こんにちは、maggy です。先日、「パブが好き」と言ったら、こう聞き返されました。「え、フィリピンパブ?」。
この返しはわたしにとって、実に衝撃的でした。イギリス好きな私にとって、パブといえばお酒を飲んだり食事をしたり、ラグビーやサッカーを観る場、Public House (パブリック・ハウス)の略。そのこと以外に他ならないと思い込んでいたからです。日本という文脈でパブと言ったら、そういう発想もあるんですね。
ところで、最近イギリスでは、パブ(ブリティッシュ・パブです)から足が遠のいているとか。昨年はイギリス全土で一週間に 18 店舗もが閉店してしまい、原因としては景気の停滞、店内禁煙になる法律ができたこと、ビールなど嗜好品への課税が高いことなどが挙げられるそうです(参考:BBC News – Can politicians save Britain’s pubs?)。閉店した中には、何百年も続いた歴史あるパブもあるそう。文化が消えてしまうのは、とても残念ですね。
一方で、最近ロンドンでは「サパークラブ」という、レストランやカフェなどが主催するご近所さんと美食を囲むネットワーキング会が流行っているとか。毎週末どこかで開催されているほど人気だと、ロンドン現地の人から聞きました。
パブ好きとしては複雑ながらも、サパークラブもおもしろそうです。趣味や仕事の交流会とは違うつながりができそう。日本でも、ご近所さんのつながり作りに、導入したらいいかもしれませんね(居酒屋はキープしたいですけれど)。
東京にもあるのか調べてみたく「サパークラブ」で検索してみたところ……検索結果には、ホストクラブなど夜のお店ばかりが出てきました。日本でサパークラブといえば、こういう意味らしいです。
食事も提供するこぢんまりしたナイトクラブ。
参考:コトバンク
うかつに「サパークラブが好き」などと発言しないで良かったです!
おまけ :
同じ言葉でも、文化が違えば意味が異なることがあります。「スピード翻訳」サービスをご利用の際は、どんな目的でどんな場で使う文書なのか、コメント欄を活用して翻訳者に伝えると、一層的確に文脈を配慮した翻訳にしてもらえますよ。
photo : “Night Club” by twicepix