チョコレートに石が混入? さくらんぼの種明かし

6月 27th, 2013 | Posted by maggy in 小ネタ

'Cherries' by D H Wright

こんにちは、maggy です。さくらんぼがおいしい季節ですね。

英国ロンドンの郊外にある、かわいいスイーツ屋さんに行ったときのこと。「HOPE AND GREENWOOD(ホープ・アンド・グリーンウッド)」という人気のお店で、地元でじわじわと話題になり、流行の店が集まるおしゃれな地区コベントガーデンにも進出。今では日本の PLAZA でも商品の一部を取り扱っているそうです。

ディスプレイから包装紙まで、とにかくカワイイ! ひとしきり目で見て楽しんだ後、さくらんぼの形をしたチェリーチョコレートを買いました。すると、店員さんにこう声を掛けられました。

ストーンが入っているので、噛まないように気を付けてくださいね」。

ん? チョコの中にを入れたとは。さすがはロンドンで話題の人気店。やることが違いますね。いや、さすがに石を入れるのはおかしいような。

「ス、ストーン……ですか?」

ポカーンと口をあけ、目を丸くして聞き返すと、こう補足がありました。

「あ、このチョコの中には、生のさくらんぼが一個、丸ごと入っているんです。」

ここで、ようやく気が付きました。英語で stone といえば、という意味のほか、という意味も。「さくらんぼの種に気を付けて」ということだったんですね。

英語で果物や植物の「種」の呼び方は 3 種類あります。

Stone 硬くて大きい種。例. さくらんぼ、桃、アボカドなど。
Pip 小さくて噛めるくらい柔らかい種。例. ぶどう、りんご、梨など。
Seed 胚を含んだ種子全般のこと。

ということは、pip と stone は seed に含まれるんですね。地域によっても違いがあり、特に seed と pip の使い分けの違いは複雑なようです。

以上、石入りチョコレートの”種明かし”はいかがでしたか? “stone” には十分気を付けてください。

photo : “Cherries” by D H Wright

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