こんにちは、maki です。今朝の NHK のニュースで、オーストラリアで霜降り肉の和牛の精肉の生産が伸びているという報道がありました。元々は、オーストラリアの広大な大地で日本の黒毛和牛を飼育し、日本市場に向けての輸出を目的にしていたようですが、ここしばらくはオーストラリアの国内市場向け、そして日本以外の国への輸出にも力を入れているそうです。ある農場では、国内市場向けの生産が4割にまで伸びているとか。それが WAGYU と呼ばれて、流通しているのだそうです。
一般的な認識としては、欧米文化では牛肉は赤身が好まれるという風に言われていましたが、刺しの入った霜降り肉のおいしさにオーストラリアの人たちは気付きはじめたようです。あるレストランでの取材では、「ジューシーでおいしい」、「やわらかい。ステーキナイフがいらない。スプーンでも切れる」といった感想が聞かれました。
ニュースで取り上げられるぐらいだから、当然 Wikipedia にエントリーが立っているだろうと思ってみてみたら、案の定、Wagyu の項目がありました。和牛関連のめぼしい単語を拾ってみると……
- 霜降り肉 → marbled meat
- 霜降り・刺し → marbling
- 黒毛和牛 → Japanese black
- 純血種(の) → fullblood
- 和牛と交配させた牛 → wagyu-cross cattle
覚えておきましょう。何かの役に立つかもしれません(?)。
日本国外で最大の和牛の業界団体は、オーストラリアの The Australian Wagyu Association。このサイトにはオーストラリアの WAGYU 情報がたくさんありそうです。先に述べたように日本への輸出はおこなっているそうですので、貿易の自由化が進めばリーズナブルな価格の「オージー和牛」がスーパーに並ぶようになるんでしょうか。日本の畜産家もアジア諸国への輸出を始めているようですが、「オージー和牛」は強力なライバルになりそうです。
※ オーストラリア産の WAGYU は、普通の牛肉に比べると当然ですが高価なようです
「肉の日」は残念ながら昨日でしたが、おいしい鉄板焼きが食べたくなってきました……。
photo : “Wagyu beef marbling detail” by Schellack