離れたり合わさったりする「結婚」

2月 6th, 2015 | Posted by liang in 小ネタ - (離れたり合わさったりする「結婚」 はコメントを受け付けていません)

'Endless love' by Ali Nishan

こんにちは!liang です。日本語の「結婚」は、中国語で「结婚」と書きます。漢字を見れば意味がわかりますね。ただ、日本語の「結婚」が名詞であるのに対して、中国語の「结婚」は動詞です。日本語の「結婚する」に相当する単語なのです。

「一度結婚したことがある」は、中国語で次のように言います。

过一次

」と「」の間に何か入っていますね。「」は「~したことがある」、「一次」は「一度」という意味です。何か変な感じがしますが、これが正しい中国語です。

実は、「结婚」は「動詞+目的語」構造の単語なのです。「結婚」というひとつの固定された単語ではなく、「(姻関係)を結ぶ」という動詞のようなものだとイメージするといいかもしれません。このような離れたり合わさったりする語を離合詞(りごうし)と呼びます。

结婚」の間に割り込んだ要素、「过一次」を見てみましょう。「」(日本語の「過」に相当)は助詞で、動詞の直後に来ます。また、動作の量を表す「一次」は動詞の後、目的語の前に置くルールがあります。動詞+目的語の構造を持つ「结婚」は、このような要素が来ると離ればなれになってしまうのです。

中国語学習の初級者は、つい「结婚过一次」のように書いてしまいますが、これは間違い!结婚」のような離合詞を自在に使うのには、慣れが必要だと思います。

離合詞の例をいくつか見てみましょう。

【1】 结婚 (結婚する)

【2】 理发 (散髪する) ※「发」は「髪」の簡体字
毎月一度散髪(に行く)」は「每月一次」。

【3】 看病 (診察する) ※「看病する」ではないので注意
彼を診察する」は「他的」。

【4】 随便 (好きなようにする)
あなたの好きなようにしなさい」は「你的便」。

【5】 毕业 (卒業する)
大学を卒業する」は「毕业大学」ではなく「大学毕业」としなければなりません。動詞+目的語の構造の「毕业」に、さらに目的語「大学」を続けることはできないのです。

ちなみに、その単語が離合詞であることを記号などで示している辞書もあります。例えば『現代漢語詞典』(商務印書館)は、

【结婚】 jié//hūn

のように //離合詞であること示しているので参考になります。

離合詞のような現象を見ると、中国語は漢字の一字一字が意味を表す基本単位なのだなと、あらためて感じます。

photo : “Endless love” by Ali Nishan


マンガのセリフを英訳し、読者層の拡大とブランド力アップに活用

2月 3rd, 2015 | Posted by admin in 採用事例 - (マンガのセリフを英訳し、読者層の拡大とブランド力アップに活用 はコメントを受け付けていません)

導入事例– 株式会社プレジデント社さま

新雑誌『プレジデントネクスト』誕生にあたり、翻訳を全面的に任せられた

PRESIDENT NEXTプレジデント社さまが発行する『プレジデント』は、日本を代表するビジネス総合誌。1963 年 4 月、日本初の海外提携誌(米国 TIME Inc. 発行『フォーチュン』誌)として月刊誌でスタートして以来、ビジネスリーダーの指針となる経営戦略&自己啓発・ビジネスマーケティング情報・リーダー学・海外情報などを提供。2000 年 2 月以降は、スピードと決断を求められる時代に即応し、月 2 回刊となりました。

同誌はシリーズ化しており、“子供を元気にする。親も元気になる”をテーマとした『プレジデントファミリー』も(現在は、季刊誌です)発行されています。このシリーズに 2014 年、働く女性のためのビジネス情報誌『プレジデントウーマン』が誕生。さらに、全編に渡ってマンガを用いた異色のビジネス情報誌『プレジデントネクスト』も誕生、「スピード翻訳」は、こちらの誌面づくりをお手伝いさせていただきました。

そこで今回は同誌の編集長・八尾研司さまに、どのように翻訳サービスをご活用いただいたのかを、新たな雑誌に対する思いも交えながら伺いました。

※ 創刊は 2015/06 の予定です

「スピード翻訳」を導入された背景をお教えください

『プレジデントネクスト』より - 余白であった下部にそのページの英訳をすべて記載
余白であった下部に
そのページの英訳を
すべて記載

私たちは今、20 代から 30 代をターゲットにビジネスの初歩の情報を提供する雑誌『プレジデントネクスト』の月刊化に向けて、準備を進めています。創刊の経緯としては、マンガが持つ「わかりやすさ」が一番理由です。専門用語の多い文字ばかりの誌面は、「堅苦しい」と嫌厭される風潮にあり、『プレジデント』本誌でも、図解を多用した、わかりやすくて読みやすい誌面づくりを心掛けています。さらにわかりやすさを追求して、読者に訴求する『プレジデントネクスト』はほぼ全編マンガで構成しました。新しいビジネス誌のスタイルを提案する、私たちの挑戦です。

新たな誌面づくりを進めるなかで、出くわしたのが「余白」の問題でした。『プレジデントネクスト』は、A4 に近いサイズで、マンガ誌としては大きすぎます。マンガの絵を間延びさせず、文字の密度を保つためには、レイアウト上、どうしても広めの余白が生まれてしまいます。この余白も有効に活用したいと考えました。

そこで、読者がプラスの教養として役立てられるように、マンガのセリフを英訳して欄外に設置することにしました。社内に翻訳の専門家を抱えていない、翻訳家さんに頼むしかなかったわけです。

「スピード翻訳」の実際のご導入ケースについてお聞かせください

株式会社プレジデント社 - 八尾さま「スピード翻訳」は、ネット検索で知りました。検索トップに出てきたので、第一印象としては、「グループだから、さすがしっかり SEO 対策を立てているな」というのが本音でした(笑)。翻訳物がマンガということで、こちらも勝手がわからなかったので、営業の方に相談をして、コンシェルジュ翻訳を利用することになりました。

自分たちで翻訳者を探さなければならない場合、非常に面倒なのではないかと危惧していたんです。論文やビジネスの文章と、マンガも含めた雑誌などの出版物の文章は、翻訳するといっても別物ではないか。そうなると出版に特化した翻訳者を探さなければならないのではないか、と。

また私たち出版業界は、ライターやデザイナーなど、個人のプロフェッショナルに委ねることが多いので、お願いした翻訳家さんに何らかのトラブルが起きて、納品できなくなったら、雑誌が出なくなる。その点、複数の翻訳家さんと契約しているエージェントであれば安心です。間に営業担当者が入って、対応してくれるのも、大きいメリットです。わからないところがあって、質問をしても、すぐに返答をくれます。一人の翻訳家さんしかいない場合、「連絡が取れない!」とか、ありそうですから。翻訳部分が雑誌全体の商品力を決めるわけではないので、ここで手間取っていたら、ままなりません。営業担当者の存在によって、不安要素を減らせて、助かっています。

「スピード翻訳」の翻訳スピードとクオリティ、費用についてご感想をお聞かせください

『プレジデントネクスト』は月刊化にむけたテストとして 3 冊発売する予定です。その 1 号めでは、マンガ 120 ページ分、約 1 万文字の翻訳をお願いし、1 週間ほどで納品されました。スピードとしては、仕事量を考えると申し分なく、雑誌の制作工程としても不便なく利用できるレベルだと思います。クオリティに関しては、多種多様な企業さまの利用実績を見せてもらったので、特に心配はしていません。

良かった点は、雑誌特有の細かい質問や修正に、すぐに対応してもらえたことです。雑誌のお客様は何万人という数になります。なかには英語が非常に得意な方もいらっしゃるので、なかなか手ごわいんです。細かな点で信用を失うのが怖いんですよ。たとえば、沈黙を表すとき、ピリオドを使う場合があるのですが、3 つなのか、6 つなのか、「ネイティブの日常会話」という設定で英訳してもらったので、“ネイティブのルール”を教えてもらいながら、進めることができました。

「スピード翻訳」に今後期待することはありますか

株式会社プレジデント社 - 八尾さま英訳付きのマンガについての、お客様の反応はまだハッキリつかめていません。しかし、マンガの気軽さに加えて、英訳がついているというちょっとした「知的さ」が加わったことで、今までのマンガ誌とは違うということは表現できたと思います。ただ、お客様がそれを望んでいるかはわからないので、しばらくは続けて、再検討したいと思っています。

テスト 1 号では特集マンガの翻訳に留めましたが、他のページでも英語がマッチする企画があれば、活用する場を広げていきたいですね。英訳部分のなかから、使える表現を抜き出した「英語勉強コーナー」を設けたり、登場キャラクターを使った「英語講座」をスピンオフで展開したり、といったこともおもしろいかもしれません。

新たな読者層の開拓は、雑誌業界の悲願でもあります。20 代、30 代は雑誌を買わない、書店にも行かないという人が増えています。ビジネス誌の世界は、特にその傾向が顕著です。スマホで、たいていのビジネスニュースは読めますし、ご意見番のような人がそこにコメントまでつけてくれるのですから、不足は感じていないのだと思います。『プレジデントネクスト』には、「若い人たちが勉強したいと思ったときに手に取ってもらいたい」という私たちの思いが込められています。スマホでは、「勉強したい」という意欲に十分にこたえられないと思うので、そこが唯一の付け入るチャンスかなと。すでにテスト 2 号の翻訳も「スピード翻訳」に依頼しました。ともに強い雑誌を創っていくパートナーとして、大いに期待しています。


中国語で「よろしくお願いします」をなんと言う?

1月 30th, 2015 | Posted by xiaofan in 小ネタ - (中国語で「よろしくお願いします」をなんと言う? はコメントを受け付けていません)

taipei101

大家好! xiaofanです。年末に年度末と、ビジネスメールが頻繁に行き交う時期ですね。日本語のビジネスメールは独特の世界を醸し出していて、それを操れるかどうかは社会人としての基礎教養ともいえます。それ故に気になるのが別の言語でビジネスメールを書くとどうなるのか、ということ。気になる表現の代表格がよろしくお願いします。日本で仕事をしていた頃、ビジネスメールの大半に使っていたので、仕事で中国語を使い始めて真っ先に気になったのがこの語の中国語訳をどう扱うか、でした。

なぜそのような迷いが生じるか。理由の一つが、中国語の教科書の入門あたりでよく見かける自己紹介です。名前や所属などを名乗った後、結びとして「よろしくお願いします」が日本語で示され、その対訳としてたいてい「請多多指教」「請多關照」などと書かれています。ところが、日本語では同じ「よろしくお願いします」でも、ビジネスメールに当てはめると、どうにもそぐわない。『ビジネスメールの中国語』(三修社)には、こんなふうに紹介されています。

日本語のビジネスメールと比べると、中国語のビジネスメールはシンプルで、率直です。例えば、「平素は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます」を直訳すると、平素承蒙您的特别关照,感激之情,难以言表。になりますが、中国人同士のやりとりで、このような表現は使いません。この場合、多くの人は、您好!だけで済ませます。つまり、丁重な日本語独特の表現をそのまま中国語に置き換えても思うように伝わりません。

日本語では、一文が長ければ長いほど相手への敬意を表すことになるため、ビジネスメールのあいさつはやや長めになります。しかし、中国語ではそうではないんですね。では、問題の「よろしくお願いします」はどうなのでしょうか。試しに同書で「よろしくお願いします」が対訳に含まれる表現をピックアップしてみました。以下は同書からの抜粋です。

顺祝 安好! よろしくお願いします / 直訳 : すべてうまくいきますように
顺祝 商祺! よろしくお願いします / 直訳 : ビジネスがうまくいきますように!
请您不吝赐教 ご指導のほどよろしくお願いいたします
希望您对我多加指教 ご教示のほどよろしくお願いいたします
日后请多指教 今後ともよろしくお願いいたします
希望今后能互通信息 今後、情報交換をよろしくお願いします
谨向您表示问候 よろしくお願い申し上げます
以后有机会再说吧 またの機会によろしくお願いいたします
希望能长期合作下去 今後ともよろしくお願い申し上げます
我们也希望与贵方合作愉快 こちらこそ、よろしくお願い申し上げます
请确认内容 内容をご確認のほどよろしくお願いいたします
谢谢合作 今後ともよろしくお願いいたします
祝好! よろしくお願いいたします

カバー範囲が広い! 文の結語以外は请~」「希望~」といった表現が「よろしくお願いします」に相当していることがわかります。もちろん各表現にはそれぞれ文脈があるわけですが、ベーシックに使える究極の「よろしくお願いします」を最後に紹介しておきます。

 谢谢!

そうなんです。谢谢は、お礼を述べる表現としてだけではなく、ビジネスメールの末尾に用いると「よろしくお願いします」にも相当するのです。ちなみに、Google 翻訳で日本語欄に「よろしくお願いします」と入れると、中国語訳としてこの 2 字が出てきますが、誤訳ではありません。本当に使えるのです。なんと便利な! 中国語でビジネスメールのやり取りを始めたばかり、という方、ぜひ文末に加えてみてください。

繁体字どころ台湾から xiaofan でした(今回掲載した例文は、簡体字表記です)。再見囉~!

おまけ :「スピード翻訳」では、ビジネスメールも含め、24 時間 365 日、中日・日中・韓日・日韓の翻訳を受け付けております(もちろん、英日・日英翻訳も)。プロの翻訳者のご用命は「スピード翻訳」にお任せください。


韓国で親しまれるおでんのお話。

1月 28th, 2015 | Posted by maki in 小ネタ - (韓国で親しまれるおでんのお話。 はコメントを受け付けていません)

'KOREAN ODEN #01' by maki

こんにちは。maki です。ここ 2 日ほど寒さが和らいだと思ったら、また急に寒くなってしまいました……。こんな季節には、やはりアツアツのおでんが食べたくなります。

韓国では、오뎅と呼ばれています。発音は、「オデン」です。そのままですね。台湾でも「オデン」に近い発音(オーレン)で呼ばれるポピュラーな食べ物であることは、以前書いた記事(台湾で親しまれるおでんのお話。)でもお伝えしましたが、韓国でも同様の状況です。歴史的には日本の統治時代に始まったもののようですが、市場の屋台などで年間を通じて楽しまれている食べ物になっています(とはいえ、冬が人気のようです)。

揚げた練り物がメイン。おでん種は、太くて長い串に刺されています。地方によってはバラエティがある場合もあるようですが、基本的には揚げ練り物一択みたいですね。シート状の揚げた練り物を細長く切って、3 つに折りにして、うねうねと串に刺してあります。おもしろい食感で、個人的には大変気に入っています。この屋台にはもう一種類あったのですが、これは……普通です。日本でも似たようなものは売っています。たまごやはんぺんなどは見かけないですね。大根は……入っていないわけではないのですが、どちらかというとおでんつゆのだし用?という感じで入っているのは見かけました(だしのベースは昆布がメイン)。他にもおでんつゆのだしにカニを入れているケースも(なんだか豪華!)。

'KOREAN ODEN #04' by maki

屋台で立ち食いというのが一般的です(こどものおやつにも人気♪)。アツアツのおつゆの中に浸っている串をセルフサービスで食べたいものを選び、そのまま食べる。日本の練りがらしの代わりに、醤油ベースの양념(ヤンニョン)につけて食べます。醤油にタマネギや、赤や緑の唐辛子が浮かんでいて、こちらは辛いです。つゆは、すっきりとした味わいで、色は淡め(汁物用の醤油の色が薄いので)。店によって、辛さに違いはありますが、そんなに辛いものはないように感じました。気になるお値段は、このお店では、一本 500 ウォン(55 円)ぐらい。けっこう大きいので、日本のコンビニおでんよりはコストパフォーマンスはいいですね。

おもしろいのが、そのおつゆの楽しみ方。屋台には小さな紙コップが置いてあり、そのコップにおつゆを入れて飲みます。すこし唐辛子の味もあるので、冬場はおつゆの温度だけではなく、唐辛子効果で体がポカポカします。食べている間にやってきたおじさん 2 人連れは、紙コップにおつゆだけ入れていきました。おでんは食べませんでしたが、2 人分で 1,000 ウォン払っていきました。小さなコップで、1 人 55 円だし、おでんと同じ値段かと思うと、高いような気もしますが、それだけ払っても飲みたくなるおいしさ、温かさはありますね。日本ではおつゆだけを飲むというスタイルはないので、おもしろいなあと思いながら見ていたのでした。おでんまで食べれば無料になるのが普通なのか、特におつゆ代は請求されませんでしたね。

韓国キッズには、떡볶이(トッポッキ / トッポギと呼ばれる韓国のお餅)の入った오뎅(オデン)が人気だそうですよ♪ おやつとして人気ありそうですね。

supervisor : miki sakai


本日(01/21)11:00 よりサイト障害がありました(復旧+経過観測中)

1月 21st, 2015 | Posted by admin in お知らせ - (本日(01/21)11:00 よりサイト障害がありました(復旧+経過観測中)コメントを受け付けていません)

LOGO

本日(01/21)の 11:00 ごろより、2 時間弱程度 スピード翻訳のサイトにアクセスできないなどの障害が発生いたしました。この間にアクセスいただいたお客さまには深く、お詫び申し上げます。
※ 現在は、順調に稼働しております


現在は、 復旧しておりますが、引き続き経過観測をおこなっております。

お問い合わせをいただいたお客さまには順次ご対応いたしております。ご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございませんでした。


増え続ける外国人のお客さまとのコミュニケーションツールとして積極的に活用

1月 15th, 2015 | Posted by admin in 採用事例 - (増え続ける外国人のお客さまとのコミュニケーションツールとして積極的に活用 はコメントを受け付けていません)

導入事例 – 株式会社フロンティアホームさま

ネイティブスピーカーも絶賛するクオリティ、そしてスピードと価格に満足

株式会社フロンティアホーム - LOGO

賃貸仲介、物件管理、住宅物件および事業用物件の仕入れ・販売など不動産全般にわたる事業を展開されている株式会社フロンティアホームさま。

創業から今年で11年、スタッフ一人ひとりの豊富なキャリアと、業界内にもつ独自のルートを駆使して、柔軟かつスピーディにお客さまのニーズに応えられる企業として評判です。

株式会社フロンティアホームさまは、東京都内はもとより埼玉県南部にいたるまで、多くの不動産の物件管理を行っていますが、昨今、外国の方が日本の不動産物件を購入するケースが増えています。

そうしたなかで、日々増加の一途をたどる外国の方からのお問い合わせに対し、スムーズなやりとりを実現すべく、「スピード翻訳」をご利用いただいています。その導入の経緯など、同社の代表取締役 中川潤さまからお話を伺いました。

「スピード翻訳」を導入された経緯をお聞かせください

株式会社フロンティアホーム - 中川さま

弊社は住宅やマンション、オフィスビルなどの売買を通じて、不動産物件の管理業務を1本の柱としています。
実は、日本の不動産物件は外国に比べるとかなり安いのが現状です。そして、利回りも外国では1 ~ 2 %のリターンが通常となりますが、日本では 8 %のリターンが見込めます。こうした状況を捉え、アメリカやアジアなど外国の方がビジネス目的で日本の不動産物件を購入し、それを弊社が管理するというケースがとても増えています。

特に経済成長の影響からか、香港や台湾をはじめとしたアジア圏の方々の不動産購入も多くなっており、それに伴い、外国の方からメールでのお問い合わせが増加しています。

私も簡単な英文には対応できますが、長文の翻訳には時間がかかりますし、契約書など正確さが要求されるものには十分な対応ができません。「スピード翻訳」のことはホームページなどで存じていましたので、すぐに導入させていただきました。


「スピード翻訳」にどのようなメリットを感じていらっしゃいますか

株式会社フロンティアホーム - 中川さま

「スピード翻訳」のメリットを一言でいえば、レスポンスの早さ費用の安さです。弊社がよく利用する200 字くらいの翻訳だと、60分以内で納品してもらえます。不動産物件は時間との勝負です。メールでできる限り早く返信しなければならない時には、このスピードは絶対的なものとなります。

そして、1 文字 7 円という明確な料金体系にも安心できます。この料金は私が知る限り最も安い価格ではないでしょうか。外国の方とのやりとりを積極的に進めていく上で、「スピード翻訳」の“早い&安い”というコンセプトは企業にとって本当に力強い味方となります。

また、オンライン上ですべてが完結できるというのもよいですね。Word ファイルの文章をアップロードするだけで、翻訳を依頼できるわけですから、本当に使い勝手がよいサービスだと実感しています。

「スピード翻訳」の活用で、事業に広がりはありましたか

すでに40件以上依頼していますが、そのほとんどが、外国の方からの問い合わせに対しての返信や売買契約書など重要書類の翻訳です。

実は、弊社のお客さまに、英語はもちろん日本語も堪能なアメリカ出身の方がいらっしゃいますが、その人から「たまに中川さんから英文をもらうけど、あれは中川さんが訳しているの?」と聞かれました。そこで、「あれはスピード翻訳で翻訳した文章なんです」と答えると、すかさず「素晴らしい英文だね!」とお褒めの言葉をいただきました。ネイティブの人からもそのような評価を受けるのは凄いと感じました。

当たり前のこととなりますが、ビジネスにおいては、お互いに伝えたいことがきちんと正確に伝わるというのが大前提となります。

日本人同士なら会話でも十分に伝わりますが、言葉が通じない外国の方とは、文章そのものが全ての信用材料となります。はっきりとは目に見えないことですが、「スピード翻訳」のクオリティの高さが、弊社の事業によい結果を与えているのは確実だと思います。

「スピード翻訳」のサービスに対する期待、リクエストがありましたらお聞かせください

株式会社フロンティアホーム - 中川さま

「スピード翻訳」を満足して使わせていただいていると言っている手前、大変、僭越なのですが、長文も含めてもっと翻訳時間が短縮されるとありがたいですね。それは、今後さらに増えていくと思われる外国人のお客さまへの返信が、少しでも短い方がよりコミュニケーションを図れるからです。

例えば、メールなどは瞬時に翻訳してもらえるサービスができるとよいですね。

弊社は事業の性格上、オーナーさまとは継続的に関係が続いていきます。それがある限り、「スピード翻訳」との関係は切っても切れないものになっていくことでしょう。


中国語の干支にイノシシがいない件。

1月 9th, 2015 | Posted by xiaofan in 小ネタ - (中国語の干支にイノシシがいない件。 はコメントを受け付けていません)

'Chinese Zodiac' by Joe Shlabotnik

新年快樂! xiaofanです。

新しい年のご挨拶を申し上げましたが、ここ台湾では西暦ではなく旧暦で新年を祝うため、「日本のお正月」は実はふつうの日です(2015/01/01 は、単純に西暦 2015 年の始まりの日という位置づけ)。今年の台湾の暦では、2 月 18 日が大晦日、19 日が元旦。ですから、未年は来ておらず、まだ午年の時間が流れています。

'24 chinese cardinal directions' by de:Benutzer:Masatoさて今年の干支は「」。干支の漢字表記としては「」を用います。十二支は、今ではその年のキャラクターとして扱われていますが、古来、時間や方角を表す方法として用いられてきました。ちなみに時間としてはだいたい13〜15時、方角としては南南西だとか。
※ 右の図で下に「子」、上に「午」が書かれていますが、これを結ぶのが南北(北 = 子 / 南 = 午)を結ぶ子午線の由来なのですが、この画像では右隣に「」の字が見えますよね。すこし西寄りということで、方位としては南南西になるわけです。お昼(12:00)のことを「正午」といいますが、そのすこしだけ先ということで、時間としてはだいたい13〜15 時ということになります。

干支は、神様の元にたどり着いた順番だ、というのは日本の昔話にあるお話ですが(cf. まんが日本昔話~データベース~ – 十二支の由来)、その起源である中国では、ウシやウマ、ニワトリのほか、ヒツジも家畜であり、また神様への供え物とされていました。実際、肉は食用に、毛や皮は衣類に、骨や角も道具へと使われていますが、神様にもよほど重宝されたのでしょう。羊を元にした漢字には、美、義、差、善など、基本的な概念を表す文字として発展しているのもまた、羊の特徴です。

そうそう、十二支は、日本と中国だけでなく、韓国やベトナム、タイやモンゴルにもある概念です。ただ、その象徴となる動物は、日本と同じではありません。たとえば、ウシはベトナムでは水牛に、ヒツジはヤギに、トラはモンゴルではヒョウになることがあるのだとか。お国柄が出ていますね(cf. Wikipedia – 十二支)。

特に、亥年の動物はほかの国々と日本の違いとして大きいものです。日本では「」といえばイノシシのこと。ちなみに中国語でイノシシは野豬。これが、中国や台湾ではといえばブタを表すのです。ブタはイノシシが家畜化された種として知られていますが、そういえば、孫悟空に出てくる猪八戒はブタでしたし、『もののけ姫』でタタリ神となったナゴの守はイノシシでした。
※ ちなみに西洋には中国の干支(英語 : Chinese Zodiac)がそのまま伝わり、亥 = ブタです。まれに「亥 = イノシシ」で紹介するものもありますが、これは日本経由で伝わったものでしょう

日本語ではブタというと人を罵ったり、悪口の類いですが、中国や台湾ではとても身近で親しみを込めた意味になることもまた、大きな違いです。たとえば最近、日本でデビューした台湾のアイドル、ショウ・ルオ(羅志祥)は小豬というあだ名で呼ばれています。

家や文化、土地によって同じ食材でも味付けや調理法が変わるように、言葉もまた、いろいろに変化を遂げていくという表れ。こうした違いを味わうことができるのも、外国語を学ぶオモシロさの一つですね。今年もまた、そんなオモシロさにたくさん出会う 1 年になりますように。

繁体字どころ台湾から xiaofan でした。再見囉~!

おまけ :「スピード翻訳」では、西暦旧暦にかかわらず、24 時間 365 日、中日・日中・韓日・日韓の翻訳を受け付けております(もちろん、英日・日英翻訳も)。プロの翻訳者のご用命は「スピード翻訳」にお任せください。

photo : “Chinese Zodiac” by Joe Shlabotnik / “24 chinese cardinal directions” by de:Benutzer:Masato


2015/01/09 の 06:00 – 07:00 にサイトメンテナンスをおこないます

1月 7th, 2015 | Posted by admin in お知らせ - (2015/01/09 の 06:00 – 07:00 にサイトメンテナンスをおこないます はコメントを受け付けていません)

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スピード翻訳株式会社では、2015/01/09 の 06:00 – 07:00 にサービス停止をともなうメンテナンスを実施します。この間の見積りのご確認、新規ご依頼、納品案件の引き取り、新規会員登録、会員情報の更新はできませんので、あらかじめご了承ください。


日程と作業内容の詳細は、以下のとおりとなります。

■ 作業日時 ■
2015/01/09(金) 06:00 ~ 07:00
※ 終了時刻は、作業の進捗によって前後することがあります

■ 作業内容 ■
現在提供中の「スピード翻訳」サービスのセキュリティ向上のための設備メンテナンス

■ 作業の影響 ■
「スピード翻訳」の全サービス(スピード翻訳・指名翻訳・コンシェルジュ翻訳)の停止を実施します。上記の時間帯に「スピード翻訳」をご利用いただくことはできません。
※ サイトの閲覧、自動見積り、スピード翻訳・指名翻訳の新規ご依頼、新規会員登録、会員情報の更新、マイページの利用(納品案件の確認や引取りなど)、コンシェルジュ翻訳のお申し込みなどができなくなります

お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


年末年始の営業について(2014 ~ 2015)

12月 26th, 2014 | Posted by admin in お知らせ - (年末年始の営業について(2014 ~ 2015) はコメントを受け付けていません)

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年末年始も「スピード翻訳」のスピード翻訳指名翻訳サービスは、無休で営業いたします ※ 。

ただし、電子メール、お電話、FAX などでのカスタマーサポート業務は下記のスケジュールとなりますので、ご対応に少々時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください(前後の土日も休みとなります。ご注意ください)。

2013/12/27(土) カスタマーサポート業務は、休業
2013/12/28(日)
2013/12/29(月)
2013/12/30(火)
2013/12/31(水)
2014/01/01(木)
2014/01/02(金)
2014/01/03(土)
2014/01/04(日)

※ 年末年始は、翻訳者リソースが減少する可能性があるため、「スピード翻訳」、「指名翻訳」の場合は 2 時間以内に翻訳者が決定せずキャンセルになりやすくなることが想定されます。あらかじめご了承ください。その際は、再発注も可能ですのでよろしくお願いいたします

また、翻訳コーディネーターでご対応するコンシェルジュ翻訳コンシェルジュ校正の両サービスは、上記期間中、お休みをいただきます。休み明けの 2014/01/05 以降は通常どおりの営業となりますが、順番にご対応いたしますので、お時間をいただくケースもありますので、あらかじめご了承ください。


クリスマス「ターキー(turkey)」の語源はイギリス人の勘違いだった!?

12月 25th, 2014 | Posted by maggy in 小ネタ - (クリスマス「ターキー(turkey)」の語源はイギリス人の勘違いだった!? はコメントを受け付けていません)

こんにちは、maggy です。今日はクリスマスですね。クリスマス・イブまでは友人知人とパーティー続きという方も、25 日はご家族でゆっくり特別なディナーを囲む、という方も多いのではないでしょうか。

さて、クリスマスディナーのご馳走といえば七面鳥(turkey)の丸焼きですよね。わたしも子どもの頃、両親があこがれの七面鳥の丸焼きに挑みましたが、自宅のオーブンに入らなくて大笑いした思い出があります。確か、次の年はオーブンを新調して再挑戦していました。もはや執念ですね。無事、成功したときは家族全員で喜びました。

ところで、昔のイギリスの伝統的な家庭料理では、クリスマスディナーのメインには七面鳥はなく、ガチョウ(goose)だったんだそう。七面鳥がヨーロッパ大陸にもたらされたのは 16 世紀。スペイン人によって、アメリカからもたらされました。

この七面鳥。英語ではなぜか turkey(ターキー)、つまり「トルコ」という名前で呼びますよね。この語源は、イギリス人のある勘違いに由来するとか。まず、イギリスには先にアフリカ原産のホロホロチョウ(guineafowl)(参考: Wikipedia – Guineafowl)が、トルコを経由して輸入されていました。次にアメリカから七面鳥がやってきたとき、トルコからやってきたホロホロチョウと同じ種であると勘違いしたため、turkey と呼んだそう(参考: Wikipedia – Turkey (bird))。それから実に 5 世紀もの間、七面鳥は「ターキー」と呼び続けられているわけです。トルコとは直接は関係がなかったのですね。
※ 確かに、見比べてみるとよく似た外見なので、間違いもやむなしといった感じですが、シチメンチョウはキジ目シチメンチョウ科シチメンチョウ属、ホロホロチョウはキジ目ホロホロチョウ科ホロホロチョウ属で、目までは一緒なのですが、科レベルから違った鳥なんですね

さて、七面鳥のお腹の詰め物のことを、英語では stuffing と言います。家庭によって詰め物にこだわりがあったりして、ここがまた特別においしい部分。

「お腹がいっぱいだ」は英語では “I’m full.”と言いますよね。お腹がまるで詰め物(stuffing)をしたようにパンパンになったとき、“I’m stuffed.” なんて言い方をします。ちょっとカジュアルな表現なので、使う場面には気を付けましょう。

でも、たらふく食べて、まるでお腹が七面鳥のようになったクリスマスの日は、どうしてもこの英語表現がぴったり!

すてきなクリスマスをお過ごしください。

おまけ : 日本では、クリスマスにはチキンを食べますが、これは日本独自の風習(?)。七面鳥やホロホロチョウも市場にはほとんど流通していないのだから、その代替ということは想像できますが、誰がこの風習を仕掛けたのだろう……と思っていたのですが、なんと 1974 年にあの会社が始めたキャンペーンだったようです!なるほどー。02/14 のアレとよく似た戦略ですね。雑学はさておき、翻訳業務が大変で、スケジュールもパンパンに詰まっている……という皆さま、ご多忙の際は「スピード翻訳」をどうぞご活用ください!

photo : “turkey” by JAndrea Goh