大統領はペンが大好き?

3月 12th, 2015 | Posted by maki in 小ネタ - (大統領はペンが大好き? はコメントを受け付けていません)
'Barack Obama signing documents outside the Oval Office.jpg' by The Official White House Photostream

テレビのニュースを見ていたら、オバマ大統領がある法律の調印式に臨んでいる様子が流れていました。日本では調印式といいますが、英語では signing ceremony。オバマ大統領が、その署名をする際に、左手の脇に何本ものペンを置いていて、ひっきりなしにペンを取り替えて、サインしていました。それまでにも何回かこの様子は見かけたことがあるはずなんですが、そのときは妙に気になって見入ってしまいました。上の写真は、その場面ではないのですが、女性が複数のペンを持って控えているのがよくわかると思います。まさにこんな感じでした(ホワイトハウスの大統領執務室である the Oval Office の外でサインしているところだそうです)。

Wikimedia Commons - Barack Obama signature.svgオバマ大統領のサインは、右のとおりです。書きなれたサインでしょうから、ペン一本であれば、さらさらっと署名できちゃうと思いますが、これを複数のペンを取り替えながら書くと、きれいなサインにならないのではないかと心配になってしまいます。きっと、O の字と b の字の部分は書き分けができそうですが、特に最初の 1 文字めの B は複数のペンで書けるのかすごく気になります。

Wikipedia の Signing Ceremony のページによると、過去最大の本数のペンを使用したのは、リンドン・B・ジョンソン元大統領。1964 年の Civil Rights Act(公民権法)の調印式に 75 本以上のペンを使ったとか。このページには、どうして何本ものペンを使うのかについても記載がありました。これは、その調印する法律の制定までに尽力した議員や、支援者、およびその関係者に謝意を伝えるために贈るのだそうです。先ほどの Civil Rights Act の制定の際には、司法長官であったロバート・F・ケネディ(ケネディ元大統領の実弟)や、キング牧師にも贈呈されました。確かに、調印時に使用されたペンを大統領からプレゼントされたら、かなりの記念になりますよね♪

'President Obama Signs Health Care Bill' by Talk Radio News Serviceこの複数のペンの使用については、秘書の Lisa Brown さん(上の写真の大統領の隣に座っている女性)が、YouTube の「大統領のペン All the President’s Pens」で詳しく教えてくれています。この動画で紹介されている動画は、いわゆる Obama Care という医療保険制度法の調印式ですが、大統領が使ったのは 22 本(!)だとか。かなり多いですね!このペンをもらえるのは、大統領を取り囲む人たち。こんな感じで何人もの人たちに囲まれた調印式の写真もよく見かけますね。
※ この動画を最後まで見ると、大統領がどうやって何本ものペンを使ってサインするかがわかりますよ。

しかし、すべてのアメリカの大統領が何本もペンを使ってサインするわけではないようです。ジョージ・W・ブッシュ前大統領は、調印式は 1 本のペンでサインするのを好んだそうです。そして、未使用のペンを関係者にプレゼントしたのだとか。それもひとつの手ですが、どうせなら実際に使ったものの方がありがたみが増しそうですね。こうした調印式に関わる話題は、アメリカ人ならばごく日常の話題のひとつかと思っていたのですが、TIME の”Why Did Obama Use So Many Pens to Sign the Health Care Bill?” という記事で取り上げられていました。意外ですね。

おまけ : いろいろ調べたのですが、オバマ大統領が使っているのは、CROSS というメーカーの Townsend Black Lacquer / Rhodium Plated Rollerball Pen という水性ボールペンのようです(別に CROSS の製品が御用達ということではなく、別のメーカーを選ぶ大統領もいるそうです)。万年筆ではないんですね。オバマ大統領が調印式に使うものは特注品で、大統領のサインが入っているようです(市販されているものにはサインはありません)。市販されているペンでも 1 本 20,000 円弱!このプレゼント用のペンの支出はどこから出ているんでしょうね?

photo : “Barack Obama signing documents outside the Oval Office.jpg” by The Official White House Photostream / “Barack Obama signature.svg” / “President Obama Signs Health Care Bill” by Talk Radio News Service


膨大な資料翻訳作業の効率化により、人気の外国人著者のセミナーを多数開催

3月 10th, 2015 | Posted by admin in 採用事例 - (膨大な資料翻訳作業の効率化により、人気の外国人著者のセミナーを多数開催 はコメントを受け付けていません)

導入事例– フォレスト出版株式会社社さま

セミナー資料の急な差し替えがあっても、24 時間 365 日対応で翻訳できるので便利

フォレスト出版株式会社未知なる挑戦に立ち向かうとき、人は少なからず不安を抱くもの。しかし、知識という武器を持てば、新たな一歩を踏み出す勇気になります。 フォレスト出版株式会社さまは、そんな夢や希望の実現を目指す人に、勇気と知恵が湧く情報を、さまざまなメディアでコミュニケートしています。

メインとなるのは書籍ですが、著者の考えや経験をより密に伝えるため、セミナーや講演会の開催や、DVD 教材の販売なども実施。マネー誌・雑誌に多くの連載を持つ「株の先読みの達人」、天才脳機能学者、1度のセミナーに 5,000 人を集めるカリスマセラピストなど、話題の著者を多数抱えています。海外の方の著書も多く、そのセミナーなどのレジュメ制作に「スピード翻訳」をご利用いただいています。

その活用のメリットや、今後のサービスへの期待などを中心に、マーケティング部の鶴岡洋平さま、塚田紘一さまにお話を伺いました。

「スピード翻訳」を導入された経緯を教えてください。

フォレスト出版株式会社 - 鶴岡洋平さま鶴岡さま
当社では著者の方の新しい知識を、より深く伝える手段として、セミナーや講演会などを実施しています。担当させていただく著者には海外の方も多くいます。

自分が本当にやりたいことを簡単に見つけられる「パッション・テスト」の開発者である、ジャネット・アットウッド氏の来日講演の時から翻訳の需要が増しました。

その開催にあたり、必要となる配布資料や参考のための海外のインタビュー記事などに対して、膨大な量の翻訳作業が発生するようになりました。彼女の書籍については、著者固有の言葉遣いまで熟知した翻訳者に依頼をしているのですが、専属の翻訳者だけでは手が回らなくなってきたんです。そこで作業を分担するため、オンラインの翻訳サービスを探すうちに、見つけたのが「スピード翻訳」でした。

まずは インターネットグループの一員ということで、信頼は置けそうだと思いました。さらによくよく調べてみると、以前当社の別の担当が利用していた形跡があったんです。ただ、その担当が誰なのか、わからないんですよ。しかし、「実績があるなら、一度は使って判断しよう」と試したのがきっかけでした。

塚田さま
利用しだしたのは鶴岡が早かったのですが、鶴岡から教えてもらったわけではないんですよ。私も、自分が担当している人間行動学と自己啓発の分野で世界的な権威で、世界的ベストセラー『ザ・シークレット』にも出演している、ジョン・F・ディマティーニ氏の資料翻訳のために、独自に翻訳サービスを探していて比較・検討した結果、最終的にたどり着いたのが「スピード翻訳」だったんです。それで、鶴岡に相談すると、「すでに使っている」と言うじゃないですか。これは確かなサービスだろう、ということで利用し始めたんです。

「スピード翻訳」のどのような点にメリットを感じていらっしゃいますか。

鶴岡さま
やはりスピードがスゴイですね。Word 文書で 12 ページほど(12,000 字以内)でも 3 日間、24 ページほど(24,000 字以内)でも 5 日間で納品されます。依頼するときは、場合によっては 40 ページぐらいの文書になることもあるのですが、分散して依頼すればやはり 3 日間、5 日間で翻訳してもらえるので、コストと緊急度合いに応じて使い分けています。
※ 取材当時は、上限 24,000 文字までの原稿を 5 日で翻訳というのが最大の対応可能ボリュームでしたが、現在では文字数上限を撤廃し、分量に応じて適切な納期をお見積りしています

24 時間 365 日対応という体制も助かっています。翻訳を頼みたくても土日だったり、営業時間外で連絡がつかない、ということはないですから。講演やセミナーは土日に開催されることが多く、資料の直前の差し替えも少なくありません。そのときにすぐに対応してもらえる点に、大きなメリットを感じています。

フォレスト出版株式会社 - 塚田紘一さま塚田さま
文法や言い回しなど、翻訳のクオリティも申し分ありません。私は「スピード翻訳」を見つけるまでに、そのほかのサービスを利用する紆余曲折があったからこそ、この質には非常に満足しています。

「スピード翻訳」を利用して半年あまりですが、累計で 30 件以上は依頼しているのではないでしょうか。特にたくさんの依頼をかける場合、納品物がその都度メールで送られるのではなく、Web サイト上のマイページで 1 度にダウンロードできる点も便利ですね。過去の翻訳物を探すのも容易にできます。

英語の和訳だけでなく、海外の著者との交渉する際に、日本語の英訳も利用しました。そのやり取りもまったく問題なく、スムーズに交渉することができましたね。

「スピード翻訳」のご利用で、お仕事に変化はありましたか。

鶴岡さま
外国人著者のセミナーなどの案件は、私と塚田の2人が主に担当しているのですが、「スピード翻訳」を活用していることもあり、滞りなく業務を進められています。そのためか社内でも、「外国人著者はあの二人に任せておけば大丈夫」と信頼されているようです。海外の方の仕事があると、困ったぐらい次々寄せられてきます(苦笑)。

現在、海外の著者にはレギュラーでセミナーを抱えている方もいらっしゃるのですが、本の発行とともに新規でセミナーを開催される方も、今後増えていく見込みです。その実現のために、ぜひ「スピード翻訳」を継続して利用していきたいですね。

また社内でも、英訳で困っている社員がいたら、「スピード翻訳」を勧めたいと思います。

「スピード翻訳」に、今後期待することは。

フォレスト出版株式会社 - 鶴岡洋平さま・塚田紘一さま塚田さま
著者の方は専門性が高いため、専門用語の部分の翻訳については、納品後にこちらで対応していました。しかし、事前に参考資料をカスタマーセンターなどに送付すれば対応してもらえるとのことなので、さらに便利に活用したいと考えています。

また、オンライン翻訳は、Web サイト上で直接文書を入力するシステムなので、PowerPoint 文書は、いったんテキストに落としこむ必要があると思い込んでいました。しかし、オークション翻訳を利用すれば、解決できるそうですね。
※ 現在は、「スピード翻訳」サービスでも、MS Word ・Excel / PowerPoint / PDF のファイルにも対応しております

オークション翻訳は、依頼に対して翻訳者が入札してくるので、そのプロフィールや過去の仕事の評価、入札価格などをもとに、こちらで翻訳者を選べるサービスとか。依頼時に PowerPoint の文書で提出すればそのまま英訳でき、納品も PowerPoint とのこと。あとはこちらで体裁を整えればいいだけなので、これは使わない手はないですね。
※ 「オークション翻訳」サービスは、現在終了しております

鶴岡さま
現在、海外の著者は英語をメインに使われている方ばかりなのですが、なかには国籍がインドの方もいらっしゃいます。地元メディアの記事の翻訳など、そういう需要も今後あるかもしれませんし、さまざまな言語の著者が増える可能性もあります。

「スピード翻訳」には、コーディネーターがプロの翻訳家をアサインしてくれる「コンシェルジュ翻訳」があり、アジア、ヨーロッパ、中東など世界 58 言語に対応できるとのことなので、興味がありますね。

今後の事業展開によっては、採用を検討したいと思います。


ごま油、綿実油、ひまし油、石油?

3月 6th, 2015 | Posted by maki in 小ネタ - (ごま油、綿実油、ひまし油、石油? はコメントを受け付けていません)
’Oil well pump jacks’ by Richard Masoner / Cyclelicious

ごま油(sesame oil)は、ゴマの種子(sesame seed)を圧縮して製造します。綿実油(cottonseed oil)は、ワタの種子(cottonseed)を圧縮して製造します。残念ながらひまし油※は、ヒマシの種子ではなく、トウゴマの種子を圧縮して製造するなんだそうです(トウゴマの別名が「ヒマ(蓖麻)」)。
※ ひまし油は、食用ではなく、石けんや潤滑油、塗料、ワックス、医薬品(下剤)などに利用される油です

しかし、石を絞っても、石油は出てこないですよね。語源をたどってみると、明治初期に輸入された petroleum の訳語として採用されたのが石油だったようです。英語の語源から調べてみると、15 世紀あたりに輸入された単語で、

  • を意味する petra
  • を意味する oleum

の組み合わせから生まれた単語だったとか。petra という単語の音からは柔らかそうなものを想像しますが、のことなんだそうです。英語の stone は、フランス語では pierre、イタリア語ではpietra、ギリシャ語では πέτρα(pétra と発音)。一方、デンマーク語では sten、オランダ語では steen、ドイツ語では Stein。英語が 2 人の親を持つことがよくわかる事例です。

'Petrified Forest, Arizona' by  minniemouseaunt

petra からは、petrify という単語も生まれています。何か聞いたことがあるなあと思ったら、アメリカ・アリゾナ州の Petrified Forest National Park(化石の森国立公園)を思い出しました(テレビで見ました)。この公園には、石化した古代の樹木がゴロゴロしています。ん……石化?RPG ゲームの FINAL FANTASY の石化も英語版では、Petrify と訳されているんですね(アイテムの Gold Needle か、白魔法の Stona または Esuna で治ります♪)。

日本には石油資源がないと言われていますが、まったくゼロだったわけではありません。新潟県新潟市秋葉区新津地区には油田があって、石油の里と呼ばれています(現在は採掘されていない)。この街には、そのシンボルでもある蒸気機関車、油田のやぐら、さつきがあしらわれたマンホールをよく見かけます。
※ 新津は、信越本線、羽越本線、磐越西線が乗りいれる機関区で、新津車両製作所もある鉄道の町でもあります

新津油田は、国内でも有数の油田で、1917 年(大正 6 年)には、年間 120,000 kℓ を算出したそうです。ある論文によると、

日本の石油産業の歴史を振り返ると,1910年代のごく限られた時期に石油製品需要に対する国産石油の自給率が5割を超えたが,第一次世界大戦後の1920年代に入ると輸入原油に依存する時代を迎えた。

第一次世界大戦後の輸入原油精製 ─株式会社石油共同販売所の事例─ (伊藤武夫, 2009, p. 1)

……とあります。この時期が最大の産出量のタイミングと一致しているので、かなりの量を採掘していたことになりますね。
※ 当時は、秋田の油田なども操業していたようです

国産の石油は、古くは『日本書紀』にも登場し、天智天皇(在位 : A.D. 661 – 671)の巻(第廿七)に「越國獻燃土燃水」※(越国は、燃える土燃える水を献上した)と書かれています。貝原益軒の『大和本草』(1709)の巻三に石脳油という項目が見られ、臭水(くそうず)として紹介されいます(本草ニアリ是越後ニアル臭水ナルベシ田澤ノ中ニアリ土ヨリ出ル油ナリ……)。しかし、江戸時代には石脳油と呼ばれていたことがわかります。洋学を経由して入ってきた単語なのかもしれませんね。
越国とは現在の新潟県あたりを指します。燃土(燃える土)は、アスファルトのことだと考えられます

photo : “Oil well pump jacks” by Richard Masoner / Cyclelicious / “Petrified Forest, Arizona” by minniemouseaunt


2015/03/06 の 05:00 – 07:00 にサイトメンテナンスをおこないます

3月 4th, 2015 | Posted by admin in お知らせ - (2015/03/06 の 05:00 – 07:00 にサイトメンテナンスをおこないますコメントを受け付けていません)

LOGO

現在(2015/03/06 07:00)、メンテナンスは終了しております
お急ぎのお客さまにはご迷惑おかけいたしました。

スピード翻訳株式会社では、2015/03/06 の 05:00 – 07:00 にサービス停止をともなうメンテナンスを実施します。この間の見積りのご確認、新規ご依頼、納品案件の引き取り、新規会員登録、会員情報の更新はできませんので、あらかじめご了承ください。


日程と作業内容の詳細は、以下のとおりとなります。

■ 作業日時 ■
2015/03/06(金) 05:00 ~ 07:00
※ 終了時刻は、作業の進捗によって前後することがあります

■ 作業内容 ■
現在提供中の「スピード翻訳」サービスのセキュリティ向上のための設備メンテナンス

■ 作業の影響 ■
「スピード翻訳」の全サービス(スピード翻訳・指名翻訳・コンシェルジュ翻訳)の停止を実施します。上記の時間帯に「スピード翻訳」をご利用いただくことはできません。
※ サイトの閲覧、自動見積り、スピード翻訳・指名翻訳の新規ご依頼、新規会員登録、会員情報の更新、マイページの利用(納品案件の確認や引取りなど)、コンシェルジュ翻訳のお申し込みなどができなくなります

お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


契約書翻訳の速さと品質の高さが、ソリューションの質の向上と早期解決に貢献

3月 4th, 2015 | Posted by admin in 採用事例 - (契約書翻訳の速さと品質の高さが、ソリューションの質の向上と早期解決に貢献 はコメントを受け付けていません)

導入事例– 株式会社 ym-partnersさま

国際取引案件への最良で迅速なサービス体制の実現に不可欠な存在

株式会社 ym-partners幅広い法律業務に親身にそしてリーズナブルに対応してくれると依頼者から評価の高い法律事務所の関連会社として、契約書の翻訳支援業務などを扱っている株式会社 ym-partners さま。特に国際的なビジネスに欠かすことのできない契約締結業務を得意とする同事務所では、直接的な依頼に加え、他事務所からの紹介依頼も増加しているそうです。

グローバル化を標榜する大手企業は、すでにその対策に多くの費用とマンパワーを投入していますが、昨今は中小企業も国際的な進出がめずらしくなく、それに伴う法務や契約業務をどうするかは死活問題になりつつあります。

同事務所と株式会社 ym-partners さまの提供する国際的な契約業務に対するサービスは多くの中小企業にとってスピードも費用対効果も朗報と言えるものです。

そのサービスの実現にあたり、今や「スピード翻訳」は欠かせないとおっしゃる横木雅敏代表取締役。ご利用の実際についてお話を伺ってきました。

「スピード翻訳」を導入された背景をお教えください。

株式会社 ym-partners - 横木雅敏さま当事務所は、幅広く法律問題を扱っていますが、特に国際関係の案件を得意としています。最近では国際進出、展開が大手企業の話だけではなくなってきており、中堅中小企業さまからも海外企業との契約や現地法人の設立などにあたって、直接の依頼や他事務所さんからの紹介が増加しています。

大手企業ならば国際業務に明るいスタッフを十分に抱えて対応する体制であるところがほとんどですが、中堅中小企業は専門スタッフや翻訳担当を社員として雇っておくことは難しいため、相談いただくケースが多くなっているのだと思われます。

ほとんどの依頼案件は、急なご相談のケースで、私どもの現在の体制でご希望納期に合わせつつ、サービスの内容をよりよいものにしていくことは、恒久の課題でありながら、そういった案件が増加する中、年々難しさを感じていました。

そんな時に、この「スピード翻訳」を知りました。24 時間 Web 経由で見積もりから申し込みができ、納品まで Web で完結できるというのは、使い勝手が良さそうだと感じましたし、翻訳をこちらにお願いすることで、時間の短縮、結果的にコストの圧縮にもつながりそうだと思い、依頼者と協議のうえで導入することにしました。

「スピード翻訳」の実際のご導入ケースについてお聞かせください。

株式会社 ym-partners - 横木雅敏さま典型的なケースでお話しますと、先日は海外の企業との契約業務の依頼で「コンシェルジュ翻訳」を利用させていただきました。

依頼企業に海外の取引先から提示されたのは 20 数ページにわたる英文契約書。社長は英語が苦手な方で、お困りになっての依頼でした。急なご依頼でしたし、ご希望の納期も短く、とにかく時間がない状況でした。

まずは契約書の内容の精査のために、社長も精読できるよう、全文の完璧な和訳が必要でした。

通常これだけのボリュームの契約書の翻訳というと 2 週間以上かかっていましたが、「コンシェルジュ翻訳」に依頼してわずか 1 週間で和訳を手にすることができました。この「コンシェルジュ翻訳」は専門分野に精通した翻訳者が一時翻訳をしたあと、ネイティブのチェックも入るというもので、翻訳レベルが非常に高く、多くの手間を省くことができ助かりました。最終的に契約書の和訳は 40 ページあまりに及びましたが、この和英2本の原契約書を元に、海外取引先と修正などのやり取りを開始、依頼から 1 ヶ月で無事契約締結にこぎつくことができました。

また、国内の企業が海外進出にあたり、ベースとなる英文契約書を作りたいというご依頼もあり、こちらは Web で完結する「スピード翻訳」を使わせていただきました。日本語で 10 ページほどの量でしたがこちらもわずか 4 日間で英文に翻訳されて来たので驚きました。しかも、リーガルチェックは必要なものの、精度の高い翻訳文でした。

「スピード翻訳」の翻訳スピードとクオリティ、費用についてご感想をお聞かせください。

とにかくそのスピードと仕上がりには大変助かっています

私どもの社内の人間が翻訳する場合、少なくとも倍、あるいはそれ以上の期間は必要としますし、外部の翻訳協力者にお願いする際にも、納期の設定は難しく、以前は顧客への提供スケジュールはおおよその目安をお話しすることにとどまっていました。

「スピード翻訳」を導入することで、顧客に対してサービスの提供スピードが格段に高まったと同時に、問題解決のプロセスを「いつまでに」と明確に提示できるようになりました。また、スケジュールがぶれなくなったことで、リーガルチェックに専念できる時間を十分に確保でき、提供サービスの質そのものも向上することができています。これらは、顧客の信頼を高める上で大きな力になると感じています。

翻訳のクオリティに関しても大変満足しています。 コンシェルジュ翻訳に関しては、さすがクオリティの高さに感心しますね。スピード翻訳についても全く遜色なく、多少の用語の使い方を直す程度です。こういう言い方をすると、完璧でないのかと思われる方もおられるかもしれませんが、そもそも私たちの扱う法律関連の文書に関しては、非の打ち所のない翻訳物、法的に完璧な翻訳文書はありえないと思っています。それは、日本人で世間一般の方々が法律用語を駆使できるかというとそうではないのと同じことです。そういった意味で、「スピード翻訳」は翻訳家として素晴らしい仕事をされる方を擁していると思います。

コストに関してもわかりやすく、シンプルなのがいいですね。文書の翻訳費用も顧客に経費として提示しますので、納品までの見積もりをシンプルすることができます。翻訳の協力先から「想定よりも時間がかかってしまった」と申し出があり追加で翻訳料を支払い、顧客に追加費用の説明を後日あらためてする……といった煩わしさもなくなりました。

また、実質的な費用という観点でも自分たちで翻訳するのと比較して、おそらく半分以下でしょう。内部でできないことをやってもらっていることを考えると、コストに代えられない役割を果たしてもらっていると実感しています。

「スピード翻訳」を今後どのような形でご利用されたいとお考えでしょうか。

株式会社 ym-partners - 横木雅敏さま必要な時に必要なだけお願いできるので、今後も増えることが予想される国際契約の案件に取り組む上で頼りになるパートナーとして期待しています。また、案件への対応力を高めるために、所内の契約文書のひな形の整備(英文化)に着手しようと考えていますので、そちらでも随時お願いしたいと考えています。

「気軽に、身近に」をモットーとしている当事務所ですが、翻訳スタッフなどそのための人材を常に抱え続けることは顧客の費用負担につながりますので、躊躇するところです。その点、そういった固定費用をかけずに、「迅速で良質な法務サービスを提供できます」と胸を張れる体制を整えられるのは嬉しいですね。


アメリカでは、いまでも小切手は現役!

2月 27th, 2015 | Posted by maki in 小ネタ - (アメリカでは、いまでも小切手は現役! はコメントを受け付けていません)
'Travelers Cheque von American Express' by Valentin Wittich

「そういえばトラベラーズチェックっていまでもあるのかな?」と先日ふと思い出しました。一昔前までは、海外旅行に行くときとかに、よく使われていました。ご存じない方のために Wikipedia の記述を引用しておくと、

旅行や出張など海外渡航の際に、多額の現金を持ち歩かなくても済むように発行される外国旅行者向けの小切手。

……というものがトラベラーズチェックです。銀行などで買える定額小切手(額面が事前に印刷されている)で、それを旅行前に購入しておきます。例えば、1,000 米ドル分購入すると、100 米ドルが 5 枚、50 米ドルを 10 枚のように、額面が印刷されたトラベラーズチェックが渡されます。購入したらすぐにサイン(ホルダーズサイン / Holder’s Signature)をします。現地で買物をするときや両替商の店で換金するときにもう一度サイン(カウンターサイン / Countersignature)をします。そのサインが一致していれば、正当な持ち主ということで、現金化できるというものでした。サインをするのは面倒なのですが、現金を持ち歩かないので、安心というメリットがありました(紛失時の再発行や現金よりも換金レートがすこし有利というメリットも)。

先ほどの Wikipedia をもうすこし読み進めていくと、

20世紀末頃まではよく使われていたが、日本国内では2014年3月31日を持って全ての販売が終了した。

……だそうです。あれー、そうなんですねー。1 年近く前に終了していたとは……。実際、自分も 1991 年にアメリカに行ったときを最後にそれ以降買った記憶はまったくないですね。いまは、クレジットカードが普及していますから、別にトラベラーズチェックなんて買わなくても、旅行中の支払い程度であればクレジットカードで十分事足りてしまいます。現金を持ち歩くというような危険性もありませんね(クレジットカードの場合、スキミングには気をつけないといけません)。海外に住むとなると話が違ってくるのですが……。

トラベラーズチェック(旅行小切手)は廃れても、アメリカでは小切手はいまだにかなり流通しているようです。インターネット上では PayPal のような支払い方法もありますが、調べてみたところアメリカは小切手がまだまだ現役のようです。日本で小切手というと企業が振り出す小切手が思い浮かびます(映画の中で「お前の欲しい金額を書け」とか言いながら白紙の小切手をボスがポンと渡したり、「オレが欲しいのはカネじゃない!」とか言って主人公が破り捨てたりするアレ)が、アメリカでは個人でも小切手を使うシーンはまだまだ多いようです。家賃などの支払いなどにも使いますし、Google の AdSense の支払いにも使われているようです(日本国内では、銀行口座への振込のようです)。大学の授業料の支払いも小切手だったように記憶しています(90 年代初頭)。

'Small-SS_checkbook' by  RikkisRefuge Other

アメリカで小切手を使えるようになるためには、まず銀行口座の開設が必要です。アメリカでは、Checking Account という口座と Saving Account という口座の 2 種類があります。小切手を作るのに必要なのは、前者の Checking Account になります。日々のお金の動き(給与の支払先やさまざまな支払いなど)に対応する口座で、入出金に便利なようにキャッシュカード(ATM card / bank card)や小切手帳が発行されます(chequebook / checkbook)。口座維持費がかかり、利子などは付かない場合も多いです(銀行によって、また預金残高の多寡によって、条件は変わります)。Checking Account は、日本語では当座預金口座と訳されたりしますが、日本に住んでいて、個人で当座預金口座を開設する人はほとんどいないですよね(企業向けの決済口座という意味合いが強いですよね)。
Saving Account はその名のとおり貯蓄用の口座で、利子が付きます

'CanadianChequeSample.png' by Airodyssey

小切手の切り方(使い方)ですが、ちょっと面倒です(たいしたことではないのですが)。上記のサンプルは、カナダの小切手のイメージのようですが、アメリカの小切手とかなり近いので、これで説明します。

  • PAY TO THE ORDER OF : 振出先(支払先)の相手を記載
  •                / 100 Dollars : 支払い金額を記載

を記載することになっています。支払先の相手の記載はいいのですが、                / 100 Dollars(または、                Dollars)の欄に

  • One Hundred Dollars and──────────55 / 100 Dollars
    または、One Hundred Dollars and 55 / 100────────── Dollars

……のように、数字でなくアルファベットで書かないといけないのです(小数点以下のいわゆるセントの部分は数字で OK)。100.55 ドルの場合は、それでいいのですが、1235.65 ドルの場合は

  • One Thousand, Two Hundred Thirty-Five Dollars and──────────65 / 100 Dollars
    または、One Thousand, Two Hundred Thirty-Five Dollars and 65 / 100────────── Dollars

……と書かないといけません。アメリカで小切手生活を始めたばかりのころは、正しい書き方 ※ もわからず、わかったところで書き慣れなくて、何枚も無駄にした記憶があります(その場で破ってしまえば、大丈夫)。小切手帳を銀行でもらうと、ある程度の厚さがありますので、なんとなくお金持ちになった気がしますが、それは幻想です。支払いできるのは、口座に入っている金額だけですから。
※ 正書法という書式に従うようです

ざっと簡単に説明しましたが、日本とアメリカが異なるように、国によって、銀行によって、各種口座の扱いはバラバラです。お気をつけください。

おまけ : 日本では、支払金額を刻印するという慣習があります。こんな機械で小切手に刻み文字を刻印するというのもあるんですよね(小切手を触ると、刻印された文字がざらざらとした手触りがあります)。いずれにしても普段の生活で個人的にお目にかかることはなさそうですが。

photo : “Travelers Cheque von American Express” by Valentin Wittich / “Small-SS_checkbook” by RikkisRefuge Other / “CanadianChequeSample.png” by Airodyssey


「カワバンガ!」の意味とは? 英語を学んでから知った「タートルズ」 3 つの発見

2月 24th, 2015 | Posted by maggy in 小ネタ - (「カワバンガ!」の意味とは? 英語を学んでから知った「タートルズ」 3 つの発見 はコメントを受け付けていません)

こんにちは、maggy です。ずいぶん気温も上がり春の気配を感じつつ、寒がりなのでまだタートルネックを着ています。冷え込む雨の日は、亀のように甲羅にでもこもりたい気分です。

亀と言えば、映画『ミュータント・タートルズ』がヒット中ですね。わたしにとって「タートルズ」といえば、幼少期に 90 年代の NHK 衛星第二で放送していたアニメシリーズ『アイドル忍者タートルズ』(最初の放映時のタイトルです)のイメージが強いです。ちなみにドナテロ(青色の刀の達人、リーダー格)派でした(どうでもいいですね、すみません)。

大人になった今、そこかしこで「タートルズ」の名前を聞いて、懐かしい気持ちになっています。親子で楽しんでいる方も多いと聞きます。懐かしくなって当時のアニメについて少し調べていたところ、大人になったからこそ気が付いたことがありました。特に、こどものころは英語がまるで分からなかったのですが、言語面でこんな 3 つの発見がありました。

1. タートルズはティーンエイジャー(10 代)だった
90 年代アニメシリーズのオープニングで、こう歌っていましたよね。

おれたちゃ忍者タートルズ♪ ティーンエイジの忍者タートルズ♪

こどもだったわたしには、視聴当時はティーンエイジとは何なのかすら、その単語すら知りませんでした(今思うとびっくりですが)。ここだけカタカナの言葉でしたし、謎めいていました。

改めて確認したら、タートルズって 10代(ティーンエイジャー)なんですね。原作のアメリカンコミックのタイトルは Teenage Mutant Ninja Turtles(ティーンエイジ・ミュータント・タートルズ)。略して TMNT と書くのだとか。何やら無駄にかっこいいです。

しかし、なぜティーンエイジ推しなのでしょうか。でも、あんなにマッチョなのにドジでハイテンションなのは、ティーンエイジャーだからと思うと、すべてが許せてしまう気がします。大切なキャラ設定なのかもしれません。

2. 「カワバンガ!」とはサーファー言葉だった
タートルズの登場人物、特にミケランジェロ(オレンジ色のヌンチャクの達人)がよく使う決め台詞です。意味もわからず、よく真似して使っていました。

調べてみたところ、「カワバンガ(Cowabunga)」 とは、1960 年代のサーファー文化のスラングで、うまく波に乗ることができたときに「やったぜ!」といった意味合いで使うのだそうです(参考 : カワバンガ – Wikipedia)。なるほど、亀ならサーフィンもうまいはずですよね。
※ 英語では、陸にいるカメ海にいるカメでは、名前が違います。海ガメ = turtle / 陸ガメ = tortoise。ティーンエイジ・ミュータント・タートルズは主に陸上で活動しているはずですが……

もうすこし昔だと、「カワバンガ(Cowabunga)」は『セサミストリート』のクッキーモンスターでしょうかね?(参照 : YouTube – Cookie Monster Goes Cowabunga

3. ヒロインのエイプリルはアイルランド系らしい
ヒロイン、エイプリルのフルネームは、エイプリル・オニール(April O’Neil)でしたよね。そこで気が付いたのですが、O’Neil といえばゲール語を起源とするアイルランド系の姓です。O’ は「~の(子孫)」の意で、O’Neal で「ニールの子孫」の意味になります。
MacArthur のように苗字に付く Mc / Mac / M’ も「~の(息子)」を意味し、やはりアイルランド系の苗字です

するとエイプリルは、アイルランド系アメリカ人という設定なのかもしれません。そういえば、髪の毛は金髪ではなく赤髪でした(画像検索:エイプリル)。赤髪はアイルランド系の特徴です。アイルランド人の性格は、素朴でおせっかいで面倒見が良いとよく聞きます。そういえば、エイプリルはタートルズたちのために、いつも一生懸命でしたよね。

以上、大人になってから知った、特に英語を学んでから気が付いたタートルズ 3 つの新発見でした。既に知っていた方は、ごめんなさい♪

黄色のツナギ(ジャンプスーツ?)姿で「とくダネよ!」と走るエイプリルの姿を見直して、ふと「キル・ビル」のユマ・サーマン演じる主人公の姿が重なりました。2 人の関係性は不明ですが、もうすこし大人になったら、いずれわかる日が来る(?)のかもしれません。

おまけ : ティーンエイジではありませんが、「スピード翻訳」には、皆さんの翻訳のご依頼のために、日々見えないところで戦っているプロ翻訳者がたくさんいます。翻訳の山をやっつけたいときは、お任せください!

photo : “Teenage Mutant Ninja Turtles vs. Mousers” by Nathan Rupert


3 カ月はかかる契約書の翻訳が、わずか 5 日間へと劇的に短縮

2月 19th, 2015 | Posted by admin in 採用事例 - (3 カ月はかかる契約書の翻訳が、わずか 5 日間へと劇的に短縮 はコメントを受け付けていません)

導入事例– プラス株式会社 ジョインテックスカンパニーさま

プロの翻訳者による圧倒的なスピードとクオリティが、翻訳作業というビジネスのタイムラグを解消

プラス株式会社・ジョインテックスカンパニーオフィス文具・家具の最大手として名高いプラス株式会社さま。文具の開発事業、家具の開発事業、そして流通事業の大きく 3 つの事業を柱としています。同社のジョインテックスカンパニーは、そのうちの流通事業を担っています。全国の文具店や事務器店がメインのお客さまで、その先のエンドユーザーとして官公庁や企業、教育機関などがあります。

オフィス環境の IT 化に伴い、業態も変化されており、ICT のご提案や、Web 会議サービス、イベント制作・運営、セールスプロモーションなど、新しいサービスの提供もスタート。「オフィスのお困り事を解消する」というスタンスに立脚し、幅広くソリューションを提供しています。

そんな同社が「スピード翻訳」を導入されました。

その経緯と導入後の効果について、同カンパニーの執行役員・ビジネス開発事業部長の長谷川治さまにお話を伺いました。

御社に導入いただいた「スピード翻訳」について、ご説明いただけますか。

プラス株式会社・ジョインテックスカンパニー - 長谷川治さまオンライン上で翻訳したい文書を入力する、または文書ファイルを送信すると、24 時間 365 日、リアルタイムで見積もりがわかり、30 分、90 分、24 時間、3 日間、5 日間の日程から期間を自由に選んで翻訳した文書を提供いただけるサービスです。
※ 現在は、分量に応じて適切な納期を自動計算しますので、納期の選択は必要ありません

すべてがオンライン上で完結するので、非常に手軽なサービスだと感じています。

また機械的な翻訳ではなく、各種専門分野に通じたプロの翻訳者が手がけているので、さすがのクオリティです。サイト通信の暗号化や、ISMS(ISO27001)の認証など、セキュリティ面にも力を入れているので、ビジネス文書でも安心して利用できますね。

「スピード翻訳」を導入された経緯を教えてください。

プラス株式会社・ジョインテックスカンパニー - 長谷川治さま近年、お取引させていただいている仕入れ先がグローバル化しており、外国の企業とやりとりする機会が格段に増えています。今のところ、主に英国圏の企業さまが多いですね。コミュニケーションという部分では、英語で意思疎通ができる社員も多いので問題はないのですが、契約書となると勝手が違います。正確で厳密な文章が求められるのはもちろん、契約文としての独特な言い回しもあります。そのため従来は、海外向けの契約書作成に強い弁護士に依頼して、翻訳作業も含めて依頼していました。しかし、契約書の翻訳・作成に 1 カ月から 2 カ月という時間がかかるため、移り変わりの早いニーズやビジネスのスピードに対応するには限界があったのです。

当社では海外でのビジネス経験の豊富な社員が、実務と並行して翻訳作業を行うという体制もとってきました。しかし優先すべきは実務ですので、ひとたび繁忙となると、翻訳作業まで手が回らなくなり、ストップしてしまいます。結局のところ、こちらもやはり契約書の作成に時間がかかり、さらには業務の効率化を妨げる要因となってしまっていたのです。

そんなおり、「スピード翻訳」のサービスを知りました。翻訳を Web 上で申し込めば、最長でもわずか 5 日間で翻訳できるという圧倒的なスピードと、さらにはそのリーズナブルな料金体系に魅力を感じました。見積もりも Web 上で瞬時に出すことができるのもよかったですね。
※ 取材当時は、上限 24,000 文字までの原稿を 5 日で翻訳というのが最大の対応可能ボリュームでしたが、現在では文字数上限を撤廃し、分量に応じて適切な納期をお見積りしています

実際に導入されて、どのようにお感じになっていますか。

実は今だから言いますが、最初は半信半疑だったんです。これまでの経験上、「翻訳は時間がかかるもの」という固定概念がありましたから、そんなに短い期間で仕上げられるとは、期待しつつも考えられなかったんですね。また、社内の一部の部署で「スピード翻訳」を利用していたので一般文書の料金設定を知っていたのですが、それと比較して契約書はレートが 2 倍となっているものの、弁護士に依頼したときと比べると段違いに安い料金設定でした。「安かろう悪かろう」ではないか、という疑念は拭い去れませんでしたね。

しかしどのような結果が出るか、これは試してみるしかないと考え、かなりの長文の契約書を翻訳依頼しました。翻訳期間は 30 分から段階的に選べるのですが、期間の長さと反比例して価格が下がる設定のため、一番リーズナブルな 5 日間での翻訳を選択。それでも従来と比較すると充分すぎる早さでしたね。弁護士に依頼すれば、有に 3 カ月はかかる長さでしたから。
※ 現在は料金体系を改め、取材当時の最低単価以下の価格を分量に関係せず統一単価としております

翻訳は依頼通りに 5 日間で仕上がりました。果たしてクオリティはどれほどのものか。そこで私はテストしました。海外勤務経験のネイティブ・スピーカーの社員に、翻訳された契約書をチェックしてもらったのです。その結果は「個人的に気に入らない言い回しが、わずか 3ヶ所あっただけ。内容は完璧」というもの。これほどの長文の契約書で、このクオリティを実現するとは脱帽でした。これ以後、契約書の翻訳は「スピード翻訳」を安心して利用しています。すでに実績が何件もあり、翻訳上のミスやトラブルは今のところ起こっていません。

今後、「スピード翻訳」に期待していることは。

プラス株式会社・ジョインテックスカンパニー - 長谷川治さま現在、当社では契約書に限らず、海外向けの商品説明書作成など、さまざまなセクションで毎日のように「スピード翻訳」のサービスを利用しています。翻訳は社員にとっては本来の仕事ではありませんから、早く、安く、精度がいいサービスを利用することによって、業務効率が上がるのは大歓迎です。

また、利用を開始したころは適用ファイルがワード文書だけでしたが、今年(2013 年)の 4 月には「コンシェルジュ翻訳」サービスがスタートし、こちらを利用すれば PDF をはじめ、どんなファイルでも対応できるので大変助かっています。これからも BPO の一環として、「スピード翻訳」を利用していきたいと思います。
※ 現在は、「スピード翻訳」サービスでも、MS Word ・Excel / PowerPoint / PDF のファイルにも対応しております

今後オフィスでもますます多国籍の方がチームに加わることが増えるでしょう。対外的なグローバル化への対応だけでなく、社内的な交流のツールとしても、この料金設定なら充分にそのバリューを満たせると思います。


女の子すぎる懐古主義「ガーリー・ガール(girly girl)」とは?

2月 12th, 2015 | Posted by maggy in 小ネタ - (女の子すぎる懐古主義「ガーリー・ガール(girly girl)」とは? はコメントを受け付けていません)

こんにちは、maggy です。ジェンダー(社会的・文化的な性の役割)がますますボーダレスする時代ですが、その流れにあえて逆走する女性たちが出現しているそうです。「好きな色はピンク、オシャレはスカートにブラウスにドット柄、趣味はもちろんお菓子づくり♪」と、伝統的な女性のジェンダーをファッション、メイク、行動から思考まで守っている女性たち。その名もガーリー・ガール(girly girl / girly girls)と呼ばれています。

「女の子らしい女の子」「女の子の中の女の子」「超女の子」「ザ・女の子」――と、わたしの考えてみた翻訳はどれもしっくりきませんが、百聞は一見にしかず、この画像検索結果ような女の子たちのことです。

最近の 225 万語の英語の書き言葉と話し言葉の使用調査によると、ここ 20 年で女性を表現する言葉として増えているのが、このガーリー・ガールなのだとか。反対に、「セクシー(sexy)」と「ブロンド(blonde)」の 2 語が急速に減っているそうです(参考:Daily Mail Online)。

ガーリー・ガールに関する他のニュース記事や彼女本人たちのブログを読んでみましたが、特徴的なのが、ガーリー・ガールであることは自身の選択であるという自覚があることだとか。社会や文化によって作られたジェンダーを押し付けられているのではなく、自分の意志でこうなりたいと思い、あるいはそれが自分らしいと感じて、自らガーリー・ガールになることを選ぶのだそう。

wikiHow に”How to Be a Girly Girl(ガーリー・ガールになる方法)“もありました。セルフチェックをしてみてはいかがでしょうか。ちなみに第一箇条がこちら。

Be graceful. Girly girls should be ladylike and graceful at all times, so try to avoid being clumsy and awkward.

(優雅でありなさい。ガーリー・ガールは常にレディらしくて優雅なのです。不格好であったり、野暮ったいようではいけません)。

わたしは第一箇条から、いきなり外れていました……

日本だったら、ガーリー・ガールならバレンタインは、やはりお決まりのハート型の手づくりチョコでしょうか。電柱の陰で待ちぶせ、それとも下駄箱にラブレター? 文に香を焚く、良い噂を立てる……と、ガーリー・ガールと呼ぶには時代を遡りすぎましたかね。

おまけ : 男女関係なく、翻訳がご入用のときは「スピード翻訳」をご活用ください。


photo : “.. RANGE ROVER ( Girly ) ..” by ● Creative Ξye ●


海外パートナーとの意思疎通スピード・密度を高める絶好のツール

2月 10th, 2015 | Posted by admin in 採用事例 - (海外パートナーとの意思疎通スピード・密度を高める絶好のツール はコメントを受け付けていません)

導入事例– JFE エンジニアリング株式会社さま

言葉の壁を越えてプロジェクトをすすめる上で膨大な資料のスピーディーで良質な翻訳は便利

JFE エンジニアリング株式会社日本の産業基盤を築いてきた旧: NKK と旧:川崎製鉄の製鉄技術と造船技術を継承し、2003 年に生まれた JFE エンジニアリングさま。今年 10 周年を迎えた同社は、その 2 社の DNA を受け継ぎ、さらに高い技術力、強力なグループ会社のネットワークを持って、日本各地で環境と共存する生活基盤・産業基盤を創り続けています。

近年では、その卓越した技術力は海外でも強く求められるようになり、世界地図の各所にその仕事が記され、世界各国の人々の暮らしの礎となっています。JFE エンジニアリングさまとしても、今後海外でのプロジェクトの増加スピードに対応する体制づくりを行っています。

中でも、「海外のパートナーとのコミュニケーション密度を高めることは非常に大切」とおっしゃる海外本部の高橋元さま(写真画像)。今回は海外プロジェクトの最前線での、「スピード翻訳」のご利用についてお話を伺ってきました。

「スピード翻訳」を導入された背景をお教えください

JFE エンジニアリング株式会社 - 高橋元さま当社は、前身である旧: NKK や旧:川崎製鉄の時代から、海外におけるプラント事業等を幅広く手がけてきました。ただ、国内市場に軸足をおいた事業活動を行っていた期間もあったため、当社内の海外プロジェクトの経験豊富な人材が限られてきているのも事実です。

当社は現在、海外各国、特に活況な東南アジアに注目、積極的に取り組んでいます。各国で、当社の最先端技術と施工能力に対する期待感は非常に大きく、よりスピード感のある提案を求められることが増えています。当社の特長を充分に理解していただきたいのですが、言葉の壁がもどかしく感じられることもあります。

そんな時に、この「スピード翻訳」を知りました。世界各国にお客さまも、社員も散らばっている当社の海外業務をスピーディーに進めるために、24 時間 Web 経由で見積もりから申し込みができ、納品まで Web で完結できるというのは、大変便利だと感じ、利用させていただきました。

「スピード翻訳」の実際のご導入ケースについてお聞かせください。

JFE エンジニアリング株式会社 - 高橋元さま今まで主に利用させていただいているのは、海外のパートナー企業と共有する資料の翻訳です。例えば、資料となる日本語のホームページ全体を英訳して、事前に相手方に渡し、まずは自国のことばで全体的な理解を深めたり周辺情報や知識をもってもらうのに利用しています。その逆の場合も考えられますね。事前にそのようなコミュニケーションを行っておくことで、実際のフェーストゥーフェースの打ち合わせに入った際に、すぐに具体な議論に進むことができます。

また契約書の全文翻訳をお願いすることもあります。契約書はもちろん指定言語があるため翻訳は参考資料という位置づけにはなりますが、大きな流れ、契約の概要を理解し、問題点や課題を早期にお互いに共有するためのツールとして活用しています。

どのプロジェクトにおいても、さまざまなステージで期限があります。遅れることは許されません。また、さまざまな担当者が、さまざまな言語で、スピーディーに各種業務を進める必要があります。「スピード翻訳」はそのスピードアップの助けになると感じています。

「スピード翻訳」の翻訳スピードとクオリティ、費用についてご感想をお聞かせください。

結構なボリュームがある文書の翻訳をお願いすることが多いですが、非常に早い仕上がりで納品いただけるので助かります。翻訳のクオリティに関しても、言葉としての滑らかさにとても満足していますね。

費用に関しても、リーズナブルで、今後の利用にも納得がいく価格です。海外企業とのコミュニケーションの密度とスピードを高める上で気軽に安心して利用できる、いいサービスに巡りあったなという実感があります。

「スピード翻訳」に今後期待されることは。

JFE エンジニアリング株式会社 - 高橋元さま今後も海外、特に東南アジア市場でのプロジェクト案件は非常に活況であり、それを担当する社内の人材も強化していますが、もちろん、現地法人とのコミュニケーションなど、ネイティブな語学力が求められる場面もますます増えてきます。

そう言った意味では、ますます資料の翻訳等でサポートをお願いする場面は増えていくのではないでしょうか。また、今後は、英→和・和→英にだけではなく、ミャンマー語など多言語の翻訳サービスの提供にも期待しています。