ビジネス文書にもちょいちょい出現する cf. / e.g. / i.e.の意味・使い方

2018/03/16 | Posted by maki in 小ネタ

こんにちは、maki です。論文からビジネス文書まで、文字で書き表されたテキストには、cf.e.g.i.e. がちょいちょい出現します。自分でもつい使ってしまうのですが、これを機にこれらの略語について調べてみました。これらの略語は、ラテン語を起源としています。

  • cf.confer
  • e.g.exempli gratia
  • i.e.id est

それぞれを見ていきましょう。

cf.confer
日本語で言うところの、参照せよ / 比較せよを意味します。
confer は英語の動詞としても使われていて、 英語では 与える / 授ける / 相談する / 話し合う / 協議する を意味しますが、元のラテン語は 比較する / 相談する の意味があります。

使用例 :
各都道府県の面積は、国土地理院のサイトに詳しい。
cf. 国土地理院 : 平成29年全国都道府県市区町村別面積http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MENCHO/201710/area_todofuken.pdf

似たような使い方で、ref. もよく見かけます。こちらは、ラテン語ではなくて、英語の refer (to) / reference (to) の略語です。

e.g.exempli gratia
日本語で言うところの、 を意味します。
exempli gratia を英語に直訳すると for the sake of an example(例のために / 例の目的で)となるようです。

使用例 :
政令指定都市は、2018年(平成30年)現在、全国に20市が存在する。
e.g. 札幌市 / 仙台市 / 横浜市 / 川崎市 / 名古屋市 / 京都市 / 大阪市 / 神戸市 / 広島市 / 北九州市 / 福岡市 ほか

同じ意味の略語として、英語の example を略した ex もよく見かけますが、こちらもラテン語ではなくて、 英語から。ただし、日本ではよく使われるようですが、海外ではあまり使わないようです。

i.e.id est
日本語で言うところの、すなわち / 言い換えると を意味します。
ラテン語の id est は、英語では that is となるそうです。

使用例 :
地方自治法上の有資格市(i.e. 法定人口50万人以上の市)には、戦前から区制をしいている五大都市、および、区制をしいていない福岡市(54.4万人)の計 6 市が存在した。

この i.e.e.g. は、いつも使うときに混同してしまいます。せっかく調べたので、今後は、

  • e.g. =
  • i.e. = 言い換えると

……を記憶に定着させたいと思います。

学術論文には、ibid.(脚注などに記載する参考文献で、同じものが繰り返し記載される場合に使う「同」) やその仲間の id.et al.(論文の著者名で、個人名を記載せず「他」(ほか)のように使う)のようなラテン語起源の略語はたくさんあります(学生時代に卒業論文を書くときは、こうしたものもよく使ったなあ……と思いだしたりして)。スピード翻訳でも論文などの翻訳も承っておりますが、こうした学術論文の校正 / 翻訳専用のサービス「コンシェルジュ校正・翻訳」もございます。学会誌に提出したい英語で書いた論文の校正や、日本語で書いた論文の翻訳などのご用命がございましたら、

おまけ :歴史上世界で最も科学の発展に貢献したイタリア出身の科学者、Et al(エト・アルもしくはエトール)に関する記述がアンサイクロペディアに掲載されています。こんな科学者がいたんですねえ(ウソ)。
※ et al の正しい説明は、以下を参照せよ
cf. いっしきまさひこ 「論文によくある「et al.」の読み方と意味は?」(2004 年 4 月 1 日) 〔http://blog.masahiko.info/entry/2004/04/01/024518〕(最終検索日 : 2018 年 2 月 26 日)


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