英日・日英翻訳実績 1,000 件以上 松岡彰子さんに聞く!
2013/07/24 | Posted by in 翻訳者インタビュー
こんにちは、maggy です。今回は、「スピード翻訳 by GMO」 でご活躍中の松岡彰子さん(翻訳者ID : akikom)にインタビューをしてみました。松岡さんはこれまでに、日英・英日翻訳を 1,000 件以上も対応されています! しかも分野も多岐に渡ります。一体どんな方なのでしょうか。
松岡彰子さん : プロフィール
最初のきっかけは、青年海外協力隊員としてジンバブエ(英語が公用語)に 2 年間住んだことです。
帰国後、通訳を目指していたのですが、結婚・引っ越し・育児出産という、在宅そして経済的依存を余儀なくされたこの数年間で、闇の中の光のように見出したのが、インターネット環境をフル活用した在宅翻訳家としての仕事でした。
インターネットがなかったら、一体私はどうなっていたんだろう。悶々と引きこもって体重を増やしていたと思います。翻訳に明け暮れる今も、家に引きこもって体重を増やしていますが、悶々とはしてないです……少なくとも翻訳中は。
※右の写真は、翻訳の道を目指す転機となった、 6 年前の出産当時の松岡さん。現在は当時よりプラス 10 kg というウワサも……。
1. 法律
白黒はっきりした内容なので、用語と構造を抑えれば、ムラなく訳出できる分野です。
2. 芸術
右脳で生きるアーティストの方々の文章はなかなか難しいのですが、もともと音楽が専門だったこともあって、自分が芸術に対して持つ愛情の波に乗り、筆者の波長に合わせていく、という非論理的な方法で、依頼人の真意を汲もうと努めています。
3. 医療
もともと専門ではないし、難しいというイメージが強かったです。でも数をこなすうち、医療分野の文章は非常に論理的で分かりやすいことに気が付きました。また、依頼文には医療上の進歩や発見が記載されていて、世界がどんどん良くなっていく、という実感に毎回胸が躍ります。
教員経験からは、「噛み砕いて伝える」ことの重要さを学びました。日本から距離的にも文化的にもかけ離れたジンバブエでは、日本人同士の「話さずとも分かりあえる」カルチャーにどっぷり漬かっていた私は、いろいろと痛い目にあいました。
言語とカルチャーは一心同体なので、文化圏の違う読み手のために翻訳するときには「全部言わないとわかってもらえない」を前提に訳しています。
ビジネス翻訳の実務経験は、もうそっくりそのまま役に立っています。業者としてお客様にサービスを提供する、という立場は、ズバリ次のことを意味するという心構えでいます。
- 失敗できない。
- 自分で「もう十分」と思った以上のサービスを提供して、やっと普通に納得していただける。
- どの依頼にも愛着を持たないとまともな仕事ができない。
気に入ったドラマや映画や小説をしつこく見たり読んだりしてます。イギリス英語が好きなので、イギリスの映画や小説に傾きすぎてしまう傾向があるんですが、米語も知っておかないと困るので、意識して米語のドラマも見るようにしています。
ちなみに、私が一番ハマッた作品は、ダントツで Terry Pratchett(テリー・プラチェット)の描く Disc World(ディスクワールド)です。これは円盤状の架空の世界を舞台にしたお話で、円盤の上で繰り広げられる、荒唐無稽だけど心に刻まれるストーリーの数々を描いています。
日本語では一部しか翻訳されていません。あの原文が持つおもしろみを訳しきるのが、至難の業だからだと思います。自分も日本語に訳してみようというような、大それた考えを起こしたことはありません。……と、全然ブラッシュアップになってないですね(笑)。誰かあの面白さを 70 % でも訳出できたら、本当に本当に尊敬します。
新しい分野にも前向きに取り組まれる松岡さんだからこそ、さまざまな専門的な分野の翻訳を精度高くこなされているのでしょうね。次回は、松岡さんが最近「得意かも……!」と思っているという、医学系翻訳で”何度も使える”、便利な英語表現を教えていただきます。
第 2 回インタビュー : 医学系翻訳で”何度も使える”英語表現 松岡彰子さんに聞く!
松岡彰子さん : プロフィール
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