お花見♪

4月 6th, 2012 | Posted by chicchi in 小ネタ - (2 Comments)
'Cherry Blossom Branch in Tidal Basin' by Y Nakanishi

こんにちは、chicchi です。もうすっかり暖かくなって、重たいコートも羽織らなくていい季節になってきましたね。

春といえばですね。そして、桜といえばお花見です。私は、この季節が大好きです。冬の寒さから、一転して街中が薄いピンク色に染まる、ほんの 2 週間弱の期間。日本中の人々が、この季節を待ち遠しく思っていることでしょう。

Wikipedia の「花見」の記事によると、元々は中国から伝来したばかりの梅を奈良時代の貴族たちが鑑賞する行事が起源だったようです。奈良時代の「梅」の花見が、平安時代に「桜」の花見に変わっていったみたいですね。

古くから、日本では桜が愛されてきたんですね。海外では、お花見をしようにも桜の木がそもそも存在していない国が多いようです。日本の伝統的な風物詩といえますね。

英語では、cherry-blossom viewing、や cherry blossom viewing party などの訳はあるようですが、そもそも一般的におこなう行事ではないので、定訳はないようです。

他の国の、お花見事情も興味があったので調べてみました。

Washington, D.C. のポトマック河畔の桜並木は名所のひとつになっていますが、この桜は 1912 年(明治 45 年)に、アメリカのタフト大統領夫人の希望により、当時の尾崎行雄東京市長がプレゼントしたものが始まり。日米友好にも、桜の花が一躍買っているといううれしいお話ですね。先日、テレビでその様子を見ましたが、みんなぶらぶら散策しながら、桜の花を楽しんでいました。

chicchi の豆知識
Washinton, D.C. に桜が寄贈されてからちょうど 100 年。桜並木のところで National Cherry Blossom Festival というイベントが催されています。そこに BLOOM WATCH というフレーズを発見しました♪ まさに花見ですね。

そしてお隣の国、韓国にも桜の木は多く、桜の開花に合わせ各地でお祭りが開かれたり、ドライブやハイキングに出かけたり、桜を楽しむ習慣は同じみたいですね。

中国語では、花見を賞花といい、さまざまなな花を鑑賞することらしく、あまりお酒を飲んだりシートを敷いてゆっくりすることはないようです。バーベキューしたり(あれ?)、ピクニックをするというのが一般的みたいですね。

'Cherry trees and Washington monument' by ktylerconk

西洋にもサクラ属の花は存在しますが、英語の cherryサクランボのことで、花を指すときは cherry blossom といいます。つまり、cherry blossom は、サクランボ(の木)の花という感覚なんでしょうね。19 世紀後半から 20 世紀初頭の最も有名な日本研究家の一人、イギリスの Basil Hall Chamberlain(バジル・ホール・チェンバレン)は、明治初期に来日した際に

The Japanese cherry-tree is cultivated, not for its fruit, but for its blossom……
訳 : 日本で桜の木が植えられるのは果実のためではなく、花を見るためである

との言葉を残しています。

余談ですが、彼は俳句を英訳した最初の人物の一人であり、日本についての事典 Things Japanese や『口語日本語ハンドブック』などといった著作、『古事記』などの英訳をした歴史的な翻訳者でもあります。

桜は、日本人のみならず世界の人々の心をも華やかにし、楽しませてくれる花です。最近では、酔っ払って桜の木を折ったり、傷を付けてしまったりという悲しい話も耳にしますので、皆さんお花見の際にはくれぐれも、桜を傷付けたりしないように気をつけて楽しんでくださいね。

chicchi の豆知識 受け売り
先日、テレビで『上野樹里が行く! 桜前線大追跡 ~ヒマラヤから日本列島 4,500 キロの桜ロード』という番組をやってました。日本の桜の原種は、ネパールのヒマラヤザクラだという考えられているそうです。現地では、冬に咲くようで、ロケをおこなった 12 月上旬で満開でした。ネパールの人は、特に花見はしないそうです……。次に訪れた中国雲南省の少数民族・リス族の集落では、農閑期のお祝いということで、現地の人たちがお花見っぽい感じで楽しんでいる様子を見ることができました♪

どんちゃん騒ぎまでしちゃうのは、日本人だけ……? (´・ω・`)

photo: “Cherry Blossom Branch in Tidal Basin” by Y Nakanishi / “Cherry trees and Washington monument” by ktylerconk


planets – 惑う星たち

4月 2nd, 2012 | Posted by maki in 小ネタ - (planets – 惑う星たち はコメントを受け付けていません)

'Venus, Moon and Jupiter' by T. Itakura

こんにちは、maki です。このあいだのちょっとした天体ショーはご覧になられましたか? 03/26 の夕方、西の空に金星と木星が三日月を挟み撃ちにするような感じで 3 つの天体が並んでました。そのちょっと前の 03/14 には、金星と木星が大接近してました。天文学的にはそんなに珍しい現象ではないようですが、空の明るい東京でも十分に観測できて、起きているのが辛くなうような時間でもないタイミングで見られたというのは、とてもよかったと思います。

大接近していた 2 つの惑星が、2 週間ちょっとでずいぶん離れてその間に三日月が割って入る構図に変わっているというのは、とてもおもしろいですね。惑星や衛星以外の恒星は、季節によって変化はしますが、恒星と恒星の相対的な位置関係はそんなに短い時間では変わりません。昨日と今日でオリオン座の形が変わるなんてことはないですよね。現代人であれば、惑星は恒星とは違うこと、惑星の運行は複雑であることといった程度の基礎知識がありますが、惑星の存在やその運行について知識のなかった昔の人たちにはとても不思議な現象だと感じられたのではないかと思います……と Twitter に書いたところ、『「惑星」っていうぐらいですから』と知り合いからレスポンスが返ってきました。

なぜ「」星なのかな……と考えたことはなかったわけではないですが、なるほどねーと思いました。すこし調べてみたところ、明治時代には「惑星」と呼ぶか、「遊星」と呼ぶかで論争があったみたいですが、どちらも天体としての運行がふらふらしているというところからこういった名称になったようです。

では、英語の planet の語源は……と見てみると、ギリシャ語の 古フランス語の planète、後期ラテン語の planeta、ギリシャ語の planetai / planeatai にたどりつくようで、意味は「ぶらぶらする、さまよう」だとのこと。やはり、planet も「惑う星」ということだったんですね。何でも調べてみるものです♪

photo: “Venus, Moon and Jupiter” by T. Itakura


聞き間違えだよ!! Oh, you must have misheared!

3月 30th, 2012 | Posted by chicchi in 小ネタ - (聞き間違えだよ!! Oh, you must have misheared! はコメントを受け付けていません)

Down round about by Saunderses

こんにちは、chicchi です。今回は、海外で経験した聞きまちがいや、聞きまちがえられた体験談をお話したいと思います。

日本人の発音が悪く(または、発音できなくて)聞きまちがえられた笑い話は、よく耳にしますね。

私が、実際に経験した聞き間違えられは、カフェでの話です。「カプチーノ、プリーズ」(Cappuccino, please.)と、言ったところ紅茶が出てきました。この聞かれまちがいは、1 度だけではなく何度もありました。別のカフェでもカプチーノではなく、紅茶が出てきてしまうんですね。なぜかな~と考えたところ、お店の人には「カプチーノ」が “a cup of tea” と聞こえていたのでは……と思い当たりました。”A cup of tea, please” と注文すれば、当然紅茶が出てきますよね……。多少、英語に自信があったのですが、衝撃的な体験となりました。

オーストラリアには ROUNDABOUT(ラウンドアバウト:直訳すると「ぐるぐる回れ」って感じですかね?)という円形の交差点があります。四方からやってきた車がぐるぐる回りながら、自分の進みたい方向に進んでいくという信号機のない変わった交差点があります。イギリスで考案されたシステムらしく、イギリス連邦ではかなり広まったみたいです。
※ うまく説明できていないと思うので、よくわからない方は Wikipedia の「ラウンドアバウト」の項目をご参照ください。わかりやすいアニメーションがありますよ♪

この ROUNDABOUT を通行するには、いくつかルールがあるのですが、いちばん大事なのは「必ず(オーストラリアでは?)右回り」だということなんです。ですが、留学したてのころ私は自転車で思い切り逆走していました!

そんなことしてたら、もちろん現地の方に注意を受けますよね。知らないおじさんが、急に “EAT IT!” と叫んでくるんです。オーストラリア英語の聞きとりにくい発音だったため、他にも何か言っていたようですが、この “EAT IT!” 以外はまったく理解できませんでした。「食べろ!」何を?と考えながら帰宅しましたが、やはり意味不明です。友だちに話したところ “IDIOT!” だったのでは……と結論が出ました。意味は「アホ!」、「バカヤロー!」ですね……。

IDIOT!” と “EAT IT!” を間違えるなんて……まさに「アホ」でした(笑)。

英語の発音やそのリスニングは、日本人が最も苦手とするもののひとつです。今後のことを考えれば、日本に住む私たちも克服していかなければなりません。映画や、CD を聞いているだけでは改善されない「言い慣れ」などもあると思います。今後さらに国際化が必要とされる日本の(私の?)課題となりそうです。

※ 右の人物は、Michael Jackson の “Beat It”(邦題:「今夜はビート・イット」)のパロディー “Eat It“(邦題:「今夜もイート・イット」)でスマッシュヒットを放った “Weird Al” Yankovic さんです。『タモリ倶楽部』にちょいちょい出ている Marty Friedman さんではありません。ん? あのオーストラリアのおじさんの “EAT IT!” は “BEAT IT!”(うせやがれ! どっか行け!)だったかもしれないですね

photo : “Down round about” by Saunderses
photo : “Weird Al” Yankovic by Kristine Slipson


頭痛の種は、”a Seed of Headache”?

3月 26th, 2012 | Posted by maki in 小ネタ - (頭痛の種は、”a Seed of Headache”? はコメントを受け付けていません)

Seed by the yes man

こんにちは、maki です。人間生きていればいろいろなトラブルや悩みに遭遇します。それが継続的に潜在していると「頭痛の種」と呼ばれるようになります。直訳すれば、”a seed of headache“。しかし、これでは英語では通じません。どうやったらうまく伝えられるかという「頭痛の種」もタンポポの綿毛のようにふわりふわりとどこかに飛んでいってくれればいいんですけどね。

アメリカにいたときに知人に、日本には “a seed of headache” という表現があるんだよという話をしたら、案の定通じませんでした。そこで、

“Suppose you’ve got an annoying issue. This is the seed. You sow the seed and it grows up. And finally you get a fruit called HEADACHE.”(何か煩わしい問題があるとするでしょ。それが種。その種を蒔いておくと、それが育って、最後には「頭痛」っていう実になるんだよ)

……という説明をすると、

“Ah, interesting! We call it A PAIN IN THE NECK“(なるほど、おもしろいね! それなら「首の痛み」と言ってるよ)

……と理解してくれました。

この「頭痛の種」にしても、”a pain in the neck” にしても、先日ご紹介した “(Has the) Cat got your tongue?” もそうですが、日本語や英語の中ではとてもポピュラーな慣用表現(イディオム)です。こうしたイディオムは、直訳してもダメな場合がほとんどです。ターゲット言語(翻訳先の言語)の似通った意味を持つ慣用表現があればそれを使うこともできるでしょうし、パラフレーズ(言い換え)しなくては翻訳できないことも多々あるでしょう。翻訳という仕事には、辞書を調べるだけでなく、どう表現することで正しく意味を伝えられるかを検討するという作業もあるんです。

ちなみに「頭痛の種」は、「心配の元」ということで “a source of worry” というフレーズもよく使われるようです。”a pain in the neck” が適切なのか、”a source of worry” が適切なのかを原文の文脈や文章のトーン、書き言葉なのか話し言葉なのかなどを見ながら判断するのも翻訳というお仕事なんです。

「あの問題は頭痛の種だ。」という文章をウェブ上で使える機械翻訳サービスで翻訳してみました。

  • That problem is a source of worry.
  • That problem is a cause of trouble.
  • That is a headache problem.
  • That problem is the kind of headaches.

精度の高い翻訳結果もあれば、ちょっと???な結果も混じっているという感じでしょうか。機械翻訳だと精度に不安が残る大事な文書の翻訳は、ウェブで発注、ウェブで納品、24 時間 365 日受付中の「スピード翻訳」をご利用ください。経験豊かなプロの翻訳者がお待ちしております。

photo : “Seed” by the yes man


白人はなぜ薄着なのか

3月 23rd, 2012 | Posted by maki in 小ネタ - (白人はなぜ薄着なのか はコメントを受け付けていません)

'Toilette de chat' by Erminig Gwenn

こんにちは。maki です。きょうからブログの執筆メンバーに加わりました。普段は「スピード翻訳」の企画・開発、マーケティング方面を見ています。今後ともよろしくお願いします。

オフィスの入居しているビルのロビーフロアに STARBUCKS がテナントとして入っているのですが、ひとりの白人男性が注文したコーヒーを受け取るために待っているのを見かけました。ようやく気候も春めいてきましたが、彼は当然のごとく T シャツ 1 枚です。よく見かける光景ですよね。寒くないのかと聞けば、寒くないと彼らは答えます。

前々から気になっていたことがあります。彼らは……

  • 暑さ・寒さに対して耐性が高いのか
  • 寒さに強いだけなのかなのか

という疑問です。

ウェブで調べてみると、白人は筋肉量が多いとか、基礎体温が高いとかそういった理由が書かれていました。寒いヨーロッパで居住していた人類の環境への適応として、「寒冷地仕様」の体質になっているということのようです。そのため、日本人が肌寒いと感じるような気温でも T シャツ 1 枚でも快適に過ごせるのでしょう。

寒さへの耐性についてはなんとなくわかりましたが、暑さについてはどうなのだろうと思い、調べてみたところ、暑さには弱いようです。つまり、白人は日本人よりも「快適と感じる温度帯が低め」だということですね。

さっきのコーヒー待ちの白人男性見ていたときに、「暑さ」ではなく「熱さ」はどうなんだろうと思って調べてみましたが、白人には全体的に猫舌である傾向があるようです。熱々の食べ物や飲み物は苦手だという話はよく聞きますし、知り合いの白人男性も「温泉はいいと思うんだけど、どこに行っても熱いんだよね」と言っていたのを思い出しました。

モンゴロイドである私は、猫舌です。熱いコーヒーなどはすこし冷めないと飲めません。温泉も 43℃ を超えると、ほぼ入れません。しばらく前は、41℃ でも辛かったですが、慣れたのか 42℃ ぐらいでも平気になってきました。つまり、モンゴロイドには「熱いものに平気な人とそうでない人」が両方ともある程度の人数がいるということなのでしょう。みなさんの周りにも猫舌の人、いらっしゃいますよね?

それで和英辞典を調べてみる気になりました! 果たして、和英辞典には「猫舌」に相当する単語(名詞や形容詞)があるのでしょうか。小学館の『プログレッシブ和英中辞典』では「猫舌」は 1 件だけヒット。

私は猫舌です
I can’t eat food that’s too hot. / My tongue cannot take anything too hot.

『プログレッシブ和英中辞典』(小学館)

Langue de Chat Cookies From Susina Bakery by Muy Yum

「熱すぎるものは食べられません」、「熱すぎるものは舌が受け付けません」とパラフレーズ(言い換え)するしかないということは、「猫舌」にぴったりマッチする単語はない……ということですね。考えてみれば、みんなが猫舌ならば、それはフツーのことであって、それを表現する言葉は必要ないということですね。

ちなみに “cat tongue” で検索すると、”(Has the) cat got your tongue?” というフレーズが見つかります。これは直訳すれば「猫に舌を取られたの?」、つまり「なぜ黙っているの?」という定番フレーズです。なぜこのイディオムに「猫」が登場するのかについても調べてみましたが、古代の中東地域の刑罰で嘘をつくと舌を抜かれて、猫の餌にされるというのがこのイディオムの起源だという説も見かけましたが、残念ながら定説はないようです。

英語には「猫舌」に相当する語彙はなくても、実はフランス語には「猫舌」にぴったりな語彙があります。それは、”Langue de Chat”。”langue” は英語の “tongue”、”de” は “of”、”Chat” は “cat” です。なので、「猫舌」。「ラング・ド・シャ」おいしいですよね。すみません、今回はダジャレでおわります……。

photo: “Toilette de chat” by Erminig Gwenn
photo: Langue de Chat Cookies From Susina Bakery by Muy Yum


Another Sky in Australia

3月 19th, 2012 | Posted by chicchi in 小ネタ - (Another Sky in Australia はコメントを受け付けていません)

marsupial by Foxtongue

こんにちは、chicchi です。今回はオーストラリアで過ごした、留学時代のことを思い出してご紹介したいと思います。

私が滞在していたのは、オーストラリア北部の Cairns という日本からいちばん近い町でした。熱帯雨林と Great Barrier Reef の 2 つの世界遺産に囲まれた自然豊かな住みやすい場所です。私にとっては第二の故郷とでもいうところでしょうか。

オーストラリアといえばやはり、コアラ、カンガルー、ウォンバットといった有袋類や、クロコダイルといった珍しい動物たちを思い浮かべるのではないでしょうか。オーストラリアに生息している動物の 9 割は、ほかの大陸ではほとんど生息していない動物です。コアラやカンガルーなどの有袋類は、発見された当時は新種の動物として扱われてたようですが、実際には哺乳類よりも古い種の生き物なんです。

chicchi の豆知識
有袋類は、英語で marsupial といいます。marsupialis という近代ラテン語で「袋を持っている」ということばの派生語で、17 世紀末に生まれたことばのようです(marsupium = pouch / purse)。ヨーロッパ人が初めてオーストラリアに上陸したのは 17 世紀初頭ですから、有袋類という珍獣に出あってまもなく生まれた単語だということですね。

有袋類の仲間には、カモノハシやハリモグラなどは哺乳類+爬虫類の特徴を持ったとても珍しい動物もいます(カモノハシ、ハリモグラは卵で子供を生み、お乳を与えて子供を育てる)。

私も、実際に上記の動物たちを見ましたが、本当に面白い(かわいい)姿をしている動物ばかりでした。

なぜ、このオーストラリアにはこういった、古くて他の大陸では、見られない動物ばかりいるのでしょうか??

これは、大陸が孤立していたことが理由だと言われていますね。孤立してしまったオーストラリア大陸は、古種の保存にとても良い環境だったということですね。熱帯雨林にも、恐竜が存在していた 1 億 5 千万年前から姿を変えていない植物も数多く残っているようです。

コアラを例に取ってみると、あんなにのんびりしてての~っそりの~っそり動くのに、他の動物から狙われたら逃げられないんじゃないのかと思うのですが、オーストラリア大陸には獰猛な肉食獣はほとんど生息していないんですね。

だから、生き残れた!!

オーストラリアにいる恐ろしい肉食獣といえば、クロコダイルとかヘビくらいでしょうか。中には肉食の鳥類もいますが、トラやライオンといった代表的な肉食獣は存在していません。

コアラの食べ物はユーカリのみ!!水も飲みません!!※
そもそも、「コアラ」の名前は、先住民のアボリジニの言葉で「水を飲まない動物」※※ という意味なのですから(笑)!!驚きの偏食ですね。
※ 厳密には、わざわざ水を飲んだりしなくても、ユーカリの水分だけで生きていくことができる……というのが正しいようです
※※ 先住民の「コアラ = 水を飲まない動物」説は、間違いだそうです……。現地のガイドさんにそう教わったのに :(

こう見ると、オーストラリアにいる動物って、身近にいる動物と比べると変わった習性の動物ばかりですね。

今回は、ほとんど動物の話になってしまいましたが、オーストラリアではまだまだ、いろんな経験をしました。今後もちょこちょこ書いていけたらと思います♪

photo: marsupial by Foxtongue
photo: Wild Shortbeak Echidna by Fir0002/Flagstaffotos


世界の中での日本女性の姿

3月 15th, 2012 | Posted by chicchi in 小ネタ - (世界の中での日本女性の姿 はコメントを受け付けていません)

1969 Cornell Conference on Women exhibit poster by Mann Library

こんにちは。chicchi です。きょうから私も BLOG の執筆メンバーに加わりました。本日3月15日は、私の生まれた日です。このブログを誕生日に公開できることを心より、光栄に思っています。これから、どうぞよろしくお願いいたします。

Modern Tokyo Times で、ある国際的なビジネスに関する調査で、女性の幹部の割合についてリサーチしたという記事 ※ を読みました。
Women holding senior management positions: Russian Federation first, Japan last

気になる日本の状況はというと 5% でなんと最下位でした……。
世界の中でも、高水準の教育を受けている国であるにも関わらずです!驚きました!!

調査した 40 の国と地域の中で、46% の企業で女性を幹部登用しているロシアが 1 位、36% のイタリアが EU で最高水準だったようです。EU の中でも比較的景気の安定しているドイツは 13% と低く、15% のデンマークと並び、低めという結果になりました。

ボツワナ、フィリピン、タイなどはいずれも 39% で高めですね。

アラブ首長国連邦は、以前はとても低かったようですが、近年では国家としての成熟を見せ、15% まで伸びています(イスラム圏でも女性の活動範囲が広がってきたということなのでしょう)。

この結果から、女性の地位向上の鍵を握っているのは、教育水準の高さや宗教、イデオロギーといった要因だけではないように感じました。先の記事でも、ドイツと日本に関しては、近代化が表層的で、保守的な考え方に基づく「仕事」という環境における性に対する差別や会社文化が似ていることが原因なのではないかと論じています。日本の出生率の低下からも見られるように、女性は昔より社会に貢献しているにも関わらず、この統計上の現状は女性の才能や教育を無駄にしてしまっているということを証明しているようです。

日本の女性は、以前の立場より強くなってきているとはいえ、この結果から見ると世界の女性からはかなり遅れているようです。控えめで、お淑やかな日本女性もかわいくていいですけど、強く自立した才能のある女性は、素敵ですよね。またそれを認められる社会になってくれることを日本の経済のためにも望みたいと思います。

私は、つい最近「スピード翻訳」を運営しているスピード翻訳株式会社に入社したばかりですが、いろいろ吸収して、実力をつけて、会社の一翼を担う存在になれればと考えています。今後ともよろしくお願いいたします!
※ 私のお仕事のひとつは「品質保証」です。「スピード翻訳」の翻訳納品物の品質の向上のためにがんばっていきます!

photo : “1969 Cornell Conference on Women exhibit poster” by Mann Library