こんにちは、maggy です。ロンドン中心部のビル建設予定地で、古い硬貨や壺、お守りや靴などの品々が 1 万点も発掘されたそうです。場所はテムズ川に程近い Walbrook。発掘物は AD47 年頃のものだと推定され、「ロンディニウム(Londinium)」と呼ばれたローマ帝国時代に作られた都市のものだそうです。
ロンドンで一箇所からこれほど多くの発掘物が見つかったのは初めてで、調査隊はここを「北のポンペイ(Pompeii of the north)」と呼んでいるとか。
グラディエーターのヘルメットを形どった、美しい琥珀のお守りも見つかりました。大変高価なものだったはずです。また、ここはかつて川底だったため、柔らかい泥に守られて、革靴や木製品がとても良い状態で保存されていたとのこと。
さらに興味深いのが、文字が刻まれた平板が 100 以上も見つかったことです。記載内容はまだ翻訳されていませんが、当時の人たちが何を考えて、どうコミュニケーションをしていたのか、そうした日常生活が明らかになる資料として、とても重要なものであるはずです。ラブレターもあったそうですよ!
このニュースについてもっと詳しく知りたい方は、BBCやロンドン歴史博物館の記事をご覧ください。
皆さんが「スピード翻訳」に翻訳をご依頼いただいているレターや資料、論文なども、数千年後に偶然こうして発掘されて、重要な歴史資料になる、なんてこともあるかもしれません。日本語の原文に加えて、英語や中国語の翻訳文もセットで見つかったら、調査隊は大助かり!?
ロンディニウムの人々の生活が早く知りたくてたまりません。早く翻訳されますように!
photo : “Roman London” by Matt From London