悪魔の舌かミラクルか。「こんにゃく(蒟蒻)」は英語でどう翻訳されている?

2014/04/04 | Posted by maggy in 小ネタ

Shiratakinoodle

こんにちは、maggy です。冬にこしらえた脂肪を燃焼したく、ダイエットに勤しんでいます。

最近、こんにゃく(蒟蒻)が健康食品として海外で注目を浴びていると聞きました。こんにゃくは日本ではおなじみ、低カロリーで食物繊維がいっぱいの食材ですよね。

その背景に、肥満の増加という社会問題があります。WHO による調査「Obesity and overweight(肥満と太り過ぎ)」(2013 年)によると、世界の肥満(肥満=BMI 30 以上)は、1980 年時点に比べて 2 倍になっているそうです。特に最近は、子どもの肥満が問題視されています。

さて、手持ちの和英辞典で「こんにゃく」を引くと、devil’s tongue(悪魔の舌)と出てきます(例えば 英和辞典 Weblio 辞書も)。こんにゃくは色や食感が独特ですが、慣れない海外の人にとっては、まるで「悪魔の舌」のような食材に感じられたのかな……と思いきや、どうやら花びらから巨大な舌が出ているような姿をしているコンニャクの「花」からこの名前が付いたようです。
※ 正確には、「悪魔の舌」のように見える部分が「花序軸」と呼ばれるもので、この周囲に小さな花が付いている「肉穂花序」(穂状花序の下位区分)なのだそうです。コンニャクの仲間であるサトイモやミズバショウなどに見られます

日本でも、「こんにゃくパスタ」という商品がありますが、最近は欧米でも、しらたきがパスタの代用品として売られています。アメリカではミラクルヌードル(Miracle Noodle)という商品があります。詳しくはこちらの MiracleNoodle Shop の公式サイトを見てください。

欧州でもスーパーの健康食品コーナーで、同様の商品を見かけました。Zero NoodlesSlendier Slim PASTA なる商品名でした。1 ユーロ引きで売ってたので、興味本位でわたしも買ってみました(写真上)。味は、日本のこんにゃくパスタと同じといったところでしょうか。

気になったのが、パッケージ裏の原材料欄には、前述の devil’s tongue は見当たらなかったことです。代わりに、konjac Flour(こんにゃく粉)と書いてありました。さすがに devil’s tongue ではちょっと怖そうで食欲が出ないですよね(ダイエットへの副次効果ならありそうですけれど)。

Wikipedia でも devil’s tongue というページは、現在は Konjac というページにリダイレクトされるようになっていました。優秀な低カロリーの健康食品として世界に認められたこんにゃくは、devil’s tongue ではなく、ちゃんと Konjac と呼ばれるようになったようです。ローマ字のように konnyaku と書いてあることもありました。

こんにゃく以外にも、日本の食材にはまだまだ知らざるポテンシャルがあるのかも。これからも「あの身近な食材が、こんな風に翻訳されているの?」という新発見があるかもしれません。

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photo : “Amorphophallus konjac” by W. Fitch


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