恋文横丁のある街で翻訳のお仕事をしています

2月 6th, 2013 | Posted by maki in 小ネタ

恋文横丁 此処にありき

こんにちは、maki です。先日、どこでランチを食べようかなと渋谷の街をうろうろしいたら、ひさしぶりに「恋文横丁」の道標を見かけました。

恋文横丁とは、戦後の焼け跡の路地にひしめく小さな商店のな中で開業していた代書屋を舞台にした丹羽文雄の「恋文」という作品に因んで命名された愛称なんだそうです。ちょうどこの時期は、朝鮮戦争が休戦となり、日本の基地にいたアメリカ兵が本国に帰っていったころ。アメリカ人の恋人との別れを惜しみ、日本人女性が英文のラブレターの作成を代書屋に頼んだというお話だそうです。代書屋の看板には、「恋文引き受けます」とあったようです。この「恋文」は、人気があって、後に映画化されたました。そうした背景から渋谷のある一角が「恋文横丁」と呼ばれるようになったみたいです。

実際にそんな代書屋さんがあったのかわからないですし、どういった感じで仕事をしていたのかはもわかりませんが、きっと女性から原稿を受け取ったり、伝えたい内容をヒアリングし、英語に翻訳していたのだろうなあ……と想像しています。

沖縄にも戦後から長く仕事をされている翻訳者の方がいらっしゃると以前テレビで見たことがあるように記憶しています。ちょっと調べてみたところ、『恋文三十年~沖縄・仲間翻訳事務所の歳月』(佐木隆三)という本があるのを知りました。沖縄市で 50 年以上翻訳事務所を構えている仲間徹氏の半生を描いた作品だそうです(現在、品切れ)。仲間氏は、ラブレター専門ということではなく、さまざまな分野の翻訳業務を引き受けていらっしゃるようですが、これまで手掛けた恋文は 2 万通以上だとか。驚きの量です!

スピード翻訳」にも毎日さまざまな分野のドキュメントのご依頼をいただきます。ビジネスレターや、プレゼン資料、契約書、学術論文といったものから、外国人観光客向けの案内やお友だち宛てのメールまで硬軟ありとあらゆるものがあります。中には恋文もあるかもしれません。ラブレターの翻訳を依頼するのにわざわざ翻訳会社に問い合わせをしたり、知り合いにラブレターの翻訳を頼むのも照れくさい……そんなときにも「スピード翻訳」をご利用いただければ幸いです♪ インターネットで原稿を登録すれば、その場で仕上がりのお時間と納品予定日時をお知らせします。照れくささなんてない……と思いますよ。そして、わたしたちも恋文横丁のある渋谷で翻訳のお仕事をしています。


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