Author Archives: maggy

ひたいブスで歯並び美人? 日本と海外(欧州)の美意識の違い

2015/04/28 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

こんにちは、maggy です。春は出かけることが増えて、おしゃれが楽しい季節ですね。新しい髪型やメイクにも挑戦したくなります。わたしは相変わらずボブヘアーですが、最近ちょっとパーマをかけてみました(過去の記事ボブヘアー(ボブカット)のボブ(bob)とは?も、ぜひご一読ください)。

さて英語には、Beauty is in the eye of the beholder. (美は見る人の目の中にある) という、ことわざがあります。しかし美はそれぞれの目のなかだけでなく文化のなかにもあるのだと、つくづく思います。

日本語には「目は口ほどに物を言う」とことわざもありますし、見た目はビジネスでもプライベートでも、コミュニケーションにとって重要なもの。そこで今回は、わたしのイギリスに住んだ経験から、日本と海外(欧州)における美意識の違いを痛感した実体験をご紹介します。

① わたしは「ひたいブス」らしい

ロンドンの某有名サロンで、カットモデルをしたときのこと。施術前に訓練生がわたしの前髪をかき分けながら、なにやら首を傾げていました。講師のベテラン美容師がやってくると、訓練生はこんな相談を始めました。

「この女性は、額(forehead)が狭くてきれいじゃないので、前髪(bangs)を長くして、額を隠してしまおうと思います」

「どれどれ……」

講師が鏡を覗き込み、わたしの前髪がオールバックにされた、その瞬間。

「Oh no…これは隠してくれ」

生え際を見てまるで「その死体は隠しておいてくれ」と言わんばかりの態度で目を背けられたのは、生まれて初めてのことでした(そもそもカットモデルとはいえども、わたしも英語がわかるのに、目の前でこのやりとり……)。

気になったのが、額に対する日本との美意識の違いです。どうやら欧州では、額に高さと広さがあることが、美人の条件のようです(参考 : 「美しい額を作る 5 つの法則」 5 Tips to a Gorgeous Forehead – Ready Set Beauty)。

調べてみたらこの感覚は根深いようで、『美女の歴史』(ドミニク・パケ著/創元社)によると、欧州の中世の女性(本書ではドイツ、イタリアの女性を例に)は、髪の生え際を脱色までして、額が広く、つややかに見えるように努力したそう。中世当時、広い額は眼差しを際立たせる美人の条件と考えられ、脱毛後に毛が生えてこないように、コウモリやカエルの血、毒人参の汁、焼いたキャベツの灰を酢に漬けたものなどを塗ったりもしたそうです。

もしも、この中世の美意識が現代イギリスにも少しでも残っているのだとしたら、それは確かに、わたしの狭い額には、焼いたキャベツの灰を酢に漬けたものくらいなら、塗りたくなるほど醜かったのかもしれません……。

② 歯並びは日本以上に大切らしい

イギリス人の知人のおじいさんに、写真を撮ってもらったときのことです。「Say cheese(はい、チーズ)※イギリスでもこう言います」の合図にあわせて、口角を上げた瞬間。

「おお、歯並びがきれい! もっと歯を見せて」

冗談を言っているのだと思って、馬のように歯を見せて笑うと、「すばらしい!」と、上気気味で大絶賛。(じいさん、さては歯フェチ……?)と気になりましたが、実はその後、別のイギリスの方にも歯並びのことを何度か褒められました。日本では、歯医者さんでしか褒められたことがなかったのですが……。

どうやら欧州では、歯並びが美しいことは、日本よりも美の条件として重要視されているようなのです。そのため、幼い頃に矯正をする人の数は、日本よりも多いと聞きました。特に八重歯 = double tooth に対する感覚は全く違います。日本ではかわいいとされていますが、欧米ではドラキュラのようで好ましくないと考えられ、vampire tooth とも呼ばれます。

ところ変われば言語が違いますが、ところ変われば美も変わるものですね。海外に行けば、あなたの新たな魅力に気が付くかも!? 新たな欠点……は、わたしの前髪のように、隠してしまえばいいのです。

ちなみに、顎が 2 つに割れている、通称「ケツ顎 = cleft chin」は、イギリスではセクシーとされています。わたしはケツ顎ではないので、この違いは体験できませんでしたが、どなたかぜひ実証してみてください。

photo : “Beauty Is Within The Eye Of The Beholder” by Harry Thomas Photography


日本は Suica や ICOCA、ロンドンは Oyster card! IC トラベルカードのローカライゼーション

2015/04/21 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)
'London Underground Oyster card tube fare increases 2011' by London Chow

こんにちは、maggy です。もうすぐゴールデンウィークです♪ 旅行が楽しい季節ですね。わたしは、海外旅行の計画を立てているところです。でも日本は狭い国土とはいえ、全国各地で異なる魅力がたくさんあるので、鉄道やバスでのんびり国内旅行もいいですよね。

鉄道やバスといえば、JR 東日本の IC カード Suica(スイカ)は便利でもう手放せません。乗り換えがスムーズですし、自動改札機のおかげでなんとか乗車に間に合ったことが、何度もあります。

ところで Suica の名前の由来をご存知ですか? 「スイスイ行ける IC ード」という意味は知られていますが、元々の由来は「Super Urban Intelligent Card」で、その頭文字を取ったのだとか。意外とカッコイイ!

わたしはイギリスとアイルランドに住んだことがありますが、ロンドンの地下鉄・バスの IC カードの名前は Oyster card(オイスターカード)、アイルランドは Leap card(リープカード)と、それぞれ名前が違いました。そこで、それぞれの名前の由来を調べてみました。

まずロンドンの Oyster card(オイスターカード)Oyster(オイスター)= 牡蠣ですが、なぜ? これはいかにもイギリスらしく、シェイクスピアのお芝居に出てくる有名な台詞で、今や英語の慣用句となっている「The world is your oyster(世界はあなたの思いのまま)」という言葉に由来するそうです( 『ウィンザーの陽気な女房たち』 The Merry Wives of Windsor の台詞に源があるそうです)。また、「固い安全な殻の中に真珠(情報)が守られている」という信頼のイメージもあるから、だとか(参考 : 朝日新聞デジタル:「オイスターカード」でロンドンを乗りこなそう)。

アイルランドの Leap card(リープカード)は、写真にカエルのイラストがあるように、leap = 「ピョンと飛ぶ」「飛び越える」という意味です。アイルランドの首都ダブリンには路上にバス、DART(ダート = Dublin Area Rapid Transit)と呼ばれる鉄道、そして Luas(ルアス)と呼ばれる路面電車があります。 Luas はアイルランド語(ゲール語)で Speed を意味します。これらを組み合わせて移動をしますが、IC カードを使ってスムーズにピョンと乗り換えるイメージに、なんとなく合っていますね。

イギリス南西部のウェールズでは、ロンドンとはまた異なる交通会社が、バスや列車を運行しています。首都カーディフの Cardiff Bus(カーディフバス)の IC カードの名前は iff card(イフカード)iff は、この地で話されるウェールズ語……? と思いきや、違いました。

iff = if and only if(~の時かつその時に限り)という biconditional(相互条件)を意味する英語の接続詞に由来するそうです(参考 : What you think about the Iff card – The Guardian)。iff は数学の条件式などに使われるものの、あまり日常的には使われません。しかしなんとか説明するのなら、例えば I’ll go iff you go. と書くと、「あなたが行く」という条件が満たされたときだけに限り、わたしは行く」、つまり 君が行くなら、私も行くよ(でも行かないのなら、私は行かないよ) という意味になります。ちょっとした言葉遊びのようなものなのだとか。また、首都 Cardiff(カーディフ)のことをローカルの人は Diff(ディフ)と略すことにも由来しているとか。

いずれにせよ、それぞれの地域で IC カードの名前に地域性を持たせることで、地元っ子たちに愛されて普及するように、工夫をしているようですね。

そういえばJR 西日本の IC カードは ICOCA。「行こうか」の関西弁「行こか」とかけて、ローカライズしています。こちらも実は元々の由来があり、IC Operating Card の頭文字を取ったのだとか。うーん、だんだん、後付けなんじゃないかと疑う気持ちも出てきましたけど……?

おまけ : IT 分野、コンテンツ産業のローカライゼーションに、各地の言葉へのスピーディーな翻訳が必須です。「スピード翻訳」をぜひご活用ください。依頼文だけでご発注いただくと、翻訳できかねるケースもありますので、ご発注の際は依頼の背景などもお書き添えください。

photo : “London Underground Oyster card tube fare increases 2011″ by London Chow


日本が起源の絵文字(emoji)に世界が「白人偏重」と激怒?

2015/04/17 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

こんにちは、maggy です:) スマートフォンのテキストメッセージのやりとりで、すっかり絵文字に慣れてしまい、長い文章を書くのがやや億劫になっている今日この頃。ライターとしては死活問題です。

テキストの語尾に笑顔やハートの絵文字を付けたり、あるいは絵文字だけで返信したりすることは、今や多くの日本人にとって日常的になっているのではないでしょうか。

左の写真は、スマートフォン用の絵文字ですよね。かわいい豊富な種類の絵文字があります。これらと同じ絵文字が、海外でも使われていることはご存知でしたか? しかもそのまま emoji と呼ばれています。
※ もっと前から存在しているものとしては、:) や、:-):D;-) のような記号や文字の組み合わせからなる感情を表す emoticon( = emotion + icon)というものもありました

絵文字(emoji)は、もともと日本の携帯文化から生まれ、アップルや Google の働きかけにより、文字集合の国際規格である Unicode に取り込まれたことで、今では世界中の iPhone や Gmail の利用者に使われています。

こうして日本発・世界標準になりつつある絵文字(emoji)ですが、海外でさまざまな反響があります。例えば世界の言語のトレンドを分析・追跡する米グローバル・ランゲージ・モニター(The Global Language Monitor)は昨年、絵文字人気を背景に、2014 年の英語の流行語首位は、「emoji」になるだろうと予想しました。同年 12 月の結果発表では、実際に絵文字のハートマークが首位だったと発表しました(参考 : The Heart ♥ Emoji (for love) is Top Word, Pope Francis topped by Ebola as Top Name, “Hands Up, No Shoot” is Top Phrase – The Global Language Monitor)。

こうして広く受けいれられている反面、批判も飛び交っています。例えば、絵文字は日本発なので、天狗七夕おにぎりと、日本文化ならではの絵文字が多数あります。「この絵文字は何なの……?」「わからない」との困惑の声も。「絵文字に出てくるよくわからない食べ物だけで、一週間過ごしてみました」というチャレンジを行ってニュース記事にしたアメリカ人までいます(参考 : My Week on the All-Emoji Diet – The Atlantic)。ちなみにその方がお住まいの大西洋では、バナナパントウモロコシの入手は簡単でしたが、おにぎりおでんを準備するのは大変だったとか。

謎めいているだけならまだしも、もっと深刻な批判も。人間の顔や身体を描いた絵文字について、「白人偏重だ、人種の多様性を反映していない!」という批判が、絵文字を採用しているアップルなどに相次いでいるそうです。例えば 姫/プリンセス(princess)の絵文字は、白い肌に青い目になっているのです。

日本人としては違和感を抱かずに来ましたが、よく考えたら「なぜ日本発なのに日本人の姫ではないのか」。あるいは、「黒人の姫だっているじゃないか」……と、突っ込みどころが満載です。偏見……というわけではないのですが、この日本独特の文化背景は、どうも解説しにくいものです。絵文字が世界の言語して使われるためには、多様な人種の人が、気持ちよく自己表現ができるものであってほしいですよね。

この事態を受け、ついに先週(2015/04/08)、アップルは iOS 8.3 では絵文字に人種と肌の色の違いを導入しました(参考 :iOS 8.3配布開始。絵文字が大幅に強化、バグ修正も : ギズモード・ジャパン)。現段階では、肌の色を 5 種類から選べるとか。リンク先のサンプルを見る限り、なんだか細々していて、対応も使い分けも大変そうですけど……。

このように、日本人だけのガラパゴス化した国内ルールが反映された絵文字が、世界でちょっとトラブルを起こしてしまっているわけです。採用したアップルやグーグルがその対応に追われているという事態に、日本人としては、なんだかいたたまれない思いでおります。

ちなみに、先日のニューヨークタイムズ紙では、カバ雌山羊の絵文字がないことに憤慨したジャーナリストが、「アメリカ人にはアメリカ版の絵文字が必要」という記事を書いていました(America Needs Its Own Emojis – NYTimes.com)。なぜそんなにもカバの絵文字の会話に必要なのか、日本人のわたしにはちょっとピンと来ないのですが……。絵文字が世界共通言語になるには、まだまだ、多くの試練が待っていそうです。

おまけ : 「スピード翻訳」でご依頼いただく原稿には、絵文字や機種依存文字のご使用はお控えくださいね。

photo : “Texting Emoji” by Intel Free Press


まだ直接会ってはいないけどメールで「はじめまして」は英語で何という?

2015/04/10 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)
'e-commerce' by Garfield Anderssen

こんにちは、maggy です。新年度や新学期は新たな出会いの月ですね。とはいっても、最近はメールやソーシャルメディア、オンライン会議などを通して、オンラインで挨拶をしてから、後々に直接会う……なんてことも増えてきているのではないでしょうか。

はじめましての挨拶は、英語では Nice to meet you. と習いましたよね。

このままでも通じますが、まだ直接会ってもいないのに、この表現を使うのは、ちょっと違和感があります。それは英語ネイティブにとっても同じ。そんなときに彼らがよく使うのが、こんな表現です。

Nice to e-meet you.

オンライン(ウェブ)で会うということで、e-メール(電子メール/ウェブメール)と同じように、頭に e- を付けて、meet の代わりに e-meet と言ったりするのです。

あるいは、こんな風に meet に (クォーテーション)を付けることで、(まあ、まだ 会って はいないけどね!)というニュアンスを出すこともあります。

Nice to “meet” you.

ちょっとこなれた感じに聞こえるはず。ぜひ使ってみてください(実際に直接会ったらこんな感じのジェスチャーが入るのでしょうか?いや、実際に会うわけだから入らないですね……orz)。
※ リンク先は YouTube の動画です

ビジネスメールもプライベートメールも翻訳のご依頼は……
実績で選ぶスピード翻訳

なお、はじめましてという英語表現は、Nice to meet you. だけではありません。こんな別の言い方もあります。

It is very nice to meet you.
I am glad to meet you.
(It is my) Pleasure to meet you.
(I am) Pleased to meet you.
(It is) Lovely to meet you.

meet の部分を e-meet や、クォーテーション付きの “meet” に差し替えて、バリエーションを持たせてみてくだい。

そして最終的に直接会えた暁には、こんな表現でお礼のメールを送りましょう。

It was so nice to finally meet you (face to face).
ようやく(直接)お目にかかれて大変嬉しかったです。

It was nice talking with you finally (face to face).
ようやく(直接)お話できて嬉しかったです。

この春、皆さんの元にたくさんの良き出会いが訪れますように!

おまけ : 以前読んだある英語の SF 小説で、近未来がこんな風に描かれていました。インターネットも宅配の通信網も高度に発達し、さらには息ができないほど大気汚染がひどくなったため、人間は生まれてすぐ一人ずつカプセルのなかに住んでいます。そこでは親子ですらオンラインで会うことが当たり前になり、直接、人間が顔と顔をあわせて会うことは大変珍しい世界で……というお話です。

将来、ありえないこともないのでは……と思える設定ですよね。かつて画期的だった e-メールが普及して、今や単に「メール」と呼ぶように、いずれはオンラインだけで会うことへの違和感も薄れて、 e-meet なんて、言わなくなるのかも(単に meet と言うようになるかも)。そういえば「スピード翻訳」は、オンラインだけでの接点で、実際には会ったこともない翻訳者と依頼者の方が出会っているのですね! まさに e-meet!気に入った翻訳者と出会えた場合は、ブックマークもお忘れなく♪ 次回以降、指名して翻訳を依頼することもできますよ。

photo : “e-commerce” by Garfield Anderssen


「カワバンガ!」の意味とは? 英語を学んでから知った「タートルズ」 3 つの発見

2015/02/24 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

こんにちは、maggy です。ずいぶん気温も上がり春の気配を感じつつ、寒がりなのでまだタートルネックを着ています。冷え込む雨の日は、亀のように甲羅にでもこもりたい気分です。

亀と言えば、映画『ミュータント・タートルズ』がヒット中ですね。わたしにとって「タートルズ」といえば、幼少期に 90 年代の NHK 衛星第二で放送していたアニメシリーズ『アイドル忍者タートルズ』(最初の放映時のタイトルです)のイメージが強いです。ちなみにドナテロ(青色の刀の達人、リーダー格)派でした(どうでもいいですね、すみません)。

大人になった今、そこかしこで「タートルズ」の名前を聞いて、懐かしい気持ちになっています。親子で楽しんでいる方も多いと聞きます。懐かしくなって当時のアニメについて少し調べていたところ、大人になったからこそ気が付いたことがありました。特に、こどものころは英語がまるで分からなかったのですが、言語面でこんな 3 つの発見がありました。

1. タートルズはティーンエイジャー(10 代)だった
90 年代アニメシリーズのオープニングで、こう歌っていましたよね。

おれたちゃ忍者タートルズ♪ ティーンエイジの忍者タートルズ♪

こどもだったわたしには、視聴当時はティーンエイジとは何なのかすら、その単語すら知りませんでした(今思うとびっくりですが)。ここだけカタカナの言葉でしたし、謎めいていました。

改めて確認したら、タートルズって 10代(ティーンエイジャー)なんですね。原作のアメリカンコミックのタイトルは Teenage Mutant Ninja Turtles(ティーンエイジ・ミュータント・タートルズ)。略して TMNT と書くのだとか。何やら無駄にかっこいいです。

しかし、なぜティーンエイジ推しなのでしょうか。でも、あんなにマッチョなのにドジでハイテンションなのは、ティーンエイジャーだからと思うと、すべてが許せてしまう気がします。大切なキャラ設定なのかもしれません。

2. 「カワバンガ!」とはサーファー言葉だった
タートルズの登場人物、特にミケランジェロ(オレンジ色のヌンチャクの達人)がよく使う決め台詞です。意味もわからず、よく真似して使っていました。

調べてみたところ、「カワバンガ(Cowabunga)」 とは、1960 年代のサーファー文化のスラングで、うまく波に乗ることができたときに「やったぜ!」といった意味合いで使うのだそうです(参考 : カワバンガ – Wikipedia)。なるほど、亀ならサーフィンもうまいはずですよね。
※ 英語では、陸にいるカメ海にいるカメでは、名前が違います。海ガメ = turtle / 陸ガメ = tortoise。ティーンエイジ・ミュータント・タートルズは主に陸上で活動しているはずですが……

もうすこし昔だと、「カワバンガ(Cowabunga)」は『セサミストリート』のクッキーモンスターでしょうかね?(参照 : YouTube – Cookie Monster Goes Cowabunga

3. ヒロインのエイプリルはアイルランド系らしい
ヒロイン、エイプリルのフルネームは、エイプリル・オニール(April O’Neil)でしたよね。そこで気が付いたのですが、O’Neil といえばゲール語を起源とするアイルランド系の姓です。O’ は「~の(子孫)」の意で、O’Neal で「ニールの子孫」の意味になります。
MacArthur のように苗字に付く Mc / Mac / M’ も「~の(息子)」を意味し、やはりアイルランド系の苗字です

するとエイプリルは、アイルランド系アメリカ人という設定なのかもしれません。そういえば、髪の毛は金髪ではなく赤髪でした(画像検索:エイプリル)。赤髪はアイルランド系の特徴です。アイルランド人の性格は、素朴でおせっかいで面倒見が良いとよく聞きます。そういえば、エイプリルはタートルズたちのために、いつも一生懸命でしたよね。

以上、大人になってから知った、特に英語を学んでから気が付いたタートルズ 3 つの新発見でした。既に知っていた方は、ごめんなさい♪

黄色のツナギ(ジャンプスーツ?)姿で「とくダネよ!」と走るエイプリルの姿を見直して、ふと「キル・ビル」のユマ・サーマン演じる主人公の姿が重なりました。2 人の関係性は不明ですが、もうすこし大人になったら、いずれわかる日が来る(?)のかもしれません。

おまけ : ティーンエイジではありませんが、「スピード翻訳」には、皆さんの翻訳のご依頼のために、日々見えないところで戦っているプロ翻訳者がたくさんいます。翻訳の山をやっつけたいときは、お任せください!

photo : “Teenage Mutant Ninja Turtles vs. Mousers” by Nathan Rupert


女の子すぎる懐古主義「ガーリー・ガール(girly girl)」とは?

2015/02/12 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

こんにちは、maggy です。ジェンダー(社会的・文化的な性の役割)がますますボーダレスする時代ですが、その流れにあえて逆走する女性たちが出現しているそうです。「好きな色はピンク、オシャレはスカートにブラウスにドット柄、趣味はもちろんお菓子づくり♪」と、伝統的な女性のジェンダーをファッション、メイク、行動から思考まで守っている女性たち。その名もガーリー・ガール(girly girl / girly girls)と呼ばれています。

「女の子らしい女の子」「女の子の中の女の子」「超女の子」「ザ・女の子」――と、わたしの考えてみた翻訳はどれもしっくりきませんが、百聞は一見にしかず、この画像検索結果ような女の子たちのことです。

最近の 225 万語の英語の書き言葉と話し言葉の使用調査によると、ここ 20 年で女性を表現する言葉として増えているのが、このガーリー・ガールなのだとか。反対に、「セクシー(sexy)」と「ブロンド(blonde)」の 2 語が急速に減っているそうです(参考:Daily Mail Online)。

ガーリー・ガールに関する他のニュース記事や彼女本人たちのブログを読んでみましたが、特徴的なのが、ガーリー・ガールであることは自身の選択であるという自覚があることだとか。社会や文化によって作られたジェンダーを押し付けられているのではなく、自分の意志でこうなりたいと思い、あるいはそれが自分らしいと感じて、自らガーリー・ガールになることを選ぶのだそう。

wikiHow に”How to Be a Girly Girl(ガーリー・ガールになる方法)“もありました。セルフチェックをしてみてはいかがでしょうか。ちなみに第一箇条がこちら。

Be graceful. Girly girls should be ladylike and graceful at all times, so try to avoid being clumsy and awkward.

(優雅でありなさい。ガーリー・ガールは常にレディらしくて優雅なのです。不格好であったり、野暮ったいようではいけません)。

わたしは第一箇条から、いきなり外れていました……

日本だったら、ガーリー・ガールならバレンタインは、やはりお決まりのハート型の手づくりチョコでしょうか。電柱の陰で待ちぶせ、それとも下駄箱にラブレター? 文に香を焚く、良い噂を立てる……と、ガーリー・ガールと呼ぶには時代を遡りすぎましたかね。

おまけ : 男女関係なく、翻訳がご入用のときは「スピード翻訳」をご活用ください。


photo : “.. RANGE ROVER ( Girly ) ..” by ● Creative Ξye ●


クリスマス「ターキー(turkey)」の語源はイギリス人の勘違いだった!?

2014/12/25 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

こんにちは、maggy です。今日はクリスマスですね。クリスマス・イブまでは友人知人とパーティー続きという方も、25 日はご家族でゆっくり特別なディナーを囲む、という方も多いのではないでしょうか。

さて、クリスマスディナーのご馳走といえば七面鳥(turkey)の丸焼きですよね。わたしも子どもの頃、両親があこがれの七面鳥の丸焼きに挑みましたが、自宅のオーブンに入らなくて大笑いした思い出があります。確か、次の年はオーブンを新調して再挑戦していました。もはや執念ですね。無事、成功したときは家族全員で喜びました。

ところで、昔のイギリスの伝統的な家庭料理では、クリスマスディナーのメインには七面鳥はなく、ガチョウ(goose)だったんだそう。七面鳥がヨーロッパ大陸にもたらされたのは 16 世紀。スペイン人によって、アメリカからもたらされました。

この七面鳥。英語ではなぜか turkey(ターキー)、つまり「トルコ」という名前で呼びますよね。この語源は、イギリス人のある勘違いに由来するとか。まず、イギリスには先にアフリカ原産のホロホロチョウ(guineafowl)(参考: Wikipedia – Guineafowl)が、トルコを経由して輸入されていました。次にアメリカから七面鳥がやってきたとき、トルコからやってきたホロホロチョウと同じ種であると勘違いしたため、turkey と呼んだそう(参考: Wikipedia – Turkey (bird))。それから実に 5 世紀もの間、七面鳥は「ターキー」と呼び続けられているわけです。トルコとは直接は関係がなかったのですね。
※ 確かに、見比べてみるとよく似た外見なので、間違いもやむなしといった感じですが、シチメンチョウはキジ目シチメンチョウ科シチメンチョウ属、ホロホロチョウはキジ目ホロホロチョウ科ホロホロチョウ属で、目までは一緒なのですが、科レベルから違った鳥なんですね

さて、七面鳥のお腹の詰め物のことを、英語では stuffing と言います。家庭によって詰め物にこだわりがあったりして、ここがまた特別においしい部分。

「お腹がいっぱいだ」は英語では “I’m full.”と言いますよね。お腹がまるで詰め物(stuffing)をしたようにパンパンになったとき、“I’m stuffed.” なんて言い方をします。ちょっとカジュアルな表現なので、使う場面には気を付けましょう。

でも、たらふく食べて、まるでお腹が七面鳥のようになったクリスマスの日は、どうしてもこの英語表現がぴったり!

すてきなクリスマスをお過ごしください。

おまけ : 日本では、クリスマスにはチキンを食べますが、これは日本独自の風習(?)。七面鳥やホロホロチョウも市場にはほとんど流通していないのだから、その代替ということは想像できますが、誰がこの風習を仕掛けたのだろう……と思っていたのですが、なんと 1974 年にあの会社が始めたキャンペーンだったようです!なるほどー。02/14 のアレとよく似た戦略ですね。雑学はさておき、翻訳業務が大変で、スケジュールもパンパンに詰まっている……という皆さま、ご多忙の際は「スピード翻訳」をどうぞご活用ください!

photo : “turkey” by JAndrea Goh


国際的なパーティーのあいさつはキス、エアキス、ハグ、握手、それともお辞儀?

2014/12/24 | Posted by maggy in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

こんにちは。maggy です。仕事でもプライベートでも、日本と異なる文化を持った人とパーティーで会うとき、あいさつに戸惑うことがありませんか。今日は、そんなノンバーバル(非言語)コミュニケーションのお話を少々。

わたしは以前、イギリスに住んでいましたが、パーティーで初対面の人とのあいさつでは、いつも混乱の嵐でした。例えば、年配の参加者が多いフォーマルなクリスマスパーティーに出席したとき。初対面でもお互いにキスをするんです。

しかも、これがバラエティ豊か。片頬だけキスをする人もいれば、両頬ともする人もいます。本当に唇をブチュッ~とつけてくる人もいれば、音だけチュッと軽く出してキスしたふりをする air kiss(エアキス)をする人もいます。

20 代~ 30 代が多いパーティーでは、hug(ハグ) = 抱擁high five(ハイファイブ) = 日本で言うところのハイタッチをしてくる人の方が多かったように思います。※ハイタッチは和製英語です。

いつも、相手がどう出てくるか様子を見て、ワンテンポ遅れて応対していました。「これが日本式です」とお辞儀をしてもいいとは思うのですが、せっかくキスしてくれるに対して、ちょっと冷たい印象にならないか不安です。

あるパーティーでは、初対面のおじいちゃんがタコが吸い付くように(もっと若かった頃の)わたしの頬にず~っとキスをしてきました。(さすがに長いような……?)と思っていたら、奥さんのおばあちゃんが「こらアンタ、何してんの!」と激怒していました。一瞬、伝統的な英国紳士式スタイルかと思って判断に迷っていたのですが、違いました……。

思い切ってイギリス人に聞いたことがあります。「初対面のあいさつは、一体どう判断したらいいの?」と。すると、こんな回答をいただきました。

実は、わたしたちもどうしたらいいか、分からないの

というのも、イギリスとひと言でいっても移民も移民の子孫も多く、長らく外国にいた人もいるため、相手がどんな文化を持っているのか、初対面では判断できないのだそう。もちろん、世代の違いもあるそうです。

初対面では相手がどう出てくるかを観察し、覚えたら、次は「この人は両頬にエアキス」などと覚えていくのだそう。親密度によって、次第にあいさつを変えたりもします。

「そういえば A さんはずっとフランスにいたから、フレンチ式なのか本当にキスしてくるわよね」「B さんは昔から握手だけよね」などと、その後、伺ったお二人は議論が弾んでいたようです。ということで、誰も分からないことなので「日本人だからお辞儀」でもいいし、相手の文化に合わせても、どちらもいいのはないではないでしょうか。

日本でも、「日本人」とひと言で言っても、いろんな文化背景を持った人が共存する時代になりました。わたしはイギリスから帰ったばかりの頃には、ついハグをして友人知人を硬直させ続けていたことがあります。最近は空気を読んで自重していますが、ちょっと物足りない感じも。我慢してきたせいか、そろそろサンタの格好をして、町中でフリーハグでもしたい気分です。

楽しいパーティーになりますように!

おまけ :「スピード翻訳」は、依頼フォームが統一されているので、どんなご依頼でもスピーディーにご注文いただけます♪

photo : “No title” by John of Austin


'So this is what the world is coming to...' by zee-bra

こんにちは、maggy です。色づいた葉が美しい晩秋ですが、町もイルミネーションで色とりどりに華やいで、もうクリスマスが近いと感じさせられます。

これまでに「『Christmassy(クリスマシー)』!クリスマス気分いっぱいな英語表現」や、「マルドワイン、ホットトディ、エッグノッグ…外国に伝わる寒い冬の飲み物」をご紹介しましたが、今回は海外でクリスマスによく食べられるお菓子の最先端のニュースをご紹介します。

さて、皆さんは、ジンジャークッキーというお菓子を食べたことがありますか? ヨーロッパで広く見られる、人型をして、生姜や香辛料が練りこまれたお菓子です。クリスマスツリーのオーナメントにもよく使われます。英語では、ジンジャーマン(ginger man)、あるいはジンジャーブレッドマン(gingerbread man)とも呼ばれます。

先日、オーストラリアのメルボルンで、このお菓子の「世界最先端版」が発売され、話題になりました。それは写真(左上)のようなお菓子です。一見、普通のジンジャークッキーのようですが、こんなラベルが付いていたのです。

Organic genderless gingerbread figures – VEGAN
オーガニックで性別のない人型ジンジャーブレッド – 完全菜食主義者向け

man という英単語は「人」の一般名称として使われることがあります。しかし、この響きには、どうも男性中心なイメージが付いてまわります。例えば、これまで business man(ビジネスマン/実業家)を、女性の社会進出を背景に、性別は関係なく business person(ビジネスパーソン)と呼ぼう、などという議論がありました。今ではずいぶん浸透していますね。

このオーストラリアのお店は、ジンジャー man ではなく、男女どちらというわけでもない figures(人型)と名付けてます。さらにはオーガニックで完全菜食主義者向けと、さまざまな現代的な配慮がなされたクッキー、というわけです。

これを見たある人が、オンラインフォーラム「Reddit」に写真をシェアしました。こんなコメント付きで。

So this is what the world is coming to…
それで、これが世界が向かっている方向ってわけだ…

この投稿には、2,000 件以上のコメントが寄せられ、なかには「やり過ぎ」「頭でっかち」などの批判も多々。BBC はこの事態を、「焼き菓子への男性支配が、ついに終息を迎えた。しかし、すべての人が祝福しているわけではない」などと、やや冗談を交えて(?)報道しました(参考:BBC News – #BBCtrending: The organic genderless gingerbread debate)。

言葉というのは物事をどう捉えるかという社会の窓なので、あらゆる多様性に配慮し、平等にしたいものです。でも慣習というものも文化ですし、バランスが難しいですね。子どもに、これからはジンジャーフィギュアと呼ばせるのも、なんだか……。

丸みを帯び、中性的にも見える写真のジンジャーブレッドマン……おっと、違いました、ジンジャーフィギュア。あるいはジンジャーパーソン? 話のネタに、今年のクリスマスギフトにお一ついかがでしょう。

photo : So this is what the world is coming to… posted by zee-bra


こんにちは、maggy です。本日はハロウィーンですね。日本でも年々人気が高まっているそうで、各地で仮装パーティーが開催されます。

魔女やゾンビに扮するのは楽しいですが、そもそもハロウィーンとはどんなお祭りなのでしょうか。その由来は古代ケルト人の風習が起源と考えられ、秋の収穫をお祝いし、悪霊を追い出すお祭りです。古代ローマ、キリスト教の文化と融合して今の形になっています。

古代ケルトでは毎年 10 月 31 日は 1 年の終わりの日、つまり大晦日にあたり、死者の霊が降りてくると考えられてきました。悪霊が悪さをしないように、かがり火を焚いたりしたそう。これが秋の収穫祭とも融合して、カボチャを飾ったり、悪霊の格好をするようになっていったのですね。日本で言うと、大晦日とお盆と秋の収穫祭が、一度にやってくるような感じでしょうか? なかなか盛りだくさんです。

Halloween(ハロウィーン)の語源は、ケルトのお正月にあたる 11 月 1 日の諸聖人の日(All Hallows)と関係します。ハロウィーンはこの日の前夜(Eve)であることから All Hallows’ EveHalloween と訛って(あるいは短くなって)呼ばれるようなったそう。

'Soul cakes for Samhain!' by Cy-V

子どもがお菓子をねだって家をまわるトリック・オア・トリート(Trick or Treat)の習慣は、中世にお祭り用の食料をもらって歩いた農民の様子を真似た名残だとか、古代ケルトの「ソウリング(Souling)」という、死者のための儀式に使うケーキを乞う習慣が由来だと言われています。ちなみにそのケーキは、ソウル・ケーキ(Soul Cake)と呼ばれていて、右の写真のような干しぶどう入りの食べ物です。こちらの画像検索結果にもあるように、干しぶどうなどで象られる十字が特徴 ※。しかしカボチャやお化けの形をしたお菓子(写真上のような)に比べて地味なせいか、今はあまり見かけないですよね!
※ ソウル・ケーキは、亡くなった方へのお供え物であり、ケーキの上野、十字はこどもや貧しい人に分け与えるものを意味しているそうです

Trick = いたずらですが、Treat にはお菓子のほかにも、ごちそう、特別な楽しみといった、広い意味があります。(to) treat myself (自分をもてなす = 自分にご褒美をする)という英語表現もあります(詳しくはこちらのバックナンバーをご覧ください:自分の時間 “me time” が足りない!)。

こうして語源や由来を辿ると、ハロウィーンは何も子どもだけのための行事では無いことが分かりますね。わたしも本日は、ハロウィーン仕様のカボチャ味のケーキを Special treat(特別な楽しみ)に、いただくとします。

それでは悪霊から身を守りながら、秋の実りの喜びにあふれる特別な日をお過ごしください。

photo : “Halloween Cupcakes” by tawest64 / “Soul cakes for Samhain!” by Cy-V