Author Archives: chicchi

五月病 – May Sickness?

2012/05/18 | Posted by chicchi in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

'Depressed In Paris....' by Toni Birrer

こんにちは、chicchi です。もう、5 月も半ば。ゴールデンウィークも終わってしまいました。新入社員の方は、新人研修もそろそろ終わり、部門に配属され、本格的にお仕事がスタートするタイミングになったのではないでしょうか。学生さんも、4 月から新しい職場に移られた方も本格稼動しなくてはいけない、そんな時期だと思います。みなさんは、充実した毎日をお過ごしですか?

もはやこの時期の季語か、風物詩的キーワードか……というぐらい耳にするのが「五月病」です。職場にいても、なんとなくやる気が出なかったり、理由もなく憂鬱な気持ちになったり。人に会うのも億劫になったりする症状です。

改まって定義を確認したことがなかったので、辞書を調べてみました。ある国語辞書では、このように説明されていました。

五月病
四月に入った大学新入生や新人社員などに、一か月を経た五月頃に見られる、新環境に対する不適応病状の総称。

出典 : 『大辞林』 – 五月病(三省堂)

また、Wikipedia には、

五月病
日本においては、新年度の4月には新しい環境への期待があり、やる気があるものの、その環境に適応できないでいると人によってはうつ病に似た症状がしばしば5月のゴールデンウィーク明け頃から起こることが多いためこの名称がある。「さつきびょう」は誤読。医学的な診断名としては、「適応障害」あるいは「うつ病」と診断される。

出典 : Wikipedia – 五月病

……とありました。五月病って、季節の病気だと思っていましたが、精神的なものだったんですね。ちゃんとした定義は知りませんでした。長期休暇の後に新しい環境に慣れていない人は、会社や学校に行きたくなくなってしまうんでしょうね。その気持ちは分かります。

五月病は、ゴールデンウィークの明けから症状を発祥する人が多いことで、このような名前になったようですが、日本特有の症状なのでしょう。おもしろいことに Wikipedia の May の項目には “May sickness” という語彙が掲載されています。しかし、

April 29 to May 5 in Japan, which includes four different holidays, is called “Golden Week”. Many workers have up to 10 days off. There is also ‘May sickness’, where new students or workers start to be tired of their new routine. (In Japan the school year and fiscal year start on April 1.)

[抄訳]
日本には「五月病」というものがあり、新入生や新社員が新しい日常生活の繰り返しに飽きはじめることを言う。(日本では新学年や新年度は 4 月 1 日から始まる)

出典 : Wikipedia – May

……とあり、あくまでも「日本では」というスタンスの記述になっています。

日本以外の国でも、5 月中旬ごろからこのような症状に見舞われる人たちはいるのか……と思って調べてみたところ、『大方の予想通り、「自分の国にも“5月病”が存在する」という外国人は皆無だった。』そうです。この記事から一部抜粋すると……

  • 「人それぞれ落ち込むことはあるけど、時期も理由も人それぞれ。みんな揃って5月病なんてことはない。日本人は共通病名をすぐつけたがるのが特徴だ」。(スリランカ:50代男性)
  • 5月だから滅入るなんてことはない。冬の寒さで沈み込む人もいるし、僕自身は月曜が好きじゃない。翌日は仕事だからね。日照時間の少ない国は他と比べて自殺率が高くなるわけで…結局、個人の感受性の問題じゃないだろうか」。(イギリス:30代男性)
  • 5月病はないけど、月曜病ならある。毎週日曜夜9時のコメディ番組を見ると、休日の終わりを感じてげんなりする」。(韓国:20代女性)』

……などの意見が。やはり休日の後の月曜日は仕事には行きたくないといった心理はありますが、5 月だからという理由はないですね。

五月病に似た表現では、Monday Syndrome(ブルーマンデー症候群)というのは英語にもあるようです。日本だったら「サザエさん症候群」ですね。

対処方法としては、やはりストレスを溜めないことじゃないでしょうか。趣味やスポーツ、旅行など気分転換になることをして、きっちりリフレッシュをして英気を養い、週明けからは気持ちよくお仕事したいものです(『サザエさん』を見ちゃうと、そうもいかないこともあるんですけどね……)。

などと言っている間に、もう金曜日です。TGIF! 今週は、ブルーな気持ちになることなく『サザエさん』を見たいと思います♪

photo: “Depressed In Paris….” by Toni Birrer


こんにちは、chicchiです。今回は、ちょっと自慢話(?)をさせていただきたいと思います。

なんと、あの『スティーブ・ジョブズ I・II』(Walter Isaacson)の翻訳を担当された井口耕二さんにお会いしてきました! 発売された公式伝記『スティーブ・ジョブスI・II』は、死期を悟ったスティーブ・ジョブスが 3 年もの間インタビューをさせて書かせた自伝です。ジョブズの急逝を受け、刊行予定を約 1 月前倒しして全世界同時発売された作品でもありますね。そのため、翻訳期間もかなり短く、かなり大変な作業だったとのことです。しかも、上下 2 巻をおひとりで訳されているので、本当にお疲れになられたようで、今でも体調が十分に回復していないとお話になられていました。売れっ子翻訳者は、本当に大変ですね。

井口さんは、他にも『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン – 人々を惹きつける 18 の法則』『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション – 人生・仕事・世界を変える 7 つの法則』でスティーブ・ジョブズの関連書籍の翻訳もされています。また、最近の訳書としては、『閉じこもるインターネット – グーグル・パーソナライズ・民主主義』(Eli Pariser)や最近話題の『リーン・スタートアップ』(さっき書店を見てきたら平積みになってました!)などでご活躍中です。

その井口さんが登壇される翻訳フォーラム主催のシンポジウム「翻訳者の頭ん中 翻訳中の思考プロセス」の開催に弊社会議室をお使いいただくことになりました。そのお打ち合わせで、井口さんにお会いできたわけですが、いろいろ興味深いお話をお聞きすることができました。

井口さんの、お話でも実感しましたが、やはり翻訳業というのは体力的にも、精神的にも強くないとできないお仕事だと思いました。仕事の量にもよるかと思いますが、一日中机に向かって頭をフル回転させて作業に取り組むというのは、根気も必要ですし、気を抜けないというのがあると思います。依頼された作業が終わってない場合は、在宅の場合どこにいてもそのことばかり頭にありますし、締め切りのことを考えちゃいますよね。

翻訳業って、在宅で自分の時間も持ちながら楽に仕事ができるのでは……という印象をお持ちの方も多いと思いますが、実際は自宅でのデスクワークということで、仕事と日常生活のメリハリをつけるのが難しいという部分はありそうです。しっかり自己管理していないと、日常生活も翻訳業務も互いに影響を及ぼしあって、グダグダになってしまう危険性もありそうです。最悪の場合、健康に悪影響を与えることもありそうですね。どんなお仕事にも「仕事の大変さ」はあるかと思いますが、翻訳のお仕事の大変さは、すべて自分で責任を取り、すべて自分に返ってくるということでしょうか(自営業やフリーランスに共通する性質かもしれません)。

ところで、今度開催される「翻訳者の頭ん中 翻訳中の思考プロセス」。翻訳者ならとても気になる題目のシンポジウムですよね! しかも、いま最も注目されている翻訳者の井口さんのお話が聞ける貴重な機会ということで、東京までわざわざお来しになられる参加者の方もいらっしゃるようです。講演後には、翻訳者同士の交流会として二次会も用意されているようですので、普段おひとりで作業をされている翻訳者の方同士、いろんな情報交換やお話ができるよい機会になればよいと思います。また、こうした形で弊社として翻訳業界のお役に立てることも光栄に思います。

井口さんの登壇されるシンポジウム「翻訳者の頭ん中 翻訳中の思考プロセス」は、翻訳者の方限定のイベントなのですが、後日そのレポートもお届けしたいと思います。


ゴールデン・ウィーク☆ ん、GOLDEN?

2012/04/27 | Posted by chicchi in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

Tentama's photo on Flickr

こんにちは chicchiです。みなさんは、ゴールデン・ウィークをどうお過ごしになられますでしょうか。3 連休+ 4 連休で、あるいは間の 2 日もお休みにしてゆっくりすごす方もいらっしゃるのではないかと思います(ちなみに「スピード翻訳」のサービスは、24 時間 365 日、翻訳のお仕事を受付中です♪ ※)。

この「ゴールデン・ウィーク」ですが、なぜ「ゴールデン」なのでしょうか。またまた気になりました(笑)。和製英語っぽい感じはかなり漂っていますが、気になりますね~。

調べてみたところ、一説には、この時期に公開された『自由学校』(1951)という映画が正月やお盆の書き入れ時よりもヒットしたことを受け、多くの人に映画館に足を運んでもらおうという映画のプロモーションとして、大映専務だった松山英夫氏による造語だというのがあるみたいです。

また、ラジオで最も聴取率の高い時間帯「ゴールデンタイム」に由来するものだという説もありました。元々は「黄金週間」と言われていたようですが、インパクトに欠けることから、「ゴールデン・ウィーク」となった……との説もありました。

数年ぐらい前からよく聞くようになった 9 月の大型連休を「シルバー・ウィーク」と呼ぶのも、ご本家「ゴールデン・ウィーク」からの連想でしょうね。

このゴールデン・ウィークですが、ご存知のとおり日本独特の連休です。ですので海外では、英語っぽい発音で “Golden Week” と言ってみても、何のことだかまったく通じません。辞書を見ても日本語の「連休」のような単語または連語はどうも英語にはないようで、consecutive holidays(連続する休日)や holiday-studded week(休日のちりばめられた週)、successive holidays(連続する休日)などあまり胸躍るようなすっきりまとまった特別な語彙はないようです。

キリスト教国では、この時期なら Easter が長めの休みとして設定されることが多いですね。あとは、アメリカだと、秋になりますが感謝祭(Thanksgiving)でしょうか。この時期は、休暇を取って帰省して、親族同士でお祝いする family reunion(親族会)なんてのをおこなう家族も多いようです。

あとは、キリスト教の方なら言わずと知れた Christmas。この時期は、ユダヤ系の方は Hanukah(ハヌカー)、アフリカ系の方なら Kwanzaa(クワンザ)などという祝日があります。さまざまな人種の入り乱れるアメリカの大都市などでは、このようにさまざまな文化的・民族的バックグラウンドを持った人が多いので、”Merry Christmas!” と言うよりも、”Happy Holidays!” というのがいいのだとか。

では、そんなところで、Happy Holidays!

※ カスタマーサポートの業務は、05/01・02 のみの営業となります。詳しくは前回のエントリー「ゴールデンウィーク中の営業について」をご覧ください

photo by Tentama


お花見♪

2012/04/06 | Posted by chicchi in 小ネタ - (2 Comments)
'Cherry Blossom Branch in Tidal Basin' by Y Nakanishi

こんにちは、chicchi です。もうすっかり暖かくなって、重たいコートも羽織らなくていい季節になってきましたね。

春といえばですね。そして、桜といえばお花見です。私は、この季節が大好きです。冬の寒さから、一転して街中が薄いピンク色に染まる、ほんの 2 週間弱の期間。日本中の人々が、この季節を待ち遠しく思っていることでしょう。

Wikipedia の「花見」の記事によると、元々は中国から伝来したばかりの梅を奈良時代の貴族たちが鑑賞する行事が起源だったようです。奈良時代の「梅」の花見が、平安時代に「桜」の花見に変わっていったみたいですね。

古くから、日本では桜が愛されてきたんですね。海外では、お花見をしようにも桜の木がそもそも存在していない国が多いようです。日本の伝統的な風物詩といえますね。

英語では、cherry-blossom viewing、や cherry blossom viewing party などの訳はあるようですが、そもそも一般的におこなう行事ではないので、定訳はないようです。

他の国の、お花見事情も興味があったので調べてみました。

Washington, D.C. のポトマック河畔の桜並木は名所のひとつになっていますが、この桜は 1912 年(明治 45 年)に、アメリカのタフト大統領夫人の希望により、当時の尾崎行雄東京市長がプレゼントしたものが始まり。日米友好にも、桜の花が一躍買っているといううれしいお話ですね。先日、テレビでその様子を見ましたが、みんなぶらぶら散策しながら、桜の花を楽しんでいました。

chicchi の豆知識
Washinton, D.C. に桜が寄贈されてからちょうど 100 年。桜並木のところで National Cherry Blossom Festival というイベントが催されています。そこに BLOOM WATCH というフレーズを発見しました♪ まさに花見ですね。

そしてお隣の国、韓国にも桜の木は多く、桜の開花に合わせ各地でお祭りが開かれたり、ドライブやハイキングに出かけたり、桜を楽しむ習慣は同じみたいですね。

中国語では、花見を賞花といい、さまざまなな花を鑑賞することらしく、あまりお酒を飲んだりシートを敷いてゆっくりすることはないようです。バーベキューしたり(あれ?)、ピクニックをするというのが一般的みたいですね。

'Cherry trees and Washington monument' by ktylerconk

西洋にもサクラ属の花は存在しますが、英語の cherryサクランボのことで、花を指すときは cherry blossom といいます。つまり、cherry blossom は、サクランボ(の木)の花という感覚なんでしょうね。19 世紀後半から 20 世紀初頭の最も有名な日本研究家の一人、イギリスの Basil Hall Chamberlain(バジル・ホール・チェンバレン)は、明治初期に来日した際に

The Japanese cherry-tree is cultivated, not for its fruit, but for its blossom……
訳 : 日本で桜の木が植えられるのは果実のためではなく、花を見るためである

との言葉を残しています。

余談ですが、彼は俳句を英訳した最初の人物の一人であり、日本についての事典 Things Japanese や『口語日本語ハンドブック』などといった著作、『古事記』などの英訳をした歴史的な翻訳者でもあります。

桜は、日本人のみならず世界の人々の心をも華やかにし、楽しませてくれる花です。最近では、酔っ払って桜の木を折ったり、傷を付けてしまったりという悲しい話も耳にしますので、皆さんお花見の際にはくれぐれも、桜を傷付けたりしないように気をつけて楽しんでくださいね。

chicchi の豆知識 受け売り
先日、テレビで『上野樹里が行く! 桜前線大追跡 ~ヒマラヤから日本列島 4,500 キロの桜ロード』という番組をやってました。日本の桜の原種は、ネパールのヒマラヤザクラだという考えられているそうです。現地では、冬に咲くようで、ロケをおこなった 12 月上旬で満開でした。ネパールの人は、特に花見はしないそうです……。次に訪れた中国雲南省の少数民族・リス族の集落では、農閑期のお祝いということで、現地の人たちがお花見っぽい感じで楽しんでいる様子を見ることができました♪

どんちゃん騒ぎまでしちゃうのは、日本人だけ……? (´・ω・`)

photo: “Cherry Blossom Branch in Tidal Basin” by Y Nakanishi / “Cherry trees and Washington monument” by ktylerconk


聞き間違えだよ!! Oh, you must have misheared!

2012/03/30 | Posted by chicchi in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

Down round about by Saunderses

こんにちは、chicchi です。今回は、海外で経験した聞きまちがいや、聞きまちがえられた体験談をお話したいと思います。

日本人の発音が悪く(または、発音できなくて)聞きまちがえられた笑い話は、よく耳にしますね。

私が、実際に経験した聞き間違えられは、カフェでの話です。「カプチーノ、プリーズ」(Cappuccino, please.)と、言ったところ紅茶が出てきました。この聞かれまちがいは、1 度だけではなく何度もありました。別のカフェでもカプチーノではなく、紅茶が出てきてしまうんですね。なぜかな~と考えたところ、お店の人には「カプチーノ」が “a cup of tea” と聞こえていたのでは……と思い当たりました。”A cup of tea, please” と注文すれば、当然紅茶が出てきますよね……。多少、英語に自信があったのですが、衝撃的な体験となりました。

オーストラリアには ROUNDABOUT(ラウンドアバウト:直訳すると「ぐるぐる回れ」って感じですかね?)という円形の交差点があります。四方からやってきた車がぐるぐる回りながら、自分の進みたい方向に進んでいくという信号機のない変わった交差点があります。イギリスで考案されたシステムらしく、イギリス連邦ではかなり広まったみたいです。
※ うまく説明できていないと思うので、よくわからない方は Wikipedia の「ラウンドアバウト」の項目をご参照ください。わかりやすいアニメーションがありますよ♪

この ROUNDABOUT を通行するには、いくつかルールがあるのですが、いちばん大事なのは「必ず(オーストラリアでは?)右回り」だということなんです。ですが、留学したてのころ私は自転車で思い切り逆走していました!

そんなことしてたら、もちろん現地の方に注意を受けますよね。知らないおじさんが、急に “EAT IT!” と叫んでくるんです。オーストラリア英語の聞きとりにくい発音だったため、他にも何か言っていたようですが、この “EAT IT!” 以外はまったく理解できませんでした。「食べろ!」何を?と考えながら帰宅しましたが、やはり意味不明です。友だちに話したところ “IDIOT!” だったのでは……と結論が出ました。意味は「アホ!」、「バカヤロー!」ですね……。

IDIOT!” と “EAT IT!” を間違えるなんて……まさに「アホ」でした(笑)。

英語の発音やそのリスニングは、日本人が最も苦手とするもののひとつです。今後のことを考えれば、日本に住む私たちも克服していかなければなりません。映画や、CD を聞いているだけでは改善されない「言い慣れ」などもあると思います。今後さらに国際化が必要とされる日本の(私の?)課題となりそうです。

※ 右の人物は、Michael Jackson の “Beat It”(邦題:「今夜はビート・イット」)のパロディー “Eat It“(邦題:「今夜もイート・イット」)でスマッシュヒットを放った “Weird Al” Yankovic さんです。『タモリ倶楽部』にちょいちょい出ている Marty Friedman さんではありません。ん? あのオーストラリアのおじさんの “EAT IT!” は “BEAT IT!”(うせやがれ! どっか行け!)だったかもしれないですね

photo : “Down round about” by Saunderses
photo : “Weird Al” Yankovic by Kristine Slipson


Another Sky in Australia

2012/03/19 | Posted by chicchi in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

marsupial by Foxtongue

こんにちは、chicchi です。今回はオーストラリアで過ごした、留学時代のことを思い出してご紹介したいと思います。

私が滞在していたのは、オーストラリア北部の Cairns という日本からいちばん近い町でした。熱帯雨林と Great Barrier Reef の 2 つの世界遺産に囲まれた自然豊かな住みやすい場所です。私にとっては第二の故郷とでもいうところでしょうか。

オーストラリアといえばやはり、コアラ、カンガルー、ウォンバットといった有袋類や、クロコダイルといった珍しい動物たちを思い浮かべるのではないでしょうか。オーストラリアに生息している動物の 9 割は、ほかの大陸ではほとんど生息していない動物です。コアラやカンガルーなどの有袋類は、発見された当時は新種の動物として扱われてたようですが、実際には哺乳類よりも古い種の生き物なんです。

chicchi の豆知識
有袋類は、英語で marsupial といいます。marsupialis という近代ラテン語で「袋を持っている」ということばの派生語で、17 世紀末に生まれたことばのようです(marsupium = pouch / purse)。ヨーロッパ人が初めてオーストラリアに上陸したのは 17 世紀初頭ですから、有袋類という珍獣に出あってまもなく生まれた単語だということですね。

有袋類の仲間には、カモノハシやハリモグラなどは哺乳類+爬虫類の特徴を持ったとても珍しい動物もいます(カモノハシ、ハリモグラは卵で子供を生み、お乳を与えて子供を育てる)。

私も、実際に上記の動物たちを見ましたが、本当に面白い(かわいい)姿をしている動物ばかりでした。

なぜ、このオーストラリアにはこういった、古くて他の大陸では、見られない動物ばかりいるのでしょうか??

これは、大陸が孤立していたことが理由だと言われていますね。孤立してしまったオーストラリア大陸は、古種の保存にとても良い環境だったということですね。熱帯雨林にも、恐竜が存在していた 1 億 5 千万年前から姿を変えていない植物も数多く残っているようです。

コアラを例に取ってみると、あんなにのんびりしてての~っそりの~っそり動くのに、他の動物から狙われたら逃げられないんじゃないのかと思うのですが、オーストラリア大陸には獰猛な肉食獣はほとんど生息していないんですね。

だから、生き残れた!!

オーストラリアにいる恐ろしい肉食獣といえば、クロコダイルとかヘビくらいでしょうか。中には肉食の鳥類もいますが、トラやライオンといった代表的な肉食獣は存在していません。

コアラの食べ物はユーカリのみ!!水も飲みません!!※
そもそも、「コアラ」の名前は、先住民のアボリジニの言葉で「水を飲まない動物」※※ という意味なのですから(笑)!!驚きの偏食ですね。
※ 厳密には、わざわざ水を飲んだりしなくても、ユーカリの水分だけで生きていくことができる……というのが正しいようです
※※ 先住民の「コアラ = 水を飲まない動物」説は、間違いだそうです……。現地のガイドさんにそう教わったのに :(

こう見ると、オーストラリアにいる動物って、身近にいる動物と比べると変わった習性の動物ばかりですね。

今回は、ほとんど動物の話になってしまいましたが、オーストラリアではまだまだ、いろんな経験をしました。今後もちょこちょこ書いていけたらと思います♪

photo: marsupial by Foxtongue
photo: Wild Shortbeak Echidna by Fir0002/Flagstaffotos


世界の中での日本女性の姿

2012/03/15 | Posted by chicchi in 小ネタ - (コメントは受け付けていません。)

1969 Cornell Conference on Women exhibit poster by Mann Library

こんにちは。chicchi です。きょうから私も BLOG の執筆メンバーに加わりました。本日3月15日は、私の生まれた日です。このブログを誕生日に公開できることを心より、光栄に思っています。これから、どうぞよろしくお願いいたします。

Modern Tokyo Times で、ある国際的なビジネスに関する調査で、女性の幹部の割合についてリサーチしたという記事 ※ を読みました。
Women holding senior management positions: Russian Federation first, Japan last

気になる日本の状況はというと 5% でなんと最下位でした……。
世界の中でも、高水準の教育を受けている国であるにも関わらずです!驚きました!!

調査した 40 の国と地域の中で、46% の企業で女性を幹部登用しているロシアが 1 位、36% のイタリアが EU で最高水準だったようです。EU の中でも比較的景気の安定しているドイツは 13% と低く、15% のデンマークと並び、低めという結果になりました。

ボツワナ、フィリピン、タイなどはいずれも 39% で高めですね。

アラブ首長国連邦は、以前はとても低かったようですが、近年では国家としての成熟を見せ、15% まで伸びています(イスラム圏でも女性の活動範囲が広がってきたということなのでしょう)。

この結果から、女性の地位向上の鍵を握っているのは、教育水準の高さや宗教、イデオロギーといった要因だけではないように感じました。先の記事でも、ドイツと日本に関しては、近代化が表層的で、保守的な考え方に基づく「仕事」という環境における性に対する差別や会社文化が似ていることが原因なのではないかと論じています。日本の出生率の低下からも見られるように、女性は昔より社会に貢献しているにも関わらず、この統計上の現状は女性の才能や教育を無駄にしてしまっているということを証明しているようです。

日本の女性は、以前の立場より強くなってきているとはいえ、この結果から見ると世界の女性からはかなり遅れているようです。控えめで、お淑やかな日本女性もかわいくていいですけど、強く自立した才能のある女性は、素敵ですよね。またそれを認められる社会になってくれることを日本の経済のためにも望みたいと思います。

私は、つい最近「スピード翻訳」を運営しているスピード翻訳株式会社に入社したばかりですが、いろいろ吸収して、実力をつけて、会社の一翼を担う存在になれればと考えています。今後ともよろしくお願いいたします!
※ 私のお仕事のひとつは「品質保証」です。「スピード翻訳」の翻訳納品物の品質の向上のためにがんばっていきます!

photo : “1969 Cornell Conference on Women exhibit poster” by Mann Library