英語では「パーカー」でなくて「hoodie」? モコモコあったかい「parka」

1月 30th, 2014 | Posted by maggy in 小ネタ

こんにちは、maggy です。街を歩いていたら、店頭にもう春物の衣服が並んでいてびっくり。どうやら 4 月の消費税率引き上げを前に、アパレル各社は通年よりも販売時期を前倒ししているのだとか。

こうなると、賢く冬物のセール品にするか、心ときめくままに春物に手を出すか……通年以上に板挟みです。

今から春まで使えるパーカーなら便利かもしれません。裏起毛なら見た目は軽やかでもかなり暖かいし、天候が変わりやすい春先は脱ぎ着するのに便利ですよね。

ところでこのパーカー、つまり上の写真のようなフード(帽子)付きのスウェットシャツ。英語では通称 hoodie(フーディ)と呼ばれています。もう少しフォーマルに言うと hooded sweatshirt(フード付きのスウェットシャツ)になります。

イギリスやアメリカの大学では、学校名のロゴが入った hoodie が大学の売店で販売されています。イギリスに留学していた頃、便利でお土産にもなるからなのか、周りの留学生は結構着ていました。

さて、調べてみたところ、パーカー(parka)の語源はイヌイット語で、イヌイット(エスキモー)が用いるアザラシやトナカイなどの革で作った防寒服のことなんだとか。

日本ではイヌイットの parka のデザインを元にして作られたスポーツウェアやアウトドアェアなどで、フードのついたジャンパーやスエットのことを「パーカー」と呼ぶようになったそうです(参考:parkaの語源 – Fashion-J.com)。

同様に、欧米にも parka という商品があるようです。画像検索結果を見ると、モコモコしたフードつきの防寒・防風用上着のことのよう。「パーカー」よりも parka は暖かそうです。日本語の「パーカー」より暖かそうで、語源のイヌイットの衣装に近いかも。

英語圏の国の人に「日本では、よくパーカーを着ています」などと言ったら、ずいぶん寒い国だと勘違いされるかもしれませんね。

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photo : “BluProperty” by Andres Rodriguez


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