10/09 は「ハングルの日」

10月 9th, 2013 | Posted by maki in 小ネタ

Wikipedia - 訓民清音

こんにちは、maki です。きょうは「ハングルの日」です。韓国でも北朝鮮でも用いられている表音文字であるハングルが 1446 年に当時の王である世宗によってとして公布されたのだそうです。それを記念する日なんだそうです。『訓民正音』によって定められたハングルが現在でも広く使われているのはみなさんもご存じのとおりです。

「ハングルの日」は、1970 年に大統領令で国家公務員が労働を免除される休日に指定されましたが、1990 年に平日になってしまいました。今年 2013 年は昨年の法案可決に基づき、23 年ぶりに休日として復活したのだそうです。

韓国の街を歩いていると、ハングルはとてもよく見かける文字ですが、漢字はほとんど見かけません。第二次世界大戦後の李承晩の時代には学校で漢字教育も行われていましたが、後の朴正煕の頃には漢字教育を全廃されたようです。一部の反対意見も根強く、「漢文教育用基礎漢字」として 1,800 字が制定され、選択科目的に学習されたのですが、さほど広まることはありませんでした。そのため、漢字が読める(書ける)世代とハングルしか知らない世代のジェネレーションギャップも大きくなったようです。現在は、ハングル世代の人口が増加し、メディア(新聞・雑誌など)でも漢字は使用しない方向に動いているようです。

大邱にいる知人に聞いてみたところ、「ハングルの日」はお休みなだけで特別なイベントのようなものはおこなわれないとのことでした。先ほどウェブでチェックしてみたところ、ソウルではいろいろ催し物があるようですね。

いま日本語がすべてひらがなやカタカナになったら随分と不便な感じがしますが、日本にも漢字廃止論はありました。ひらがな・カタカナにするという意見だけでなく、ローマ字表記にしようといった運動もあったようです。ひらがな・カタカナだけでも違和感がありますが、ローマ字にならなくてほんとによかったかも。

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photo : Wikipedia – 訓民正音


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