こんにちは、maggy です。本日はバレンタインデーですね。日本では女性が男性にチョコレートを贈りますが、義理チョコはもちろん、最近では友達同士で贈り合う友チョコ、男女逆転の逆チョコという習慣もあるそうですね。
さて、本命チョコといえば、やっぱり高級チョコの GODIVA(ゴディバ)でしょうか? ……なんて話をイギリス人としていたところ、あれ? 彼らはゴディバではなくゴダイバのような発音をしていました。アメリカ人に聞いたら同じような発音が返ってきました。
気になって GODIVA の公式 YouTube チャンネルでプロモーションビデオを確認してみると、やはりゴダイバでした。日本では公式サイトでもゴディバとカタカナで表記されていますが、それぞれの国で発音しやすいようにローカライゼーションしているのでしょうか。本社のあるベルギーではどう発音されているのか、気になります(どなたかご存知でしたら教えてください)。
ところでこのチョコレートブランドの GODIVA。シンボルマークは馬に乗った裸の女性です。この名前とシンボルマークは、イギリスの伯爵夫人 Lady Godiva(レディ・ゴディバ/レディ・ゴダイバ)から来ていることはご存知でしたか? 概してこんなエピソードです。
時は 11 世紀、イギリスのコベントリーの領主であるレオフリック伯爵が領民に重税をかけようとした際、領民のために止めようとしてくれた美しい伯爵夫人。このお方がレディ・ゴディバでした。伯爵は夫人に、「もしおまえが一糸まとわぬ姿で馬に乗り、コベントリーの町中を廻れたなら、その時は税を引き下げて建設計画を取り止めよう。」と言います。夫人は領民のために実行し、重税を阻止したのでした。
このレディ・ゴディバの勇気と深い愛の精神が込められたのが、GODIVA のチョコレートなのだそう。詳しくは GODIVA の公式ホームページをご覧ください。
元祖が英国夫人の名前ならば、イギリス式のゴダイバという発音が主と考えてもいいのかもしれません。
GODIVA の公式サイトには「ゴディバはその愛の精神をチョコレートに込め続けています。味わう人すべてを幸せで満たす芳醇な味わいは、人を思いやる深い愛を伝えます。」とあります。今日は友チョコでも義理チョコでも、相手を思いやって、優しい気持ちで過ごしたいですね。
おまけ :素敵なブランド名や商品名、成り立ちのエピソードは、「スピード翻訳」で翻訳し、世界の人に知ってもらいましょう! 良いお話は、時代も国境も越えて伝わります。
photo : ”Macro 2″ by Vassil Tzvetanov