記の中国語には四声と呼ばれる声調を表すイントネーション記号がありますが、これは入力しなくても OK です

こうやって見てみると、日本語は変換に必要な操作が多いような気がします。韓国語、中国語のサンプルには、各国の元首クラスを例にしていますので、日本であれば安倍晋三でしょうか。この場合は、

安倍晋三 = あべしんぞう = ( ) + ( へ ゛ ) + ( ) + ( ) + ( そ ゛ ) + ( ) + ( 候補選択 )1 + 2 + 1 + 1 + 2 + 1 + 1 = 9

となります。習近平よりも 1 文字多くても、1 ステップ少なく完了します!しかも、「あ へ ゛ し ん」に変換候補の選択を加えて 6 ステップの操作で、変換候補が出てきました♪

……と喜んでばかりもいられません。予測変換は、韓国語にも中国語にもあって、

朴槿惠 = 박근혜 → ( ㅂㅏㄱ ) + ( ) + ( 候補選択 )3 + 1 + 1 = 5

习近平 = ( x i ) + ( j i n ) + ( p ) + ( 候補選択 )2 + 3 + 1 + 1 = 7

という予測変換が可能です。

韓国語は強敵でも、中国語と比較すると「あ へ ゛ し ん」は漢字が 1 文字多くても、6 ステップですんでいるじゃないか!……というご意見もあるかもしれませんが、中国語には裏ワザ(?)があるんですね。

习近平 = ( x i ) + ( j n ) + ( p ) + ( 候補選択 )2 + 2 + 1 + 1 = 6

のようにある程度、母音の入力を省いても変換候補が出てくるんですね。強敵です……。

中国語の母音省略入力法で、( m ) + ( z ) + ( d ) + ( 候補選択 ) という入力法があるのも教えてもらいました。これを入力すると……

梦之队mèng zduì) = ドリームチーム(夢之隊)
毛泽东mzé dōng) = 毛沢東
明知道míng zdaò) = (「知っているくせに」といった意味のフレーズ)
民主党mín zdǎng) = 民主党

などの変換候補が得られました。ひとつひとつの文字の最初の音を入力するだけでも、予測変換が可能ということですね。この方法だと、

习近平 = ( x ) + ( j ) + ( p ) + ( 候補選択 )1 + 1 + 1 + 1 = 4

で、習近平は 4 ステップ! 恐るべし……。

今回の例は、著名人などをサンプルに使いましたので、予測変換がかなり有効に働きました。予測変換がさほど有効ではないテキスト(文章)の変換を想像した場合、「中国語には、日本語や韓国語のような助詞がない」、「中国語には過去形などの時制がない」、「日本語はひらがな表記すべき語彙やカタカナ語が非常に多い」といった背景から、日本語は韓国語や中国語と比較して、変換効率がいいとは言えないのではないかな……と想像しています。

どの国の言葉が優れているとかいう話ではありません。各国の研究者が各国語に最適な(変換効率のよい)入力方法を日々模索しているんだなあ……と感じました。人気ドラマの主人公ではありませんが、細かい所まで気になるのが僕の悪い癖……。

※ ちなみに、中国語でも台湾などで使われる繁体字の入力方法は、注音輸入法という方法が普及しています。こちらの記事で繁体字のポピュラーな入力法をご案内しています

※※ 今回ご紹介したのは iPhone の iOS 7 標準の入力方法です。Android や Windows Phone だと、さまざまな入力用アプリがあったり、予測変換用に用意された辞書の収録語数や変換効率の違いがあったりするので、どれが最も便利かとは、一概に言えない部分は残りそうです

おまけ :「スピード翻訳」では、スマートフォンへの中国語・韓国語の入力代行サービスは提供はおこなっていませんが、24 時間 365 日、中日・日中・韓日・日韓の翻訳を受け付けております(もちろん、英日・日英翻訳も)。プロの翻訳者のご用命は「スピード翻訳」にお任せください。


2014 年は、閏年ではなく、閏月!

2014/03/10 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

''If The Sun & Moon Should Doubt, They’d Immediately Go Out' by Parée

こんにちは。maki です。先週は出張で韓国にいました。2014 年は閏月のある年なんだそうです。日本人にもお馴染みのではなく、です。

日本人にも馴染み深い閏年閏日)は 4 年に 1 回やってきて、閏年の西暦年は 4 で割り切れる年ということになっています。しかし、西暦年が 100 で割り切れる年は閏年ではなく、さらに 400 で割り切れる年は閏年(2000 年はこれに該当するレアケースでしたね)ということになります。こうした微調整を加えないと、地球の公転周期(太陽のまわりを一周回るのにかかる周期)が 365 日 5 時間 49 分 12 秒ですので、1 年 = 365 日でずっとカウントしていると、正しい暦とすこしずつずれていってしまうわけです。こうした調整が閏年(閏日)なのです。
※ 閏日 = 調整のために追加される 1 日

それと違って、太陰暦は、月の満ち欠け(約 29.5 日)を基準にしています。12 か月 = 354 日で次の年を迎えるという計算です。365 日と 354 日ではずいぶん違いがあります。3 年で 1 月ずれてしまうことになります。これではいかんということで、月を基準にしつつ太陽暦とも整合性をとる暦(太陰太陽暦)では、02/29 のように 1 日を追加するのではなく、1 月を加算しまして、調整します。19 年の間に 7 回ほど 1 年が 13 か月になる月があることで、太陽暦との誤差が修正できるのだとか。これが、2014 年に韓国のカレンダーに閏 9 月がある理由です。
※ 閏月が挿入されるタイミングは、月の周期で決まります。「9 月と 10 月の間に閏月を挿入する」という決まりがある訳ではありません

韓国や中国、台湾では旧正月を祝いますが、毎年日程が違うなーと思っていた理由もこの太陰太陽暦と太陽暦とのズレが原因なんですね。で、ようやく元の話題に戻るのですが、韓国では閏月に結婚式をおこなうのは避けられることが多いようです。そのため、この閏月は結婚式をしても費用が安くすみます。韓国はキリスト教の信者が多い国(人口の 30% 弱)ですので、クリスチャンのカップルは閏月を狙う……ということもあるんだとか。もちろん、原則的には、旧正月を休みにする以外は太陽暦に従っています。太陰太陽暦は、伝統やしきたり、ならわしなどにいまも生きているのですね(当然、市販のカレンダーにも、旧正月などの太陰太陽暦の重要なポイントは書いてあります)。

おまけ :明治の初期までは日本では太陰太陽暦をベースにして、朝廷の陰陽寮や幕府の天文方などで管理していたものを使っていました。明治 5 年(1872)に太陰太陽暦が廃止されたのですが、西洋文化を積極的に取り入れようというムーブメント以上に明治 6 年には閏月があるので、給料を 13 回支払わなければならない!という明治政府の厳しい台所事情があったようです。1 年に 13 回お給料がもらえたらいいですねぇ。

photo : “If The Sun & Moon Should Doubt, They’d Immediately Go Out” by Parée


“sogood” VS “IT’S FINGER LICKIN’ GOOD!” ~ キャッチコピーの翻訳って難しい

2014/02/05 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'KFC' by Marufish

こんにちは、ケンタッキーフライドチキン(KFC)が大好きな maki です。ひさしぶりの投稿です。最近、ハライチが KFC のテレビ CM に出てますね。ハライチも KFC もどちらも好きなので、CM が流れるとご満悦です♪

この CM の最後に表示されるキャッチコピー、sogood TM 。このキャッチコピーが妙に気になりました。アメリカでもキャッチコピー変えたのかな?……と。私の記憶が確かならば、本国のキャッチコピーは  IT’S FINGER LICKIN’ GOOD!  ® のはず。本国サイトを見てみました。うーん、sogood TM は見あたらないですね……。フライドチキンのページには、ちゃんと  IT’S FINGER LICKIN’ GOOD!  ® が大書されていますね。

じゃあ、sogood TM は、日本専用のコピーなのかと思ったら、そうではないようです。フランス語のサイトにもドイツ語のサイトにも書かれています。韓国語サイトもしかり。中国はどうかというと、台湾(繁体字)のサイトにはありましたが、メインランド(簡体字)の方は特に記載がないですね。各国(語)のサイトを見てみましたが、KFC の各国市場でのライセンス形態やマーケティング戦略はわかりませんが、sogood TM は概ね使われているようです。

 IT’S FINGER LICKIN’ GOOD!  ® はとても好きなキャッチコピー(スローガン)です。おいしいものを食べたときに指の先についた味まで味わい尽くしたい!そんな感覚がダイレクトに伝わってきます。「指をなめたいぐらいおいしい!」そんな感じでしょうか?
※ Wikipedia によると、「1970 年代の日本のテレビ CM では『指まで舐めちゃうおいしさです』と訳されていた」らしいですよ

とてもいいコピーなのですが、本国以外ではあまり使われていないように感じます。FINGER LICKIN’ (指を舐める)という所作が文化的に受け入れにくいとか、そもそも言語としてユニバーサルには伝わりにくいという背景があるのかもしれないですね。それと比較すると、sogood TM は非常にシンプルです。
※ Wikipedia によると、スローガンの “IT’S FINGER LICKIN’ GOOD!” は 2006 年に別のスローガンに変更され、2011 年に “So good.” に落ち着いたようです

なんだかとてもおなかが空いてきました……。

スピード翻訳」では、このようなキャッチコピーや広告に関する翻訳のご依頼も承っておりますが、基本的には原文に忠実な翻訳を目指しております。日本人でも日本語でのコピーを考えるのが得意な人とそうでない人がいるように、必ずしもすべての翻訳者がコピーライティングに長けているわけではありません。そのため、お預かりした原稿を翻訳することはできますが、その翻訳結果が必ずしもその言語の話者の心に響くコピーになるか……ということについては、保証いたしかねます。訴求対象や注意事項などあれば、発注時に翻訳者への申し送り事項にお書き添えいただけると、担当翻訳者の作業の一助となります。また、コピー単体でのご依頼は、文字数がかなり少なくなりますので納期も短くなりがちです。対応ができるかできないかは納期次第で保証は致しかねますが、担当翻訳者とコメントのやり取りも可能です。ぜひ一度ご検討ください。

おまけハライチの「俺の骨食べちゃった?!」は、アメリカでは「俺、骨食べちゃった?!」的な感じですね。そんな本国の CM はコチラ → I Ate The Bones / Dad Ate The Bones
※ こんなスペイン語版もあるんですねー(英語字幕アリ)。最後に表示される buenísimo はスペイン語版 sogood TM

photo : “KFC” by Marufish

※ “IT’S FINGER LICKIN’ GOOD!”、”so good” は、KFC / KFCコーポレーションの登録商標です


リンゴを……磨く?

2013/10/25 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'Apple fruit' by @Doug88888

こんにちは、maki です。すっかり秋になりました。リンゴのおいしい季節です。先月からちょこちょこ長野の方に出かけていますが、長野はリンゴの生産高は全国 2 位。長野のゆるキャラのアルクマもリンゴのかぶり物を着用しています。長野各地で観光客誘致のキャンペーンで見かけたりします。かわいいんですよねー。

アルクマ

長野のリンゴと言えば、「秋映」という甘みと酸味が調和した長野産の品種がお気に入りです。最近売れているリンゴの中でもかなり濃い赤色がきれいな品種です(こちらに掲載した写真は、「秋映」ではありません)。皮の部分のテカりもいい感じです。テカテカ光って、なんとなくペトペトするリンゴがあります。これは、人工的なワックスなどではなくて、オレイン酸とリノール酸などの不飽和脂肪酸が果実本体から分泌されているものだそうです。これはリンゴが熟すほど多く分泌されます。皮ごと食べるのも健康にはよいのだとか。そんな成分が分泌されるリンゴをキレイにやわらかい布で磨き上げたらピカピカになりそう。写真のリンゴもピッカピカ!

……というようなネットニュースを見かけたのでした。

それにリンクしたのか、その日の昼休憩の暇つぶしに読んでいた東海林さだおの丸かじりシリーズ(『ホルモン焼きの丸かじり』)にもリンゴのネタが!

それは、日本人上司と部下を描いたマンガ。そのカットには、「ゴマをする」というキャッチが添えられています。その下には、外国人の上司と部下を描いたマンガがあって、その横には「外国では『リンゴを磨く」とありました。どちらもふんぞり返った上司と揉み手をするような部下の絵が描かれています。英語では、「ゴマをする」ことを「リンゴを磨く」というんですね。こんな語彙知らなかったなあ……と思って調べてみると、確かにちゃんと辞書にも

apple-polish
[動](自)(他)((米略式))(特におべっかを使って)(人の)歓心を買う,ごきげんをとる,ごまをする.
[米国の児童が先生にリンゴをぴかぴかになるまでふいてからあげる風習があったことから]

Yahoo! 辞書 – eプログレッシブ英和中辞典(小学館) – apple-polish

……とありました。「ゴマすりをする人」は “apple-polisher“。こどもが先生に磨いたリンゴをあげるという行為からこの語彙が生まれたようですが、その成立は 1930 年代。いまでも普通に使われているんでしょうかねぇ。何かの映画でも、リンゴを手に取って、洋服の袖でこすって磨いてからかじりつくシーンを見たことがありますね。あれは、表面の汚れを取っているのかと思ったんですが、磨いていたんでしょうか?それにしても、ピカピカのリンゴは喜ばれそうです。

スピード翻訳」では、リンゴを磨くことなく、依頼者の皆さまに高品質の翻訳をお届けしたいと考えています。

photo : “Apple fruit” by @Doug88888


10/09 は「ハングルの日」

2013/10/09 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

Wikipedia - 訓民清音

こんにちは、maki です。きょうは「ハングルの日」です。韓国でも北朝鮮でも用いられている表音文字であるハングルが 1446 年に当時の王である世宗によってとして公布されたのだそうです。それを記念する日なんだそうです。『訓民正音』によって定められたハングルが現在でも広く使われているのはみなさんもご存じのとおりです。

「ハングルの日」は、1970 年に大統領令で国家公務員が労働を免除される休日に指定されましたが、1990 年に平日になってしまいました。今年 2013 年は昨年の法案可決に基づき、23 年ぶりに休日として復活したのだそうです。

韓国の街を歩いていると、ハングルはとてもよく見かける文字ですが、漢字はほとんど見かけません。第二次世界大戦後の李承晩の時代には学校で漢字教育も行われていましたが、後の朴正煕の頃には漢字教育を全廃されたようです。一部の反対意見も根強く、「漢文教育用基礎漢字」として 1,800 字が制定され、選択科目的に学習されたのですが、さほど広まることはありませんでした。そのため、漢字が読める(書ける)世代とハングルしか知らない世代のジェネレーションギャップも大きくなったようです。現在は、ハングル世代の人口が増加し、メディア(新聞・雑誌など)でも漢字は使用しない方向に動いているようです。

大邱にいる知人に聞いてみたところ、「ハングルの日」はお休みなだけで特別なイベントのようなものはおこなわれないとのことでした。先ほどウェブでチェックしてみたところ、ソウルではいろいろ催し物があるようですね。

いま日本語がすべてひらがなやカタカナになったら随分と不便な感じがしますが、日本にも漢字廃止論はありました。ひらがな・カタカナにするという意見だけでなく、ローマ字表記にしようといった運動もあったようです。ひらがな・カタカナだけでも違和感がありますが、ローマ字にならなくてほんとによかったかも。

スピード翻訳」では、ハングルから日本語、日本語からハングルへの翻訳も承っております。ウェブサイト上で見積りもお出ししております。ご依頼お待ちしています!

photo : Wikipedia – 訓民正音


アメリカは「米」、中国は「中」。じゃあ、インドネシアは何?

2013/06/21 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'Bali Tradition' by wYnand!

こんにちは、maki です。先日「スピード翻訳」の「スピード翻訳」サービスに ASEAN 諸語 5 言語が追加されました(2013/06/13)。こうした国々は、これまでは製造業などで世界の工場として活躍していきましたが、ここしばらくはこれらの国々をマーケットとしてとらえるビジネスも急増しているようです。

まあ、それはさておき、いつどんな機能を追加したかを忘れないようにメモに控えているのですが、この ASEAN 諸語の追加についてもメモしていました。スペースが限られるので、アメリカを「米」、中国を「中」と書くように、「ASEAN 追加(泰・越……」のように書こうと思いました。こういった国名の漢字表記の略称には、ちょっと自信があったのです。

タイ = 「」、ベトナム = 「」、マレーシアは……思い出した「」だ! フィリピン = 「」。ここまでは順調でした。インドネシアは……「」? いや、「印」だと「印度」(インド)とかぶっちゃうな。なんだろう……。思い出せません。

しばし考えた後、いつものように Wikipedia にお世話になりました。インドネシアは、「」だそうです!

どうしてインドネシアが「」なのかというと、「印度尼西亜」の「」なんだそうです。ちょっと難しいですね。ちなみに中国ではほぼ同じ字で「印度尼西亞」と綴られ、略称は「印尼」。2 文字にはなってしまいますが、こちらの方がわかりやすいですね?

ちなみに、それぞれの国名の漢字表記は、以下のとおりです。

  • タイ = 泰、泰国
  • ベトナム = 越南
  • マレーシア = 馬来西亜
  • フィリピン = 比律賓
    ※ タガログ語は、フィリピンの公用語のひとつ

Wikipedia の「国名の漢字表記一覧」を見てみると、(もちろん使っている漢字の字体の違いはありますが)中国語でも同じ漢字で表記するんですね。でも、アメリカは全然違います。中国でも韓国でも「美国」(美)です!

日本語からインドネシア語、タイ語、ベトナム語、マレーシア語への翻訳のご依頼は、「スピード翻訳」の「スピード翻訳」サービスをご利用ください。

おまけ : 日本の温泉をテーマにしたマンガ、『テルマエ・ロマエ』が映画化されましたが、そのときにはプロモーション用にこんなポスターを作ったみたいです。主人公のローマ人がデフォルメされていてなかなかよいデザインです。


○○禁止! NO XXXING!

2013/05/07 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'no buses, no lorries, no tuk tuks, no weird tractor things, no cyclos and no bikes... oh and don't use your horn!' by Abulic Monkey

こんにちは、maki です。アメリカにいたとき、「○○禁止」といったような看板をよく見かけました。どの単語もあまり馴染みのない単語でしたが、とてもよく目につく看板でした。たとえば、こんな感じです。

NO TRESSPASSING = 立ち入り禁止
NO LITTERING = ポイ捨て禁止
NO LOITERING = たむろ禁止
NO SOLICITING = 勧誘禁止

他には、遊泳禁止だったら NO SWIMMING、釣り禁止は NO FISHING、追い越し禁止は NO OVERTAKING。目新しいところでは、NO TEXTING WHILE DRIVING(運転中のスマホ禁止)といったものも登場しています。DO NOT ○○ というのもよくあります。

今回掲載した写真が面白かったのですが、「バス、トラック、トゥクトゥク、トラクター、シクロ、自転車禁止」のサイン。ついでに、隅っこでクラクション(警笛)も禁止しています。クラクション禁止は、NO HONKING ですね。

'Horn OK Please' by richard winchell

NO HONKING と言えば、去年インドに行ったときのことを思い出しました。とにかく街が喧騒に包まれていました。道路は渋滞で、クラクション鳴らしまくり。あんなに鳴らされると、自分に対して鳴らしているのか、そうでないのかの判断なんかできないのでは? と思えるぐらい。どうしてこんなにブーブー鳴らしているのかと思ったら、走行中のトラックの後ろにこんなサインが!

動詞としては、HONK ではなく、HORN を使っていますが、HORN OK PLEASE と書かれています。後続の車が追い越したい場合には、クラクションを鳴らしてくださいっていう意味なんだそうです。大体の商業用車両(トラックなど)には書かれています。クラクションに寛容な国ですねぇ。

photo : “no buses, no lorries, no tuk tuks, no weird tractor things, no cyclos and no bikes… oh and don’t use your horn!” by Abulic Monkey / “Horn OK Please” by richard winchell


メーデー、メーデー、メーデー! 助けて~!

2013/05/01 | Posted by maki in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'London Mayday 2011' by Gordon McMullan

こんにちは、maki です。きょうは、5 月 1 日。メーデーです。英語で書くと、May Day。5 月 1 日には、世界の多くの国で労働者の祭典がおこなわれています。日本でも労働者集会を各地で開催しているという報道は毎年よく見かけます。日本では、ゴールデンウィークの間の日で、特に祝日には指定されていませんが、世界的には 80 以上の国で祝日になっているみたいです。

この「メーデー」ですが、緊急事態を知らせるときにも使ったりします。映画などでエンジントラブルに遭遇した飛行機のパイロットが「メーデー、メーデー、メーデー!」と 3 回言ったりするアレです。なぜ May Day が緊急事態の連絡時に使われるのか昔から気になっていました。

調べてみると、やはりこれを疑問に思っている人は多く、ウェブで簡単に見つかりました。この「メーデー」は、フランス語の venez m’aider が語源のようです。「私を助けに来て!」というフレーズの一部分 m’aider(私を助けて)だけが残ったもののようです。発案者は、Frederick Stanley Mockford。イギリスの主任無線技士だった人が 1923 年に発案しました。当時の航空機は、英仏間で運航していることが多かったため、m’aider から Mayday を提案したとのこと。覚えやすいですね。

似たような緊急信号と言えば、SOS があります。SOS の方はもう少し古く、モールス符号のために開発されたもののようです。Save Our Souls や Save Our Ship のを語源とするという説もあるようですが、これは単なる俗説のようです。SOS をモールス符号で打つと、

・・・---・・・

となります。「トントントン ツーツーツー トントントン」がわかりやすかったのでしょうね。

翻訳作業に関する、MaydaySOS は、「スピード翻訳」までお任せください! 短文でのご依頼ならば、30 分、90 分での特急納品プランもございます。ぜひご検討ください。

photo : “London Mayday 2011” by Gordon McMullan