中国語で「よろしくお願いします」をなんと言う?

2015/01/30 | Posted by xiaofan in 小ネタ

taipei101

大家好! xiaofanです。年末に年度末と、ビジネスメールが頻繁に行き交う時期ですね。日本語のビジネスメールは独特の世界を醸し出していて、それを操れるかどうかは社会人としての基礎教養ともいえます。それ故に気になるのが別の言語でビジネスメールを書くとどうなるのか、ということ。気になる表現の代表格がよろしくお願いします。日本で仕事をしていた頃、ビジネスメールの大半に使っていたので、仕事で中国語を使い始めて真っ先に気になったのがこの語の中国語訳をどう扱うか、でした。

なぜそのような迷いが生じるか。理由の一つが、中国語の教科書の入門あたりでよく見かける自己紹介です。名前や所属などを名乗った後、結びとして「よろしくお願いします」が日本語で示され、その対訳としてたいてい「請多多指教」「請多關照」などと書かれています。ところが、日本語では同じ「よろしくお願いします」でも、ビジネスメールに当てはめると、どうにもそぐわない。『ビジネスメールの中国語』(三修社)には、こんなふうに紹介されています。

日本語のビジネスメールと比べると、中国語のビジネスメールはシンプルで、率直です。例えば、「平素は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます」を直訳すると、平素承蒙您的特别关照,感激之情,难以言表。になりますが、中国人同士のやりとりで、このような表現は使いません。この場合、多くの人は、您好!だけで済ませます。つまり、丁重な日本語独特の表現をそのまま中国語に置き換えても思うように伝わりません。

日本語では、一文が長ければ長いほど相手への敬意を表すことになるため、ビジネスメールのあいさつはやや長めになります。しかし、中国語ではそうではないんですね。では、問題の「よろしくお願いします」はどうなのでしょうか。試しに同書で「よろしくお願いします」が対訳に含まれる表現をピックアップしてみました。以下は同書からの抜粋です。

顺祝 安好! よろしくお願いします / 直訳 : すべてうまくいきますように
顺祝 商祺! よろしくお願いします / 直訳 : ビジネスがうまくいきますように!
请您不吝赐教 ご指導のほどよろしくお願いいたします
希望您对我多加指教 ご教示のほどよろしくお願いいたします
日后请多指教 今後ともよろしくお願いいたします
希望今后能互通信息 今後、情報交換をよろしくお願いします
谨向您表示问候 よろしくお願い申し上げます
以后有机会再说吧 またの機会によろしくお願いいたします
希望能长期合作下去 今後ともよろしくお願い申し上げます
我们也希望与贵方合作愉快 こちらこそ、よろしくお願い申し上げます
请确认内容 内容をご確認のほどよろしくお願いいたします
谢谢合作 今後ともよろしくお願いいたします
祝好! よろしくお願いいたします

カバー範囲が広い! 文の結語以外は请~」「希望~」といった表現が「よろしくお願いします」に相当していることがわかります。もちろん各表現にはそれぞれ文脈があるわけですが、ベーシックに使える究極の「よろしくお願いします」を最後に紹介しておきます。

 谢谢!

そうなんです。谢谢は、お礼を述べる表現としてだけではなく、ビジネスメールの末尾に用いると「よろしくお願いします」にも相当するのです。ちなみに、Google 翻訳で日本語欄に「よろしくお願いします」と入れると、中国語訳としてこの 2 字が出てきますが、誤訳ではありません。本当に使えるのです。なんと便利な! 中国語でビジネスメールのやり取りを始めたばかり、という方、ぜひ文末に加えてみてください。

繁体字どころ台湾から xiaofan でした(今回掲載した例文は、簡体字表記です)。再見囉~!

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