こんにちは、maggy です。5 月 5 日のこどもの日といえば鯉のぼりですね。青空を悠々堂々と泳ぐ鯉の姿を見ると、この家には元気な子がいるのだろうと想像させられます。
鯉のぼりを飾る慣わしは、鯉が滝を登って竜になったという中国のお話に由来しているそう。それで鯉に子どもの健康や立身出世の願いが込められているのですね。
さて、英語で鯉は carp(カープ) ですが、なんでも欧米では鯉に対して持っているイメージが、日本と異なるのだそう。欧米では carp は泥の中に住んでいる汚い魚として、あまり良くないイメージなのだとか。carp を動詞として使って、「うるさくとがめだてする、筋違いの文句を言う」という意味もあります(参考:carpの意味- コトバンク)。
しかし、以前お会いした浮世絵に興味のあるアメリカ人は、「carp が大好き」と笑顔で語っていらっしゃいました。これは、日本の歌川(安藤)広重の描いた 鯉のイメージなどを共有しているからなのでしょうか。
池のなかの宝石のような美しいあの錦鯉に関しては、英語では Asian carp あるいは Koi、Koi fish、Koi Carp などと呼んで、一般的な carp イメージと区別することもあるようです。
※ ヨーロッパでは、錦鯉がブームらしく、こんな雑誌があったり、はるばる山古志村にまで買い付けに来る人もいるのだとか
鯉のぼりは直訳すると a carp streamer になるようですが、さて海外の人には、どんな風に聞こえるんでしょうね。
photo : “koinobori” by kazuletokyoite