4 月 12 日はパンの日。ところで海外で米は主食、サラダ、それともスイーツ?

4月 12th, 2014 | Posted by maggy in 小ネタ

'brown rice salad' by Stacy Spensley

こんにちは、maggy です。本日 4 月 12 日は、1842 年に日本で初めてパンが本格的に製造された日なんだそうです(参考:パンの日 – 江崎グリコ)。でも、日本のお米づくりの起源は縄文時代からであることを考えると、まだまだ新参者です。

海外での会食などの機会でよく聞かれるのが、“What’s the staple food of Japan?(日本の主食は何ですか?)”という質問です。日本の主食といえば、「もちろんお米でしょう」……と思いきや、最近はコメ離れが深刻だとか。統計局の「家計調査」の食料品支出額では、平成 23 年に 1 世帯当たりのコメの消費額が初めてパンに追い越されて話題になりました。ですので、毎回この質問の返答は、少しやっかいになってしまいます。

ところでイタリアでは、よくお米をサラダに入れるそうです。日本ではご飯と区別してか、こういうイタリア風レシピはライスサラダと呼ばれているようです。ヨーロッパでスーパーのサラダバーに行ったとき、お米(=ライスサラダ)があったので日本人としてはちょっと意外でした。ちょっと芯を残す感じの炊き具合でした。そうそう、リゾットもありますよね。

地中海のむこう側のエジプトでは、日本と同じようなお米の栽培が行われています。いわゆるジャポニカ種です。コシャリという食べ物がポピュラー。日本のお米と食感が近いこともあって、かなりおいしいです。見た目は、どこが米?といった感じですが、下にごはんが入っています。パスタもたくさん入っていますので、強力な炭水化物コンビです!

知り合いの 60 代のイギリス人は、「わたしにとって米といえば食後のデザート。子どものときに食べたライスプディングのイメージが強い」と言います。

ライスプディングとは、米をミルク、砂糖、お好みでシナモンやレーズンを入れて煮詰めた甘いデザートです。ドイツや北欧(デンマーク、スウェーデンなど)ではミルヒライスという甘いライスプディングもあるそうです。

わたしはライスプディングのドロドロの食感がどうも苦手です。でもその前提に、日本のふっくらした炊きたてのご飯のイメージを先行して持っているかもしれません。

前回、「悪魔の舌かミラクルか。『こんにゃく(蒟蒻)』は英語でどう翻訳されている?」で、欧州のスーパーの健康食品コーナーに「こんにゃくパスタ」があったことを書きました、その隣には、米の粉をこねて細長く加工した rice noodle(ライスヌードル)もありました。

日本では最近、米粉パンもありますよね。今後、米粉の海外展開にも期待しています。と、パンについて話すつもりが、なぜか米の話になってしまいました。

photo : “brown rice salad” by Stacy Spensley / “Rice Pudding” by Brad Greenlee


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