こんにちは、maggy です。といっても、これは 仮の名前です。ライター業を始めるときにペンネームをとりあえず決めて以来、そのまま何年も使っています。今では、しっくり来ています。
仕事では企画書、提案書、会議のアジェンダなど、締切までに案やアイデアを資料にまとめて提出しなければいけない場面が多々ありますね。それが英文資料となると「英語か……」と、つい構えてしまいがち。そんなときはあまり考え込まずに、まずは草案(ドラフト)を準備してしまいましょう。上司や同僚に見てもらって意見をもらいながら、徐々にブラッシュアップすると効率的です。
英文資料の準備時に使える、便利な英語表現をご紹介します。
tentative = 仮の / 一時的な / 暫定的な
その後ブラッシュアップすることが前提の、試案やたたき台に使われます。
- tentative plan = 試案
- tentative schedule = 仮スケジュール
- tentative title = 仮タイトル
もうひとつ、同じ「仮(の)」で、ちょっとお堅めなのがこちら。法律や政治の分野で、公式な承認や公開前の文書によく使われています。
provisional = 仮の / 一時的な / 暫定的な
- provisional agenda = 仮の議題
- provisional agreement = 暫定的な合意
- provisional budget = 暫定予算
draft (ドラフト)という言葉はカタカナ語にもなっているので皆さんご存知でしょうが、こちらも使い道がたくさんあって、応用が利きます。
rough draft / first draft = ラフ
カタカナ語でいわゆる「ラフ」のことで、初期段階の草案ですね。まだまだ未完成でも “This is just a rough draft. (まだ単なるラフなんだけど)”などと添えて提出すれば、(多少の荒さは許して!)というニュアンスが伝わります。
final draft = 最終草案
あとは最終承認をもらうだけ、というほぼ完成に近い草案のことですね。“This is the final draft.(これが最終草案です)”などと添えて提出すれば、(提出日まで時間がないので、これで勘弁して〜!)なんてニュアンスも伝わるはず。
なお、英語で draft は SVO 形で、動詞としても使います。
- draft a business plan = ビジネスプランの草案を書く
- draft a report = 報告書の草案を書く
- draft a speech = 講演の草案を書く
さらに、これらとあわせて使いたいのがこちら。
As of 〜 = 〜時点で / 〜現在の
資料やデータが、いつの時点の情報なのかを記載したいときに便利です。ヘッダーやフッターに記載したり、タイトルの後ろにカッコつきで付けたりして活用しましょう。
- As of today = 本日時点の
- As of April 1 2017 = 2017 年 4 月 1 日時点の
- Financial Report for the 1st Quarter (as of April 1, 2017) = 第 1 四半期の財務報告書(2017 年 4 月 1 日時点)
- Revised proposal (as of April 1, 2017) = 改訂提案書(2017 年 4 月 1 日時点)
※ この as of は、These changes will be effective as of January 1, 2020.(これらの変更は、2020/01/01 をもって有効となります)のように「(この日)より / から」、「(この日)をもって」の意味で、未来に対しても使えます
以前ご紹介した「TBC / TBD」も、ぜひ活用してくださいね。
締切が来たので泣く泣く提出した企画書(仮)から始めたプロジェクトが、後にヒットしたりもするので、人生って不思議なもの。時間制限内に完璧に用意できるに越したことはありませんが、仮決めでどんどん進行するのも大切なのかな、と思う今日この頃です。
おまけ :資料の草案はどんどん日本語で作って、英文資料は翻訳サービスに依頼する、という準備方法もあります。企画書、提案書、会議資料、報告書、プレスリリースなどの翻訳は、「スピード翻訳」のプロ翻訳者にお任せください!