翻訳を手配する・翻訳を依頼するときに便利な英語表現

8月 22nd, 2014 | Posted by maggy in 小ネタ

こんにちは、maggy です。先日、仕事で海外企業(欧州)のウェブサイトのローカライゼーションに携わっていることについて書きました。わたしはディレクションを担当しています。英語 → 日本語の翻訳は、翻訳者の専門家の皆さまにお願いしています。

さて、この仕事のやりとりで、先方(海外企業)から翻訳の手配を依頼されることがよくあります。本日は、その際に使う便利な英語表現をご紹介したいと思います。

まず先方が「これ(ファイルなど)を翻訳してください」と言うとき。まずは、下記のような英文を想像されるのではないでしょうか。

Please see the file attached.
Can (Could, Would) you translate it?

しかし、現場では下記のような表現がよく使われています。

Can (Could, Would) you get it translated?

「get + 目的語 + 過去分詞」や「have + 目的語 + 過去分詞」という英語表現を覚えていますか。自分が直接ではなく、他者に間接的に何かしてもらったときに使う表現です。

例えば下記の例文を見てください。

I repaired the car. : わたしは車を直しました。
I got the car repaired. : わたしは車を直してもらいました。

I cut my hair. : わたしは髪を切りました。
I had my hair cut. : わたしは髪を切ってもらいました。

日本語では自分でした場合も他者にしてもらった場合も、どちらも「車の修理をした」「髪を切った」と言えます。しかし英語で直訳すると、「え、全部自分でやったの!?」と、日曜大工が大好きなアメリカ人もびっくりな「DIY」になってしまうんですよね。

ちなみに get はより口語的なくだけた表現で、have はよりフォーマルな表現です。

また、get他人に依頼するときだけではなく、自分でやるときも使います。have のときは他人に依頼するときのみに使います。

さて、仕事の話に戻ります。先方はわたしが直接翻訳するのではなく、翻訳を手配する係だと知っているので、下記のような言い方をするのですね。

Can (Could, Would) you get it translated?
これを翻訳してもらってくれませんか?

翻訳を引き受けるときも、下記のような返答しています。

All right. I will get it translated by next week.
わかりました。来週までに翻訳をしてもらいます(翻訳の手配をします)。

翻訳する書類がなかなか届かないときは、催促しましょう。

Did you send your documents to have translated?
翻訳(の手配)が必要なファイルを送りましたか?

翻訳の手配が必要なとき、お急ぎのときは、「スピード翻訳」の「スピード翻訳」をご利用くださいね。もちろんその際には、今回ご紹介したような表現は不要です♪

photo : “Do It Yourself Boy” by Randen Pederson


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